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3-0広島/

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新監督なら長期政権!金本氏待望論浮上の虎、来季若返り断行構想
サンケイスポーツ 9月26日

(セ・リーグ、広島0-3阪神、22回戦、広島12勝8敗2分、25日、マツダスタジアム)

新監督なら長期政権-。
V逸が決定的で和田豊監督(53)の続投が白紙となった阪神が、来季はチーム若返りを断行する構想を持っていることが25日、分かった。
電鉄本社と球団内ではOBの金本知憲氏(47)らの待望論が出ているが、根底にあるのはベテランや外国人依存の体質からの脱却と、先送りし続けてきた改革の実行。
新指揮官招へいの場合は、長期的なチーム作りを求めていく。

広島を下して連敗を4で止め、クライマックスシリーズには前進した和田阪神だが、残り6試合で首位ヤクルトとは4・5ゲーム差。
優勝は絶望的で、2位巨人とも2・5差だ。続投が白紙となった和田監督について、球団幹部は改めて
「(続投が)かなり厳しい状況であるのは変わらない。
その場合に備えて準備だけはしていかないといけない」
と話した。

今度こそ、チームを一から作り直す。

電鉄本社、球団内から金本氏の待望論などが浮上している阪神の、来季構想のアウトラインも判明した。
FAや外国人に依存していた体質を一掃させる。
生え抜きの育成に本腰を入れ、若返りを断行。じっくりと常勝軍団を作り上げていく。

当然、時間的猶予を与える覚悟はある。
金本氏のほか、2005年優勝監督の岡田彰布氏(57)の再登板の声も挙がっているが認識は同じ。
別の球団幹部は
「(新監督には)3年契約ぐらいを提示して、ファンにはちょっと(優勝を)待ってもらいたい」
と証言し、長期契約の準備があることを認めた。

「時間はかかったが2軍戦力も充実してきた。
今年は1軍の選手層が厚かったが、来季はそこに芽が出てきた若手をうまく入れてもらえれば」

抜本的改革は和田監督続投の場合でも進めていく方針という。
今季は最後まで優勝争いに加わったが、9月の12連戦で脱落。
昨年からの助っ人頼みは変わらなかった。
福留(38歳)や中継ぎの福原(12月で39歳)らベテラン陣が踏ん張ったが、高齢化は進むばかりで、危機感は電鉄本社-球団間の共通認識だ。

2003、05年に優勝した阪神は毎年優勝争いが義務づけられ、
「勝ちながら育てる」というジレンマとも戦ってきた。
特に今季の和田監督は1年契約。
開幕捕手に指名した2年目の梅野を途中で2軍に落とし、藤井や鶴岡を起用するなど、若手より計算できる中堅やベテランを重用した。
毎年、この繰り返しだ。

球団は数年前からドラフト2位を将来枠と位置づけ、高校生を指名して基盤強化を図ってきた。
ファームでは中谷がウエスタン4位の打率・290をマーク。
高卒3年目の北條も10本塁打、同2年目の横田も9本塁打と成長。
そんな若虎に江越、梅野らをミックスさせ、思い切った若返りを図りたいわけだ。

前日24日には坂井信也オーナー(67)、南信男球団社長(60)の会談が行われた。
中村勝広GMの急逝という衝撃もあり、本格的に動き出すのは順位確定後とみられるが、この構想は両者で一致している。

毎年の失速を繰り返さないため、根底から再建する。
新監督人事とともに虎は舵を切る。

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