桑田 ラジオ謝罪【ほぼ全文】「家内の杞憂が現実に…」
デイリースポーツ 1月18日サザンオールスターズの桑田佳祐(58)が17日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」で、昨年の年越しライブでの一部演出について、14分間かけてあらためてファンに説明し、謝罪した。以下、桑田の14分ほぼ全文
お正月休み、いただいていたんですけども、私、ネットとかやらないものですから、世間の話題に疎いといいますか。最近になってご批判をいただいていることを知りました。1月3日と先週の放送も3日に収録したものだったんですけども。その時点では私自身気付いておりませんで、ノーテンキで申し訳ございません。対応が遅くなって申し訳ないんですが。今週の木曜日(15日)にお詫び出させていただいたいたんですが、それについて私の口からご説明させていただきたいと思います。(ファンからのメールを読み上げる)『オークションギャグはやるべきじゃなかった。客観的に見ても批判されても仕方がないかな、と思いました』(続いて桑田がネット上で批判された内容などについて状況と経緯を説明)(1)紫綬褒章をポケットから取り出した件年越しライブの4日間のライブの中で、4日間ともお客様にお披露目しようとする場面を(ステージで)いたしました。3日間は木箱に入れて、白い手袋をしたスタッフが私に丁寧に手渡してたんですが、4日目のライブだけは、紅白と年越しというのがありまして。すでに言い訳になってしまってますけども、時間調整に舞い上がったりしたのもあり、段取りを間違えてあのように扱ってしまいました。大変反省しておりますし、心より、心よりお詫び申し上げます。(2)天皇陛下のモノマネを披露した件昨年秋の(紫綬褒章の)皇居での伝達式の話をみなさんにお話する時に、伝達式の陛下のご様子を皆さんにお伝えしようとしたというとこが…私の浅はかなところで。大変失礼にあたり、私自身、大変反省しております。(3)紫綬褒章をオークションにかけるギャグオークションのパロディーはジョークにしたつもりだったんですけども、軽率。こういう場面で下品なじょうだんを言うべきじゃありませんでした。うちの神棚から紫綬褒章を持ち出す時も、家内が「大丈夫?」なんて言ってたんですが、家内の杞憂が現実になってしまいました。(4)紅白出演時につけていたちょびヒゲアドルフ・ヒトラーという人もいたようですが、ヒットラーのつもりは全くありません。31年ぶりに紅白出させていただくというということで、緊張しておりまして、笑いをとりたいな、と。本当ははげヅラかぶろうかな、と思ってたんですが。結局、ちょびひげを頼んでおいたんです。ちょびひげというとコントの定番なんですが、そこをヒトラーと結びつける人がいるということに驚いております。(5)「ピースとハイライト」の歌詞についてこれについていろいろな方がネットで私の意図とは違う解釈をされていることに驚いておりまして。この曲、一昨年の夏に発売して、歌詞は春に作ったのかな。集団的自衛権とかも話題になる前だったと思うんですけども。東アジア全体で起こってる問題として作った歌詞なんでございます。二度と戦争などが起きないように仲良くやっていこうよ、という思いを私は込めたつもりなんですけども。たかが歌ですのでたいした力はないかもしれませんけども、希望の苗を植えていこうよ、地上に愛を植えていこうよ、というメッセージをね。平和を願う者として今後も時折こういうメッセージを発信していきたいと私は思っております。※ここで「ピースとハイライト」をオンエア。◆ここで改めてファンへ。
今までもいろんなことを言われたり書かれたり、語られたことはあるんですけども。大衆芸能を生業にしてると、誤解とか曲解とか避けて通れない。今後ともよろしくお願いします。昨年の年越しライブの一部の内容についてお詫びを説明させていただきました。いい年して失敗したり、相変わらずのおっちょこちょいなことをやったりしてますけどもね、これからもサザンオールスターズをどうぞよろしくお願いしたいと思います。不愉快極まりない思いをさせた方々には、ごめんなさいとか申し訳ないじゃ済まないと思うんですけども。ファンの方がとても温かくて、頑張れよ、とかどんまいどんまいというメールやお手紙をいただきまして。きちっと反省するところは反省して、気持ちを切り替えてアルバムとツアーに、サザン、舵を切らせていただけたらと思うわけでございます。サザン桑田の謝罪にファン「ガッカリした」
J-CASTニュース 2015/1/16
作家からも「この程度の批判精神」と散々けなされる年越しライブや紅白歌合戦での演出についてサザンオールスターズの桑田佳祐さんが謝罪コメントを発表したことに、ファンの間では「すごくがっかりした。なんで謝るんだよ」と失望が広がっている。作家の東浩紀さんからは「世間の顔色見すぎだよね」と批判され、フィフィさんからは「世間に言論の弾圧をされたというアピールにはなるよね」という皮肉な見方をされてしまった。「謝らない桑田さん格好良かったのに」と失望
桑田さんと所属事務所アミューズは2015年1月15日、連名で謝罪文を発表。年越しライブで紫綬褒章をズボンのポケットから取り出し、オークションにかけるマネをしたとされるパフォーマンスについて、「表現方法に充分な配慮が足りず、ジョークを織り込み、紫綬褒章の取り扱いにも不備があった為、不快な思いをされた方もいらっしゃいました。深く反省すると共に、ここに謹んでお詫び申し上げます」と謝罪した。また、紅白に出演した際のチョビひげについては「お客様に楽しんで頂ければという意図であり、他意は全くございません」と釈明した。一連のパフォーマンスは、「紫綬褒章への敬意を欠く」「安倍晋三首相をやゆしたのでは」と批判を浴びていた。11日にはアミューズが入居するビルの前に日の丸を掲げた集団が押し寄せ、「国民に向かって謝罪しろ、出てきて釈明しろ」と抗議活動を行う騒ぎに発展した。今回の謝罪を受け、サザンファンからは、「大人の事情なんだろうけど桑田佳祐さんガッカリだ」
「ロッカーなんだから謝る必要全くなし。この謝罪文で桑田さんにちょっとガッカリした」
「謝らない桑田さん格好良かったのに」という声がツイッターなどネット上に広がっている。謝罪へ追い込まれた形となったことに「カッコ悪すぎ」「とことん貫けばいいのに」という意見も目立つ。批判していた人たちからは「これで納得する愛国者は少ない」「自己保身だけを心配しただけで反省してない」とさらに追い打ちをかけられた。「世間に言論の弾圧をされたというアピールにはなるよね」
東さんは一連の騒動について「とにかく決着はついたね。批判だったとしてもこの程度の批判精神だったということだ」とツイッターで見立てを語る。「政権以前に世間の顔色見すぎだよね」と手厳しい。桑田さんのパフォーマンスに対し、一部の人たちが政権批判、表現の自由と弁護していた動きがあったことは「絶賛して擁護してた人たちが滑稽」とバッサリ切って捨てた。また、「価値を見出せないのであれば辞退するべきでしたね」と当初からパフォーマンスを批判していたタレントのフィフィさんは「例えばフランスの件があった、このタイミングで自分のパフォーマンスについて謝罪したとする、世間に言論の弾圧をされたというアピールにはなるよね」と皮肉っている。サザン桑田の謝罪に抗議団体「今後も監視は続けていく」
東スポWeb 1月18日国民的人気バンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(58)と所属事務所「アミューズ」が、昨年末大みそかの“不敬パフォーマンス”について15日に謝罪コメントを発表し、17日に桑田がパーソナリティーを務めるラジオ番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」(TOKYO FM)の冒頭で謝罪した件を受けて、抗議活動を行った団体が18日、都内で会見を行った。書面で「『サザンオールスターズ年越しライブ2014に関するお詫び』に対する声明文」を発表。団体の一つである「牢人新聞社」の渡邊昇氏(41)は、改めてアミューズとの経緯などを説明。「声明文はネット上でも公開する」とした上で「公の人間なら公の場できちんと謝罪会見をすべき。この抗議は(相手にダメージを与えるということでなく)きちんと(政治的な問題などを)分かってほしいという思いから。今後も監視は続けていく」とした。サザン桑田“火消し謝罪”の舞台裏
東スポ 2015年01月17日国民的人気バンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(58)と所属事務所のアミューズが15日、昨年大みそかの年越しライブでの“天皇不敬パフォーマンス”について謝罪コメントを発表した。この問題は本紙が14日付の1面記事で詳報し、大きな波紋を呼んでいた。自身のライブでは、演出面も含め細部にまでこだわりを持つ桑田だけに、この結末は今後のアーティスト人生を左右するほどのショックに違いない。そうまでしてこのタイミングで“火消し”しなければいけなかった理由とは…。舞台裏を徹底追跡した――。問題となったのは先月31日に横浜アリーナで行われたサザンの年越しライブ「ひつじだよ!全員集合!」でのパフォーマンスだ。桑田は昨年11月に受章した紫綬褒章をジーンズの後ろポケットから無造作に取り出し、客席にアピール。そこまではまだ良かったが、その後のMCで「え~、まずは5000円から行きましょう。欲しい人~?」と即席オークションのパフォーマンスを始めてしまった。さらに宮中参内・拝謁を示唆してか、「お元気ですか。朝からご苦労さまでございます」と、明らかに天皇陛下とわかるモノマネも披露。この時点で単なる悪ノリでは済まなくなった。今月11日には「天皇陛下を侮辱した」と右翼系団体が東京・渋谷区にある所属事務所のアミューズ前で抗議運動を展開。公開質問状を同社に送付したことは本紙既報通りだ。ネット上でも桑田のパフォーマンスは話題となり、巨大掲示板ではこの件に関するスレッドが乱立。大半が桑田に批判的な書き込みだった。こうした世論の高まりを受け、アミューズは対応を協議。この日、桑田との連名で謝罪書面を発表するに至った。文中で桑田側は、一連の言動について「感謝の表現方法に充分な配慮が足りず、ジョークを織り込み、紫綬褒章の取り扱いにも不備があった為、不快な思いをされた方もいらっしゃいました。深く反省すると共に、ここに謹んでお詫び申し上げます」と謝罪。また、ライブで×印がつけられた日本国旗や「中國領土 釣魚島」と書かれた映像を流し、それが一部で「反日思想だ!」と反発を招いていることに対しても「緊張が高まる世界の現状を憂い、平和を希望する意図で使用したものです」と釈明した。エンターテイナーを自負する桑田が自身の言動で謝罪するのは異例中の異例。そうまでしなければならなかったのは、事務所経営を左右する看板アーティストだからだ。アミューズはれっきとした東証1部上場企業。この手のスキャンダルはそのまま企業イメージの悪化につながりかねず、火消しを急ぐ必要があった。しかもサザンは同社の屋台骨で、10年ぶりのオリジナルアルバムが3月31日に発売されることが元日に発表されると、大発会の1月5日に株価は一時、昨年12月30日比190円高の3675円にまで上昇し、昨年来高値を更新した。「逆に言えば、サザンの一挙手一投足が経営に直結するということ。3月には社の命運を懸けた一大事業『東京ワンピースタワー』の開業も控えている。大事な時期だけに、事務所が神経をとがらせるのも、無理はありません」とは芸能プロ幹部。6日以降、株価は3400円を割り込む時期もあり、15日の終値は前日比10円安の3430円。一連の不敬パフォーマンスが影響したかは不明だが、ここ数日は伸び悩んでいた。一方、桑田本人のダメージを危惧する声も上がっている。「彼はライブの演出や構成には強いこだわりを持っている。それが今回否定されたわけだから、アーティストとしてこれ以上のショックはない。これまでの桑田イズムが失われないか心配だ」(音楽関係者)なお、先日の抗議運動を行った「牢人新聞社」主幹の渡邊昇氏(41)は本紙取材に「やっと問題を認識してもらった」と一定の評価はするものの「18日に行う記者会見で最終的な見解を明らかにしたい」と話すにとどまった。騒動はまだ尾を引きそうだ。サザンファンの爆笑・太田は
「桑田佳祐がどんだけ日本を明るくしたか」東スポ 2015年01月17日「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(58)と所属事務所のアミューズが15日、昨年大みそかの年越しライブでの“天皇不敬パフォーマンス”と、NHK紅白歌合戦に特別出演した際のチョビヒゲ姿について謝罪コメントを発表した。年越しライブを行う横浜アリーナから生中継された際、桑田はナチスドイツの独裁者ヒトラーを思わせるチョビヒゲをつけて画面に登場。それに対する説明もなかったため、ネット上では安倍晋三首相に否定的な桑田が「安倍首相をヒトラーになぞらえたのでは?」と臆測を呼んだ。これに対し、桑田側は謝罪書面で「紅白歌合戦に出演させて頂いた折のつけ髭は、お客様に楽しんで頂ければという意図であり、他意は全くございません」と説明。政治的な意味はないことを強調した。一方で、すぐ騒ぎ立てる社会の風潮に苦言を呈したのが、大のサザンファンで知られる「爆笑問題」の太田光(49)だ。1月13日深夜放送のTBSラジオ「爆笑問題カーボーイ」の中で、サザンの社会風刺はデビュー当時から行われていることで「あれをなぜ安倍政権批判と思うのか不思議だ」と擁護。ネットなどで、桑田が「反日」とやゆされていることについても「桑田佳祐がどんだけ日本を明るくしたか。どんだけ日本人を勇気づけてきたか!」と声を大にした。サザン桑田に右翼抗議
東スポ 2015年01月14日
ライブでの不敬パフォーマンス問題に国民的人気ロックバンド「サザンオールスターズ」の桑田佳祐(58)が右翼系団体の猛反発を招いている。発端は昨年末に行った年越しライブでのパフォーマンス。桑田が昨年11月に受章した紫綬褒章をステージ上で、ファンを盛り上げるための“道具”として使用したり、日本国旗に「×」マークをつけた映像を流したことから、右翼系団体が「天皇陛下への侮辱行為だ!」と激怒。11日午後には東京・渋谷区にある所属事務所前に現れ、抗議運動に出たのだ。警察も出動した緊迫の現場を緊急リポートする――。「ライブでの不敬な言動! サザン桑田は猛省せよ!」
横断幕にはそう書かれていた。所属事務所「アミューズ」前には約30人の男女が集結。それぞれが桑田に対し、シュプレヒコールを上げた。問題視されたのは、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦でも生中継されたサザンの年越しライブ(横浜アリーナ)だ。ここで桑田は紫綬褒章をジーパンのうしろポケットから無造作に取り出し、客席にアピール。ステージ上のMCでは「紫綬褒章をネットオークションに…」との爆弾発言まで飛び出した。11月に都内で催された褒章伝達式を振り返った時には、明らかに天皇陛下と思われるモノマネも披露したという。さらに「ピースとハイライト」を歌った際には、ステージ後方に×印がつけられた日本国旗や「中國領土 釣魚島」と書かれた映像が流れた。これに激怒したのが、右翼系団体だ。冒頭の横断幕を広げ、拡声器で「サザン桑田は出てきて釈明しろ!」「アミューズと桑田は国民に対して謝罪しろ!」と、約1時間にわたって声を張り上げた。物々しい雰囲気に現場は騒然。やじ馬も続々と集まりだし、私服職員を含む警察官数人と警察車両も出動した。今回の抗議運動を主宰した「牢人新聞社」主幹の渡邊昇氏(42)の言い分はこうだ。
「我々は表現・言論の自由を潰そうとしているわけではない。ただ、日本人としてやっていいことと悪いことがある。今回の桑田のパフォーマンスは天皇陛下に対する侮辱、国家の尊厳を踏みにじる行為だ。日本固有の領土である尖閣諸島を『中国領土』とした映像は国益を無視するもので、断じて見過ごすことはできない」同氏は一連のパフォーマンスに至った経緯や事実関係の確認を求め、公開質問状をアミューズのポストに投函。5日以内に納得のいく回答がない場合は「再度、協議して今後の活動を決めていく」(渡邊氏)というが、現時点で桑田やアミューズから明確なリアクションはない。その一方で、サザンのライブは過激なパフォーマンスがウリでもある。美女ダンサーに抱きついて腰をカクカク振ってみたり、客席に水をブチまけたり…。それらを引っくるめてサザンなのだ。今回の年越しライブも会場の雰囲気は「いつもと変わらず大盛り上がりだった」(一般客の男性)。問題となった桑田の言動に対しても、客席からは笑いが巻き起こっていたという。「批判されている『ピースとハイライト』も一部で政治的と言われているが、もとは世界平和を願った曲。×印の日本国旗や『釣魚島』の映像は、中国との間で領土問題が存在し、解決の糸口すら見えないことを伝えたかっただけだと思う。つまり右翼的思想も左翼的思想もなく、問題提起をしたかっただけ。桑田一流のパフォーマンスですよ」とは音楽関係者。しかし、それが全員に正しく伝わるとは限らない。ネット社会となったいま、動画は瞬時にアップされ、ライブの一部分を切り取ったものが出回るようになった。ツイッターなどで桑田の発言をリアルタイムで知ることもできるようになった。桑田本人に悪意がないのは当然だが、一部分を切り取った画像を見た人が「桑田は反日だ」と思い込むことを止めることはできない。紫綬褒章を受章した当時、本紙は桑田が照れ隠しのために、勲章をライブの“小道具”に使用する可能性を報じた。それは「桑田ならやりかねない」ということだったが、今回ばかりはそのサジ加減を誤ってしまったようだ。
《桑田本人に悪意がないのは当然だが、一部分を切り取った画像を見た人が「桑田は反日だ」と思い込むことを止めることはできない。
紫綬褒章を受章した当時、本紙は桑田が照れ隠しのために、勲章をライブの“小道具”に使用する可能性を報じた。
それは「桑田ならやりかねない」ということだったが、今回ばかりはそのサジ加減を誤ってしまったようだ。》
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それをこんなに大騒ぎする、非寛容で優しくない、ヒステリックな連中。
天皇陛下への不遜を怒る気持ちはわかるが、
群れを組み、声を大きくして主義主張を『押し付ける』連中に共感はできない。
で、最後にこの記事を…
世界に逆行…
サザン桑田も爆笑問題も謝罪するこの国の息苦しさ日刊ゲンダイ 1月18日
世界中が言論の自由のために結束しているのに、この国だけが逆行している。そう思わざるを得なかったのが、サザンオールスターズの桑田佳祐と爆笑問題の謝罪である。桑田と所属事務所のアミューズは15日、昨年末のライブやNHK紅白歌合戦での中継で見せたパフォーマンスについて、「配慮が足りなかった」「不備があった」などと謝罪した。爆笑問題は年明けにNHKのお笑い番組に出た際、「政治家ネタは全部ダメと言われた」ことをラジオのレギュラー番組で暴露、NHKの圧力として、大きな話題になったが14日、「政治ネタを言うなというのは、打ち合わせの段階で僕らは了承しているし、NHKでなくても民放でもある」(太田光)などと弁明。「言論統制なんてない」(同)と、軌道修正した。桑田のパフォーマンスなんて、目くじら立てることではないのに、謝罪に追い込まれたのはネトウヨを中心に批判が集中したからだろう。爆笑問題についてはNHKの籾井会長が会見で「個人名を挙げてネタにするのは品がない。しゃべる人も品性や常識があってしかるべき」と語ったことも無関係ではないはずだ。2人とも芸能界では大物なのに、こうした“圧力”にすぐに反応する風潮って何なのか。言論の自由も何もないじゃないか、と思ったら、NHKは今月1日から15日までオンデマンドで紅白を配信した際、桑田の場面をカットしていた。NHKに理由を聞くと、「権利の関係などにより、部分的に配信しないことがあります」と答えたが、NHKが期間限定で「配信させてくれ」と頼んで、断る事務所があるだろうか。桑田が紅白で歌った「ピースとハイライト」は明らかに安倍政権の近隣外交に警鐘を鳴らしたメッセージソングだ。ネトウヨは「サザンの電波ジャックだ」と騒いでいた。それだけに配信カットは見過ごせない。ジャーナリストの鳥越俊太郎氏はこう言った。「彼らが謝罪したのは本人の意向なのか、事務所が“わずらわしいから”とやらせたのかは知りません。とはいえ、枠からちょっとでも外れたことを言うと、突出してしまい、こうした事態に追い込まれるのは実にイヤな風潮です。フランスの風刺画については、ちょっとやりすぎと思ったが、日本は自主規制なのだから、もっとヒドイ」日本は今や、言論の自由において、北朝鮮以下である。識者に聞く
NHK「政治ネタ却下」騒動と「表現の自由」危機日刊ゲンダイ 2015年1月9日これも「公平中立な報道」の一環なのだろうか。7日未明放送のラジオ「爆笑問題カーボーイ」でNHKからの“圧力”を暴露した「爆笑問題」。3日に生放送された「初笑い東西寄席2015」の制作サイドが政治家ネタにNGを出したと明かし、太田光(49)は「プロデューサーにもよるけど“自粛”なんですよ。政治的圧力は一切ない」、田中裕二(49)は「それが色濃くなってるのは肌で感じたね」と語った。NHKは「放送にあたって娯楽番組の打ち合わせを出演者とする際、その中身について普段から明らかにすることはありません」(広報局)というが、この一件に「民放もNHKの姿勢に合わせていくことになれば、テレビ全体に猜疑の目が向くのも時間の問題かもしれません」と話すのは上智大の碓井広義教授(メディア論)だ。「以前、自民党が民放各局に公平中立な報道に配慮するよう要請したのも正直、圧力だと思います。籾井(勝人)さんが会長になって以降、目に見えない自主規制をたくさんしているんだろうなと感じました。ネタうんぬんに限らず、扱うニュースの順番、長さ、論調に至るまで気にしているのではないでしょうか。しかも今回、そういった空気がエンターテインメントにまで浸透しつつあるということがハッキリした。これは嫌な世の中になってきているなと。『爆笑問題』はこれまで何度も生放送をこなしてきたプロですから、どこまでならOKか分かっているはず。それなのに過剰に気にして表現の自由を奪うのはいかがなものか。今の政治家は特に器が小さいところもあるから過敏になるのかもしれませんが、今回NGの前例をつくってしまったことで、今後の影響が気になります」一方、民放はというと、元日の「爆笑ヒットパレード」(フジテレビ系)では爆笑問題の政治ネタはなかった。しかし、昨年12月26日深夜放送の「検索ちゃん ネタ祭り」(テレビ朝日系、※事前収録)では、太田が「小渕優子なんて当選した瞬間、“小渕ワイン”で乾杯。ルネッサ~ンス! その後、だるまの目にドリルで穴開けて」とボケ、「うちわ問題」で蓮舫(47)が松島みどり(58)を追及する場面を顔マネを交えて再現。これぞ爆笑問題の本領だろう。安倍政権に対して弱腰及び腰をバラされてしまったNHK。4日から始まった大河ドラマ「花燃ゆ」も、安倍首相のご当地・山口を舞台にした「ゴマすり大河」といわれているが、政治介入もないのに、勝手に忖度して自主規制とは愚の骨頂だ。
ヒステリックで偏狭な連中の言葉狩りは奏功した。
非常に嫌な気持ちにさせるニュースだが、
一歩離れてみた場合、
桑田に対し、「謝るなんて、ロッカーじゃない」とか言ってる連中の話を聞くにつけ、逆に感じることもある。
フランスのように、よその宗教をバカにしてテロの引き金 自分から引いておいて、
なお『謝らない』どころか、『逆撫で』を続けてるエセ博愛主義者の連中と比べて、
「この国の『和の精神』は、なんと どこまでも平和を愛す」のか、と。
苦々しいが、
桑田は『損して、徳を採った』と解釈したい。
調子乗り過ぎで顰蹙高まり、そのうち勝手に自爆するであろう連中を軽くいなしたと。