【『キャスト』(朝日放送)7月22日】橋下市長は今後どうする?
伊藤史隆(メインキャスター):日本維新の会、とりわけ橋下代表は、何を考えて今回の参院選を戦ったのか。そこのところを皆さんと一緒に見てるわけなんですけども、維新が思惑ほど数は伸びなかったとはいえ、しかし、大阪は…木原善博(朝日新聞記者):そうですね、最後の方、維新かなり盛り返したんです。一番象徴的だったのが本家本元の大阪。維新の東徹さん105万票で1位になったんですね。で、自民党に勝ったんです。これ、1週間前の出口調査で、すべてのマスコミの調査で1番は自民だったんです。最後に巻き返して抜き返したんですけども。(2位 自民・柳本 81万票)これ、全国で苦戦してることを考えると、やっぱり大阪でガンバレという民意ではないかと思うんですが…伊藤:橋下さんはズバリ、どうしたいんですかね?東国原英夫(維新の会):ん〜、まあ、今のとこ、橋下さんは、本心は仰ってないんですけど、あの〜、参院選挙後に、なにか動きがあると、なにか決断すると。私は、そう感じてます。大きな決断をすると思います。伊藤:早いうちに?東国原:そうですね、はい。…ま、いいです。小西克哉(国際ジャーナリスト):でも、あの石原さんの喋り方というか、暴言(横田めぐみさんは妾になってる)は、何とかなんないんですか?誰も止められないんですか。東国原:暴走老人ですから(笑)。小西:いつ、石原慎太郎さんと袂を分かつんですかね。東国原:それも含めて、議論していかないといけないでしょうね。小西:それはスピード感もって?東国原:スピード感もって。やるんなら、秋の臨時国会前でしょうね。それまでに総括して立て直ししないと。どういうふうに立て直すか、そこが問題です。伊藤:なるほど。で、先ほど、電話アンケートをお願いしました、「橋下代表の今後、どうすればいいか?」こういう結果になりました。「二足のわらじで頑張って」…21%「市長をやめて国政へ」…16%「市長に専念」…35%「政界引退」…28%中島岳志(北海道大学准教授):これから秋には堺市長選、来年には都構想の住民投票。正念場を迎えるわけですから、橋下代表がこれからどうするのかというのは、しっかり伝えてもらわないと困りますね。木原:そうですね、ちょっと、スケジュールをまとめてみましたが、国政選挙は3年後まで、なにか大事がない限り、ないわけですが、関西はこの1,2年、重要なんです。まずこの秋には、堺市町選があります。ここで都構想に反対する現職の堺市長と戦える候補を維新が立てられるか、どうかという…伊藤:これ、結構、日にちが迫ってまして、8月上旬には候補者立てないと。木原:そして、来年には、大阪都構想の住民投票。その次の年には、統一地方選挙(4月)と大阪市長選(11月)。これから、大阪では大事な日程が…中島:そうですね。今回の選挙で熱が冷めて、重要な話し合いが実質、始まるんだと思います。
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大阪都抗争(黎明編)/分裂か、合併か
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