この試合も負けはしたが、中継ぎの起用法に、
去年までにはやらなかったし、できなかったものを見た。
「やり返せ!」とばかりに松田を、石崎を投入。
去年までの和田や、その前の監督だったら、バカの一つ覚えの中継ぎ投入(西村とか、榎田とか、去年の福原とか安藤とか)で勝ちゲームの継投を夏場にバテさせ崩壊させ、その選手寿命も果てさせた。
監督の采配が変わったというより、投手の駒がそれだけ揃ってきてるってことだろう。
安藤にも福原にも念入りに休養を取らせ、松田ら若手にはしっかり「やり返し」をさせて信頼の絆と自信をつくってる。
西岡2番の打線のカタチと、持ち場が固まりつつある中継ぎ陣。
優勝への手応えは揺るぎなく、引き続きある。
和田阪神が競り負けた。守備のミスも絡んだ初回の3失点をひっくり返せなかった。11敗目を喫して最下位広島とはゲーム差なし。伝説のバックスクリーン3連発から30年、和田阪神が記念すべき「4・17」にあと1本が出ずに敗れた形となったが、和田豊監督(52)は「負けて言うのもなんだけど、これまでの10敗とは違う雰囲気が出てきたから。明日からそういう気持ちをもって戦いたいと思います」と前向きに話した。