福留の4回のスライディングがゲッツーを防ぎ、打った清水を助け、能見にきっちり勝ち星をつけ、チームを連敗の危機から救った。
だから、福留は新井と違って、スタメンで我慢して使っててもしょうがないと思える。
ホントは緒方とか、田上とか使ってほしくても、腹立たない。
阪神 1 0 0 3 0 0 0 0 0 4ソフトバンク 0 0 2 1 0 0 0 0 0 3
戦評
5月24日(土)ソフトバンク vs. 阪神 2回戦阪神は1点ビハインドで迎えた4回表、福留が押し出し四球を選んで同点とする。さらに清水の内野ゴロに敵失が絡み、2点の勝ち越しに成功した。投げては、先発・能見が今季5勝目。敗れたソフトバンクは、毎回のように走者を出すもあと1本が出ず、連勝は3で止まった。勝利投手 [ 阪神 ] 能見(5勝4敗0S)
敗戦投手 [ ソフトバンク ] 中田(5勝2敗0S)
セーブ [ 阪神 ] 呉昇桓(1勝0敗12S)
阪神バッテリー 能見 、安藤 、加藤 、呉昇桓 - 清水 、鶴岡
ソフトバンクバッテリー 中田 、森 、嘉弥真 、森福 - 鶴岡 、細川
虎神・能見、自己最多タイ13Kで初の鷹狩りも反省「厳しかった」
(セ・パ交流戦、ソフトバンク3-4阪神、2回戦、1勝1敗、24日、ヤフオクドーム)毎回スコアボードに照らされる「K」の文字にヤフオクドームが沸いた。能見が、自己最多タイの13奪三振。今季5勝目は、自身初の鷹狩りだったが、決して調子はよくはなかった。「三振しかアウトが取れなかったので厳しかった」奪三振ショーにも満足していなかった。6回を投げ112球。7安打3失点で降板。セットアッパーの福原がけがで離脱中でエースに求められたのは「完投」だ。だが、序盤はおもったように制球できなかった。1点リードの三回一死から四球と連打で満塁のピンチを招くと李大浩には押し出しの四球。さらに松田にも適時内野安打を許した。能見が押し出しの四球で失点するのは2012年6月17日のロッテ戦(QVC)以来で、このときも六回途中10安打4失点で降板(負け投手にならず)した。11年8月9日の中日戦(ナゴヤD)以来、自己最多タイとなる13奪三振も納得の表情ではなかった。それでも最少失点に抑えて過去9試合で0勝2敗、防御率4・55と苦手にしていたソフトバンクに初勝利。今季もリーグトップのチーム打率・279を誇る強力打線にシンプルに挑んだ。「(相手はストライクゾーンに)見えたらどんどん振ってくるから、(逆に)裏を描くとかはなかった」5月に入ってからの3試合はすべて黒星だった。前回登板の16日のDeNA戦(甲子園)から中7日での登板。調整法も工夫した。これまでは、登板翌日に外野のポール間を走ったが、60メートルのダッシュに変えた。理由は、フェンス沿いを走ると体が傾いてしまうため。直線のダッシュで体のバランスを整えることを意識した。練習の合間にはD6位・岩崎優投手(国士舘大)にバントの指導を行ったり、助言を求めてきた藤浪にもアドバイスをおくった。自らも苦心しながら、エースとして若手と向き合った。和田監督は「よくはなかったな。四回ぐらいまではアップアップだったけど、五回ぐらいから兆しがみえてきたが、その時点で球数もだいぶんいっていた。あそこ(六回)までやろうな」と話した。次は、これぞエースという投球をしてみせる。(柏村翔)
データBOX能見がソフトバンク戦(ヤフオクD)で自己最多タイの13奪三振を記録。13奪三振は2011年8月9日中日戦(ナゴヤD)以来。ちなみに1試合最多奪三振のプロ野球記録は1995年4月21日のロッテ戦(千葉)、野田浩司(オリックス)の19。阪神では68年8月8日中日戦(中日)、江夏豊の16(セ・リーグ最多タイ記録、ほか7人)