日韓首脳会談で得るものない…
読売新聞 11月5日(火)
欧州で韓国大統領【ソウル=中川孝之】韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は4日の英BBC放送(電子版)のインタビューで、いわゆる従軍慰安婦問題で日本が対応を改めない限り、「(日韓の)首脳会談をしても得るものはない」と話した。これに先立ち仏メディアでも日本を批判しており、歴史問題で欧州諸国の支持を獲得しようとの思惑があるとみられる。朴氏は英仏、ベルギーを歴訪中。BBCには、日本との関係改善が必要だと述べたうえで、慰安婦問題を持ち出し、「日本の一部の指導者は謝罪する気もなく、元慰安婦を侮辱しつづけている」と主張。現状のままでは「(安倍首相と)会談しない方がましだ」と述べた。2日付の仏紙フィガロでは、日本の政治家が歴史問題で「不適切な言動を繰り返している」と強調。「欧州統合は、ドイツが過去の過ちを改める態度を示したからこそ可能になったと思う。日本も、欧州統合の過程をよく調べる必要がある」と語った。朴大統領、やまぬ対日批判…
政府内に日中優先論読売新聞 11月6日(水)韓国の朴槿恵(パククネ)大統領が対日批判を繰り返していることに、日本政府が反発を強めている。政府内では、東アジア外交の立て直しに当たり、「日韓関係を棚上げして、日中関係を優先すべきだ」(首相周辺)との声も上がり始めた。「日本の一部の指導者は謝罪する気もなく、元(従軍)慰安婦を侮辱し続けている。(安倍首相と)会談しない方がましだ」朴大統領は、4日の英BBC放送(電子版)のインタビューで、日本への反感をむき出しにした。岸田外相は5日の記者会見で、大統領の慰安婦発言について「我が国の立場、考え方はこれまでも様々な形で説明してきた。大変残念だ」と不快感を示した。大統領は9月30日にも、訪韓したヘーゲル米国防長官に、歴史や領土問題に絡めて日本を批判し、ヘーゲル氏を当惑させたばかりだ。韓国側による反日の動きは、大統領の言動にとどまらない。韓国の裁判所では最近、戦時中に日本に徴用された韓国人(徴用工)が被害を受けたとして、日本企業に損害賠償を命じる判決が相次いだ。徴用工問題は、1965年の日韓請求権・経済協力協定で解決済みだ。韓国政府は9月9日から、東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題を理由に、明確な科学的根拠なしに日本産水産物の輸入禁止を続けている。日本は今のところ、「大局的な観点から日韓関係を構築すべく努力したい。問題があるからこそ首脳会談を行うべきだ」(加藤勝信官房副長官)との姿勢は崩していない。しかし、岸田外相が9月26日、米ニューヨークで韓国の尹炳世(ユンビョンセ)外交相と会談し、日本が韓国の主張を受け入れない考えを強調すると、韓国は外相会談にも応じなくなったという。政府内には「韓国の主張は感情論に過ぎず、冷静な議論は当分望めない」(首相周辺)との無力感も漂っている。出口の見えない日韓関係に代わり、ここにきて日中関係改善を先行させる考えが浮上してきた。中国で人気の朴大統領
日本の強硬姿勢が中韓関係を促進―韓国紙Record China 11月6日(水)2013月の11月5日、韓国・中央日報によると、韓国の朴槿惠(パク・クネ)大統領は中国で大変人気が高いが、その背景には中国の人々が朴大統領に対して抱いているある“期待”があるためだという。中国と韓国はともに日本との間で歴史問題や領土問題が起きていることから、日本問題で協力関係を結ぶ可能性があり、国際社会の舞台でも緊密に連携するだろう。5月に中国で出版された朴大統領の自伝は売れ行きが好調で、大統領の人気が中国で安定して高まっていることを示す一つの判断材料になっている。日本の強硬な姿勢は中国と韓国の関係をより確かなものにさせており、安倍首相の在任中は日本と韓国の関係が改善されるのは難しいだろう。(翻訳・編集/岡田)日韓関係、最大の障壁は「朴槿恵」自身?
J-CASTニュース 11月5日(火)19時20分配信
改善期待高まるも…「裏切り許さぬ頑固者」の評「日韓首脳会談、しないほうがマシ」発言を伝える英BBC(ウェブ版より)韓国の朴槿恵大統領が、またも海外で日本「攻撃」を繰り返し波紋を広げている。日韓首脳会談について、「慰安婦問題などが解決しない状態では、しないほうがマシ」などと発言したのだ。異例の緊張状態が続く中で、韓国メディアなどからも日本との対話を促す声が少なくない。それでも朴大統領がかたくなな姿勢を取り続けるのには、その半生から来る「特異な性格」も少なからず関わっているらしい。■BBCに「日韓会談、しないほうがマシ」「韓国の朴大統領、日本との対話は『無駄』」英BBCは2013年11月4日、朴大統領とのインタビューをこんな見出しで報じた。この中で朴大統領は、日韓関係を困難にしている課題の1つとして「慰安婦問題」を挙げ、「これらの問題が解決されず、日本が自らの考えを改めない状況で、なおも日本側がこれまでのような発言を続けるならば、首脳会談をして何の意味があるだろうか。あるいは、会談などしないほうがマシだろう」と言い切る。朴大統領は2日から8日までの日程で、ヨーロッパ各国を訪問中だ。この間、3日には仏紙フィガロとのインタビューで日本の一部政治家の発言を批判しつつ、日本にドイツの歴史問題への対応を「見習う」ように求めたほか、4日にはフランスのオランド大統領との会談でも慰安婦問題をアピールするなど、「日本批判」キャンペーンを繰り広げている。安倍政権は緊張関係の打開を目指し首脳会談に意欲的だが、一連の発言でその実現はさらに遠くなった感がある。岸田文雄外相も5日の会見で、引き続き日本側の立場を伝えるべく努力するとしつつも、朴大統領の発言には「大変残念だ」と失望を隠さない。
.韓国メディアは「そろそろ…」と対話を促すが
「今の韓国が当時(文禄・慶長の役直後)よりもかたくなにならざるを得ない理由は何だろうか。歴史は歴史、外交は外交ではないか」(朝鮮日報)「日本との首脳会談に、これ以上そっぽを向く理由はない。日本国民の嫌韓感情をいたずらに刺激する行動は慎むべきだ」(韓国日報)韓国メディアでも、こうした朴大統領のかたくなさに危惧の声が出ている。韓国の3大紙、朝鮮日報、中央日報、東亜日報などもそろって、日本との対話を呼びかける記事を掲載する。「日本寄り」の態度を示す米国の冷淡さなども韓国側の焦りを深め、「もうボールは韓国側に渡されている」(パク・ジン韓国外国語大学客員教授)といった声も出ている。
ブレーンが指摘する朴大統領の「性格」
朴大統領は日本との対話に舵を切れないのだろうか。BSフジの番組に4日出演した朴大統領のブレーンの1人、世宗研究所日本研究センター長・陳昌洙氏は番組の中で、朴大統領も国内の「反日」世論に行動を縛られている部分はあるとしつつ、「朴大統領は世論が変わっているところに乗って、自分の政策を変える方ではないと思う」と言う。陳氏によれば、朴大統領は「約束」「信頼」という部分を極めて重んじる性格だといい、日本に対しても歴史認識を「一致」とはいかないまでも、「村山談話」などを始めとする過去の政権による「約束」は守ってほしい、という心情が強いのだという。しかし安倍政権側の言動はそうした「信頼」を裏切るものであり、朴大統領には不信感が植え付けられてしまった――というのが陳氏の見立てだ。韓国紙・京郷新聞でも、朴大統領の人柄を「約束と信頼を重んじ、『裏切り』を強く憎む。信頼を失った人間にはとことん冷たい」と紹介、そうした性格は故・朴正煕大統領の娘、という特殊な生い立ちによるものだと分析している。陳氏は首脳会談の実現には、日本側の「村山談話を順守する」というメッセージが必要だとしている。しかしそれ以前に、韓国側からすれば、まず安倍首相が朴大統領の「ハート」を溶かすことが不可欠ということのようだ。韓国「慰安婦碑」設置初の失敗
産経新聞
イライラつのり「日本のせいだ!」「慰安婦記念碑に日本、組織的妨害 アメリカでの露骨な挑発」(文化日報)全米で「慰安婦の碑」建造運動を繰り広げてきた韓国だが、このところ元気がない。日本側の巻き返し(=韓国的には「妨害」)に見舞われ、米国側からの反応も冷たくなり始めた。「なぜ日本ばっかりうまくいくんだ…」たとえばカリフォルニア州ブエナパークは、その象徴的な事例だ。韓国系団体などが慰安婦碑建造を発案した当初、地元はこの問題に同情的で、韓国側には「楽勝」ムードが漂っていた。ところがこれを察知した日本の在ロサンゼルス総領事館が市議らに手紙で政府の立場を伝え、また日本国内からも「設置反対」を訴えるメールなどが大量に届けられた。結局計画は行き詰まり、韓国・文化日報は2013年10月29日記事で、「建造は挫折した」とはっきり認めている。米国各地で設置運動は進められているが、明確な形で失敗に終わったのはこれが初めてという。これに限らず、日本でも大きく報じられたグレンデールでの慰安婦像設置以後、韓国側は目立った「戦果」を挙げられていない。それどころか10月には、「慰安婦碑設置のためのチャリティー企画」をうたってロサンゼルスで開催された演奏会で、収益が主催者に事実上「持ち逃げ」される――という事件まで起きていたとLA版中央日報で報じられた。韓国内では、「在米公館の努力が足りない」などと議員から八つ当たり気味の糾弾も上がる。韓国メディアでは「政府の妨害」「右翼の攻撃」などと日本批判が続くが、旗色の悪さも自覚しているようだ。特に米国側の冷淡さは、韓国側を大いに焦らせている。韓国日報は10月21日、「日本がアメリカでうまく行く理由」と題した特派員によるコラムで、慰安婦問題をめぐり米国内で日本側の主張が強まっていることを指摘、「米国では、韓国が『日本のせい』という殻に閉じこもってしまっているために、日韓関係がうまく行かないと思われてしまっている」という現地の反応を伝えている。
相手にしなければいいだけのこと。
ウンザリだ。
騒いでるのは韓国のマスコミだけ。
まだ利口だということということだ。