米政府当局が、「橋下の発言は言語道断、侮辱的。橋下は6月に訪米するらしいが誰も会わないだろう」とのコメントを出した。アメリカも日本相手には、中国と同様の態度振る舞いをするようだ。自分たちの気に食わない相手には、一切会わない。僕の発言が国際問題化したので、主張の視点を変える。僕の今回の発言には、国内に言いたいことと国外に言いたいこと、2つある。この二つの局面では中身は一緒でも言い回しが少し違うので、アメリカに向けては次のように言いたい。まず、世界第二次対戦における日本の侵略、植民地政策の過去をしっかりと受け止め、周辺国への反省とお詫びは当然の前提。そして日本軍が慰安婦を活用していたことも、これも言語道断。二度と繰り返してはならない。しかし世界は、特にアメリカは日本の慰安婦だけを、「性奴隷」として徹底的に批判する。確かに日本がやっったことは悪い。ここは揺るぎない事実だ。しかしアメリカやその他の国はどうなんだ?第二次世界大戦の責任は日本にある。ただ戦場での性の問題は、日本だけが特殊な人種として性奴隷を活用していたのではない。ドイツもフランスも、慰安所方式を活用していたし、アメリカやイギリスは、現地の女性を活用していた。朝鮮戦争やベトナム戦争では慰安所方式が活用されていたという史実もある。もっと端的に言う。アメリカの日本占領期では日本人女性を活用したのではなかったのか。戦場での性の対応策として、女性を活用するのは言語道断だ。しかしアメリカも、世界も、日本の慰安婦だけを取り上げて、日本だけが性奴隷を活用していた特殊な人種と批判する。これは違う。戦場の性の対応策として、日本は悪かった。世界各国がやっていたからと言って、日本の慰安婦活用を正当化することは許されない。しかし、日本だけを特別に非難するのはアンフェアだ。アメリカはフェアを重んじる国だ。そして人権を尊重する国だろう。日本も今は同じだ。そうであれば、アメリカも、日本の慰安婦問題だけを批判するのではなく、戦場の性の問題として、世界各国の態度振る舞いをきちんと検証すべきだ。日本を正当化するつもりはない。女性の人権を21世紀の時代、さらに尊重していくのであれば、自国の過去の歴史も振り返るべきだ。第二次世界大戦の侵略と植民地政策の責任が日本にあることは間違いない。しかし戦場の性の問題として、多くの女性の人権を蹂躙したのは、日本だけではない。世界各国、そしてアメリカも同じだ。米軍が現地女性に何をしていたのか、日本の占領期に特に沖縄女性に何をしていたのか、直視すべきだ。僕は女性の人権をさらに高めていくことに大いに賛成だ。過去を直視しなければ未来は開けない。日本が過去人権意識に乏しかったことは直視する。そのことによって、未来に人権を尊重する未来が開ける。日本は今や世界各国の中でも人権を大変尊重する国だ。日本は、慰安婦の活用について直視している。多くの国民は、それは悪かったことと認識している。ゆえに日本の自衛隊が他国で性犯罪を犯したという話は聞いたことがない。過去に過ちがあったとしても僕は今の日本を誇りに思う。しかし戦場での性の過去をアメリカや他の国は直視しているのか。第二次世界大戦当時、そしてその後の朝鮮戦争やベトナム戦争時、世界各国は戦場の性の対応として女性を活用した。形式の差はあれ、それは大した問題ではない。世界各国、戦場の性の対応として、女性の人権を蹂躙してきたのだ。だからと言って、僕は日本を正当化するつもりはない。僕の米軍に対する発言が不適切だったことは認める。しかしアメリカ国民は、日本の沖縄の現状を直視すべきだ。僕は米軍には日本の安全保障に貢献してくれていることに感謝している。しかし、少数の米兵の行状により、沖縄県民の人権が蹂躙される事態が生じる。せっかくの日米の信頼関係がこれで一気に崩れる。アメリカが人権を尊重する国であることは認めるが、人権は全世界普遍的なものだ。そうであれば、アメリカは日本の沖縄県民の人権をもっと直視すべきだ。そして国内向け。・・・
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橋下市長のつぶやき/慰安婦舌禍騒動余波1
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