虎将、致命的采配ミス連発…首位Gに4連敗
こんなラッキーセブン、あるかいな!!阪神は3-0で迎えた七回、巨人に一挙8点を奪われる無残な大逆転負け。和田豊監督(50)の下した継投、作戦、すべてが逆に出る采配ミス連発で、首位Gに4連敗を喫した。これでゲーム差は3・5。この1敗は痛すぎる…。無残な光景だった。伝統の一戦が、甲子園が泣いていた。七回。夜空に大量のジェット風船が舞い、スコアボードに屈辱の「8」が刻まれた。大逆転負けに、虎党が怒りと寂しさをにじませて、次々と席を立った。致命的な采配ミス。和田監督の繰り出したタクトは、すべて裏と出た。「継投策? それは作戦だからいえない。スタンリッジの状態は悪くなかった」会見場に現れた虎将は憔悴(しょうすい)した表情だった。首位・巨人と1・5差で意気込んだはずの前半戦最後のカードで、2連敗。深いため息を何度もついた。一回に3点を奪い、優位に試合を進めながら、負けた。勝てたはずの試合。大暗転したのは、3-0で迎えた七回だ。先発スタンリッジが無死から村田、高橋由に連打。一、二塁でマウンドに集まるも続投させた。長野に3連打を浴び、1点を献上すると犠打で一死二、三塁。9番・笠原に左の代打・石井が出てくると、代打の代打・矢野(右打者)の登場が明白な場面で、左腕・加藤への交代を選択した。加藤は矢野にあっさりと三塁線を破られ、同点に…。和田監督は「想定内? もちろん。その勝負に負けたということ」と話したが、中西投手コーチは「こっちのミス。結果が悪ければ継投ミス。裏目に出た。コーチのミス。スタンリッジを我慢して(1番)中井から安藤という選択肢もあった」と虎党にわびた。そもそも六回の攻撃、一死一、二塁で8番・藤井彰の打席の際、ネクストに森田が立っていた。ところが遊直で、二走・今成が飛び出すミスで併殺に。代えるつもりだったはずの右腕を、そのまま続投させた。そして代え時を失ってしまった末の、継投失敗だった。裏目のタクトは止まらない。加藤が同点打を許した直後の一死二塁。3連投の安藤を投入も、中井が右前打。これを今成が後逸するミスで勝ち越されると、二死二、三塁では阿部の敬遠を指示。村田と勝負したが、押し出し四球の始末。さらに緊急登板させた筒井が高橋由に中越えの走者一掃3点二塁打を浴びた。飛び交った無数のジェット風船は収拾が間に合わず。右翼芝に転がっている中でプレーが続く、悲惨なシーンだった。「投手は後ろの4人で勝ってきた。これで信頼が揺るぐことはない。また明日もいってもらう」と和田監督だが、カギはその“使い方”だ。本拠地・甲子園で巨人に4連敗するのは2007年以来、6年ぶり。聖地を包むムシッとした熱気が、試合終盤で消えた。いやな涼風が肌をつたった。
〉〉〉「継投策? それは作戦だからいえない。スタンリッジの状態は悪くなかった」
会見場に現れた虎将は憔悴(しょうすい)した表情だった。
〉〉〉そもそも六回の攻撃、一死一、二塁で8番・藤井彰の打席の際、ネクストに森田が立っていた。
ところが遊直で、二走・今成が飛び出すミスで併殺に。
代えるつもりだったはずの右腕を、そのまま続投させた。
そして代え時を失ってしまった末の、継投失敗だった。
〉〉〉「投手は後ろの4人で勝ってきた。これで信頼が揺るぐことはない。また明日もいってもらう」という和田監督だが、カギはその“使い方”だ。
勘違いするな。
信頼が揺らいだのはお前にだ、和田。
采配ミスは誰でもする。
だが、
こういう大事な試合で、こういう致命的な間違いをする監督はダメ。
これじゃ真弓と変わらない。
だが、
こういう大事な試合で、こういう致命的な間違いをする監督はダメ。
これじゃ真弓と変わらない。
やっちゃいけないことをするのは、センスの問題だと思うから。
……
この日、終戦を象徴するように大和がケガで登録を抹消された。
タイガースはホント、野村・星野以降、ここ何年も、戦力は良くなってるんだが、
監督に恵まれない。
今にしてみると、
岡田はまだ、それ以降に比べると、マシなほうだった…
タイガースの暗黒時代、
スカウトと現場、どっちが悪いのか、よく比較された。
いい選手をとってこれないのか、それとも、育てられないのか。
だが今は、育てれる云々は関係なく、金を出せば、フリーエージェント、メジャー帰りの選手を獲得でき、外国人の当たり外れもチームの命運を左右しなくなってきた。
(そう言えば、今成の父は、野村監督時代、フロント大刷新でリストラされたスカウト部長だった…)
いくら選手を補強しても、生え抜き監督にこだわってては、チームは悪くなっていく一方だ。
金本・矢野・赤星・下柳、それに桧山。
(今岡はちょっと…)
彼らが首脳陣として帰ってくる前まで、
監督は「弱い虎」時代の生え抜きにこだわらず、外から入れろ。
じゃないと、金本たちが迷惑する。