橋下市長お膝元、大阪市では「駆け込み」天下り
大阪市の元幹部(63)が市の外郭団体役員を務めた後、昨年まで外郭団体だった財団法人「大阪市民共済会」理事長に7月から就任していたことがわかった。同市では、6月1日施行の職員基本条例に基づき、10月以降、関連団体への再就職は人事監察委員会による審査を義務付けており、市議からは「規制前の駆け込みの天下りだ」と批判が出ている。元幹部は健康福祉局理事で退職し、2009年4月から市社会福祉協議会の専務理事を3年間務めた。同共済会は市営地下鉄駅の売店事業などを受注している。収入のうち、市の委託などが5割未満になり、外郭団体の認定から外れたが、条例上、再就職の審査対象となる可能性が高い。
(2012年7月19日 読売新聞)大阪府、人材バンク通さず 3人「裏口天下り」
大阪府人事課が2010~11年、府の人材仲介制度「人材バンク」を使わず、当時知事だった橋下徹大阪市長が禁じていたあっせんを行い、幹部OB3人を損保会社に再就職させていたことがわかった。正規ルートを通さない「裏口天下り」で、今年4月施行の府職員基本条例では、あっせんした職員は懲戒処分対象だが、当時は対象外だった。同課は「企業の意向に応じた。天下り先確保のため、やむを得なかった」と釈明している。府人事課によると、11年1月、あいおいニッセイ同和損害保険(本社・東京)からOBの紹介を打診され、同年3月、水道企業管理者から外郭団体「府中小企業信用保証協会」に再就職していた元幹部(66)をあっせんした。元幹部は7月から同社顧問として、週2回勤務し、年300万円を得ているという。同時期に、元監査委員事務局長(65)を三井住友海上火災保険(同)に週2回・年収320万円、元人事委員会事務局長(64)を富士火災海上保険(同)に週1回・年収156万円の待遇で、顧問にあっせんした。府では長年、企業の希望に応じて課長級以上の幹部らの再就職を、人事課があっせんしてきたが、「企業との癒着が疑われる」として08年11月、当時の橋下知事が指示して人材バンク制度を創設した。現在は企業からの求人をインターネットの専用サイトで公開して再就職希望者が応募する形で、人選に府は関与しないという。退職予定者に加え、職員OBも利用できる。府人事課は「3社には数代にわたって幹部OBが再就職してきたが、人材バンク利用に難色を示された。府への求人を他自治体などに知られたくなかったのではないか。望ましくない行為だった」と説明している。一方、あいおいニッセイ同和損保は「人の紹介をお願いしただけで、人材バンクの活用は勧められなかった」としている。他の2社は「個別の採用経緯は回答できない」としている。(読売新聞 7/19)裏口天下り発覚、大阪知事「人材バンク見直す」
大阪府人事課が2010~11年に府の人材仲介制度「人材バンク」を使わず、当時禁止されていたあっせんでOB3人を損保会社に再就職させた問題で、松井知事は19日、記者団に「人材バンクが形骸化しているなら、根本から見直す」と述べ、制度を抜本的に見直す考えを示した。松井知事は今回の問題について「原因をしっかり突き止める。人材バンク制度が(あっせんの隠れみののように)アリバイ作りになっている」と指摘。4月施行の職員基本条例で新設された人事などに関する審査機関「人事監察委員会」で、現在は審査対象となっていない人材バンクを通じた再就職についても、チェックできるようにすることを検討するとした。
(2012年7月20日 読売新聞)
大阪市人権協会:住民訴訟
市有地駐車場の納付金「請求を」 市に最高裁毎日新聞 7月20日(金)大阪市の市有地を駐車場として運営していた社団法人「大阪市人権協会」(同市港区)に対して、市民団体「未来を開くオンブズマン」が契約通りの納付金約4億5000万円を協会に請求するよう市に求めた住民訴訟で、最高裁は17日、市の上告を棄却する決定を出した。約3億8000万円を請求することを市に命じた1、2審が確定した。大阪地裁判決によると、協会は94年度から、管理駐車場や市営住宅の付帯駐車場などの管理運営を委託された。だが、02~05年度に管理駐車場分を納付せず、付帯駐車場は契約の半分程度の金額を支払うのみだった。「いじめる生徒出席停止を」…大阪府教育委員長
大津市立中2年の男子生徒が自殺した問題で、大阪府教委の陰山英男・教育委員長は20日の府教育委員会議で、いじめを続ける児童・生徒への出席停止制度について「(権限を持つ)市町村教委は必要条件が整えば、ひるむことなく踏み切ってほしい」と述べ、積極的活用を呼びかけた。陰山委員長はいじめ問題に関する大津市教委の対応を「会見で言うことがころころ変わるのは非常にまずい」と批判した上で、出席停止制度について「教育委員会が決断すれば、大津の場合も(自殺を)防げたかもしれない」と発言した。出席停止制度は、いじめや暴力行為を繰り返す児童・生徒について、市町村教委が学校への出席停止を命じることができる制度で、2001年の学校教育法改正に伴い、適用条件が明文化された。しかし、活用例は少なく、文部科学省によると、10年度の適用例は中学校が51件で、小学校はゼロ。大半が教師への暴力や授業妨害で、いじめを理由とした適用は6件。大阪府では過去、適用例はないという。陰山委員長の発言に対し、ほかの教育委員から意見は出なかったが、中西正人教育長は会議後、報道陣に「市町村教委の判断だが、出席停止も一つの措置としてしっかり対応することが必要だ」と述べた。
(2012年7月20日 読売新聞)橋下大阪市長:15年の次期市長選 出馬に含み
大阪市の橋下徹市長は20日、任期満了(15年12月)に伴う次期市長選について「場合によっては出る場合もある」と述べ、出馬の可能性に初めて言及した。橋下市長はこれまで、15年4月の「大阪都構想」実現を念頭に、1期で市長職を退く考えを示していた。都構想が予定通りに進まなかった場合に備え、反対派をけん制する狙いがあるとみられる。橋下市長は昨年11月の当選時、「8年間、知事と市長をやれば僕にもがたやさびがつく。若い世代に引き継いでいく」と、1期で退く考えを明言した。この日は「公選職は1期完結という原則は変わっていない」としながらも、「進退の問題はその時にならないと分からない」と発言。都構想の実現間近に任期が来た場合などを例に挙げ、再出馬に含みを持たせた。さらに平松邦夫前市長の名前を挙げ、「平松さんが(次期市長選に)出てくるという話も聞いている。それは非常に大阪にとって危ない話だ」と述べた。平松前市長は4月の政治資金パーティーで「(市長選で)52万票をいただいた人たちの思いを受け継ぐ」と述べ、次期市長選の候補者擁立に関わる意向を表明。自らが再出馬する可能性もにじませていた。(毎日新聞 7/20)文楽見にきてや…演者がJR大阪駅でPR
大阪市の橋下徹市長が打ち出した補助金削減で厳しい運営を迫られている人形浄瑠璃文楽の中堅・若手の演者が19日、大阪市北区のJR大阪駅構内で三味線と人形パフォーマンスを繰り広げ、21日から大阪・国立文楽劇場で始まる夏休み特別公演をPRした。文楽協会の呼びかけに賛同した人形遣いの豊松清十郎さん(53)ら20~50歳代の21人が参加。午後5時から約40分間、上演予定の「西遊記」や「契情倭荘子(けいせいやまとぞうし)」「鈴の音(ね)」で遣う孫悟空などの人形を、三味線の生演奏に合わせて動かすと、帰宅途中の会社員らが足を止め、人形と一緒に記念撮影していた。太夫や劇場関係者らは公演チラシ約1500枚を配布。清十郎さんは「新しい観客を呼び込むため、演者自身も劇場を出て積極的にPRしていきたい。劇場に足を運んでもらえたら」と話した。公演は8月7日まで。
(読売新聞 7/20)「教育委員、議会で追及を」橋下市長
入れ墨問題めぐり異例の要請産経新聞 2012.7.20 23:57
大阪市の市立学校教職員を対象にした市教委の入れ墨調査をめぐり、橋下徹市長は20日の市議会委員会で、徹底した再調査を求めた市議の質問に対し「僕はしっかりやるべきだと思うが、教育行政の最高決定権者は教育委員会。教育委員を議会に呼んで、徹底的に論戦してほしい」と異例の要請を行った。教職員の入れ墨調査は、校長らによる聞き取り形式で実施。教師1人を含む10人が入れ墨をしていると申告したが、橋下市長は「市教委は校長に(調査を)丸投げした」と批判。この日の委員会でも「『胸に入れ墨をしていても、見えなければいい』と発言した教育委員がいた。僕には信じられない感覚だ」と指摘。「ぜひ住民を代表する議員に追及してもらいたい」と要請した。市によると教育委員は市議会の答弁者に登録されており、市議の要請があれば質疑に答える義務がある。「職員アンケートで精神的苦痛」
組合員50人、市を提訴へ産経新聞 2012.7.21
大阪市職員の労働組合活動などに関し、第三者調査チームが橋下徹市長の業務命令として行ったアンケートで思想信条の自由を侵害され精神的苦痛を受けたとして、全労連系の大阪市労働組合総連合(市労組連)は20日、組合員ら約50人が市に慰謝料として計約1500万円の損害賠償を求める訴訟を、30日に大阪地裁に起こすことを決めた。アンケートは2月に実施。組合側の救済申し立てを受け大阪府労働委員会が中止を勧告し、回答は未開封のまま破棄された。市労組連は「アンケートへの回答を強制され、守られるべきプライバシーが侵害された」と主張している。シュラシュラ修羅場…替え歌大ウケ♪
橋下市長「3日間謝り続ける」産経新聞 2012.7.21
コスプレ不倫騒動の渦中にある橋下徹大阪市長(43)が20日、市役所で会見し、家族に3日間謝罪し続けることを激白した。21日から土日月と公務がないことを報道陣から質問されるや「3日間自宅で謝り続けます」と報告。ペナルティーには触れなかった。21日から夏休みという学校が多く、妻と3男4女への信頼回復に努めるとみられる。また、市役所正面玄関で行われた市主催のイベント「大阪打ち水大作戦」を公務のため欠席。出席した歌手の嘉門達夫(53)が持ちネタの替え歌で♪月曜日に愛人と会い、火曜日に女房にばれた、シュラシュラシュラシュラシュラ修羅場…とやり、集まった200人は大爆笑。一方で米映画「アベンジャーズ」PRのため訪れたキャプテンアメリカとマイティ・ソーは「橋下市長とイベントに出たかった」とコメントし残念そうだった。(サンケイスポーツ)
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大阪都抗争/夏休み前
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