阪神 0 0 0 0 0 0 1 2 0 3
楽天 0 0 0 0 0 0 0 0 4X 46月3日(火)楽天 vs. 阪神 1回戦楽天が劇的なサヨナラ勝利。楽天は3点を追う9回裏、代打・後藤の適時三塁打、代打・ボウカーの犠飛で2点を返す。その後は2死から一二塁の好機をつくると、牧田が2点適時三塁打を放ち、試合を決めた。阪神は、守護神・呉昇桓が崩れ、痛い逆転負けを喫した。勝利投手 [ 楽天 ] 宮川(1勝0敗0S)
敗戦投手 [ 阪神 ] 呉昇桓(1勝2敗14S)
本塁打 [ 阪神 ] ゴメス 11号(8回表2ラン)
阪神バッテリー メッセンジャー 、呉昇桓 - 梅野
楽天バッテリー 則本 、福山 、宮川 - 嶋和田虎、悪夢九回…3点リードから逆転サヨナラ負け
(セ・パ交流戦、楽天4x-3阪神、1回戦、楽天1勝、3日、コボスタ宮城)えっ、うそやろ?阪神は九回、3点リードを守りきれず、呉昇桓投手(31)が、打たれてサヨナラ逆転負け。和田豊監督(51)も「あの3点で勝たないといけなかった」とうなだれた。これで9カード連続で初戦黒星。首位広島も敗れて3ゲーム差は変わらないが、4位中日が虎に2ゲーム差と接近。痛すぎる負けや!!九回、底見えぬブラックホールに、虎が転落した。3点差をひっくり返されてのサヨナラ負け。八回まで1安打の好投を続けていたメッセンジャーが崩れ、途中でマウンドに上がった呉昇桓も打たれた。予期せぬ大暗転に、和田監督の表情も凍りつくばかりだった。「あの3点で勝たないといけなかった。(呉昇桓は)芯でとらえられていた」楽天先発の則本から、メッセンジャーの押し出し四球で七回に1点を先制。八回にはゴメスの2ランで引き離した。メッセンジャーはゼロ行進を続けていたが、九回に連打で1失点。指揮官は「その前に塁に長くいた影響があるかもしれないけど」と九回一死から四球を選んだことを原因に挙げた。3-0から1点を返され、なお無死三塁の場面で守護神がマウンドへ。代打・ボウカーに中犠飛を許し、1点差に詰め寄られたが、二死走者なしだ。このあと岡島に二塁内野安打で出塁され、ジョーンズ四球後の一、二塁。牧田に右越えの2点打を浴び、悲劇の終幕となった。ここ登板3試合で2度の救援失敗となった呉昇桓は「(イニング途中での登板は)難しいことはない。それが自分の仕事だから。準備はできていた」と話したが…。絶対的な安定感に、綻びが見え始めている。「タラレバ」であることは、分かっている。だが、どうにも悔しさが残るシーンもある。メッセンジャーが先頭の西田に中前打を許し、代打・後藤に左翼マートンの頭上を越える適時三塁打を浴びた場面。ベンチには守備力の高い俊介が残っていた。イニング最初から、守備固めに入る選択肢はなかったのか-。指揮官は「流れを変えたくなかったのと、なにかあったときに次(の打席)があるわけだから」と説明した。牧田を迎えたところで結局、俊介は左翼についた。これで9カード連続で初戦を落とした。どうにも“呪縛”から解放されない。和田監督は「もちろん、(あしたは)絶対に取らないといけない」と最後に力を込めた。これで2012年から楽天には6連敗で、交流戦首位の4位中日が虎に2ゲーム差と迫ってきている。後味の悪すぎる敗戦だが、切り替えるにはダメージが大きすぎる。(栃山直樹)
いくらエースが抑えても、いくら4番が決勝点を奪っても、
そして、いくら必勝パターンの抑えを9回のマウンドにセーフティリードで送ろうとも、
監督が当たり前の、素人でも思うような、当たり前の備えを怠ったら、
このようになカタチで負けるという典型例。
和田はオ・スンファンで勝ちゲームを2度落とした。
最初は、オスンファンの球を受けたことのない捕手の起用。
次は、当然の守備要員起用を怠ったこと。
高い授業料だ…
って、今シーズンで最後じゃないんか(笑)。
今更、なにやっとんねん。
結局、監督としてのセンスがなかったってことだ。
4番がいても、エースがいても、抑えがいても、選手層が厚くても、
優勝できないのは、巨人がいるからというより、監督が和田だから、
真弓だから、そして…掛布だから(笑)。
「やらしてみなきゃわからない」なら、GMなんていらんだろ。
「す・またん!」
ナレーション:昨日のメッセンジャーはストレートよし、変化球よし、6囘まででわずか1安打投球。そんなメッセンジャーに先制点をプレゼントしたのは、0-0の7回。ここまで2試合連続完封勝ちの則本投手から、ワンアウト満塁のチャンスをつくると、バッターはメッセンジャー。なんと押し出しのフォアボール。これで先制。さらに8回、ワンアウト1塁から、4番ゴメスのひと振りは、レフトラッキーゾーンへの11号2ランホームラン。3-0と楽天を突き放した阪神。これで誰もが勝ったと思ったのですが…しかし、9回の裏のなんと、4点を奪われ、メッセンジャーのビジター初勝利も、交流戦のカード初戦白星も、全て吹き飛んだ阪神。悪夢の逆転サヨナラ負けとなってしまいました。さあ、藪さんのあげる敗因は…「詰めが甘すぎる」
藪:まあ、用兵に関してはいろいろ言いたいことあるんですけども、まず、マートンのところになんで代走を…アナウンサー:ああ、8回のゴメスのホームランで3-0と点差が広がって、勝ちを確信した人も多かったと思うんですが、そのあとマートンがすぐ、ヒットで出るんですね。流れは完全にタイガースでした。藪:はい。ここでもうマートンの役目は終わりのはずなんです。守備固めを視野に代走を置くべきところ…ベンチには俊介もいたんでね。アナウンサー:そこで守備を固めとけば、こういうことにはならなかったであろうと…藪:そうですね、あの後藤のフライがね、取れたんじゃないかなと…アナウンサー:9回の裏、メッセンジャー完封ペースと言われてたところ、マートンの頭を越すタイムリーヒットが出るんですね。あそこ、俊介だったら、取れてたと…いうことですね。藪:もう少しで届くところでしたからね。まあ、結果論ですからね、でもこういうこともあるから、代えとくべきだった、ということでしょうね。アナウンサー:それにしてもメッセンジャー、それまで1安打で、楽天打線、手も足も出ないって感じだったんですけどもね。これでビジター初勝利か、っていうところだったんですが。もったいなかったですね。森:一体何が起こったんですか…?アナウンサー:それで気になったのが9回の表のシーンなんですが、バッターボックスにメッセンジャーが立ったんですが、ノーアウトランナーなしのシーン。ストレートのフォアボールで、メッセンジャー歩かされるんですね。森:え、ちょっと待って、ここは、普通、三振するとこちゃうの?藪:そうなんです。だから、ストライクはいらないと思ったら、ボール球でもいいから振ればいいんですよ。森:三振になって、ベンチに帰って休めよ、と。そういうシーンですよね。それで9回に備えてくれと…藪:だから3ボールになったら、わざと振っていいよ、と。ベンチから指示出すべきだったと思います。森:でも、メッセンジャーも自分でそう思いませんの?藪:いやー、もう一点欲しいと思ったんですかね(笑)。アナウンサー:結局、この回、ランナーに出て、そのまま点が入らずチェンジになったんです。それで休めず、準備も少なかった。森:オスンファンは大丈夫なんですか?藪:まあ、長いシーズンこういうこともあります。全然大丈夫ですよ。ただ、昨日の試合は、最後、流れが向こうに行ってしまった後での交代だったので…まあ、それをくい止めるのがクローザーの仕事ではあるんですけどもね。