「日本の歴史」学習まんが活況…「ビリギャル」人気が一役
読売新聞 2015年06月20日
小学館の『学習まんが 少年少女日本の歴史』シリーズは、マンガ家に絵柄などを教える膨大な「指示書」を元に作られた。
日本の歴史を解説する学習まんがの市場が活況を呈している。
老舗シリーズの売れ行きが急上昇したり、新シリーズの創刊があったり……。
いったいどうして!?
1981年から刊行が始まった『学習まんが 少年少女日本の歴史』(小学館シリーズ、1セット全23巻)はこのジャンルの草分けで、学校図書室にも置かれるようになった。
衣装や建築物に至るまで専門家が考証し、背景までしっかりと絵を描き、データもふんだんに取り込んでいるのが特徴だ。
このため通販サイトでも評判が高く、近年も年に2回は重版し、累計発行部数は1800万部を超える。
このシリーズの販売数が、昨年から再び急上昇している。
話題作『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(『ビリギャル』)(KADOKAWA)で、著者の塾講師が、小学館シリーズをお薦めと紹介したからだ。
2013年12月に刊行の『ビリギャル』は、単行本と文庫本合わせた累計発行部数が100万部と絶好調で、歩調を合わせるかのように小学館シリーズの14年の販売数は、13年(5100セット)をはるかに上回る1万4100セットに急上昇。
今年は『ビリギャル』の映画化もあり、4月までに7400セットを販売した。
1セット約2万円で、初版から30年以上たっていることを考えると、この売れ行きは驚異的と言えよう。
期せずして他社の本を宣伝した形になったKADOKAWAも6月30日、『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』(全15巻)を創刊し、学習まんが市場に参入する。
同社は「角川つばさ文庫」を創刊し、児童文庫の分野で成功した経験から、児童書には魅力が大きいと判断。
「学習まんが市場もまだまだ開拓でき、伸びる市場」と捉えている。
同社は、子どもが手に取りやすいことを強く意識した。判型を四六判と小さくし、ソフトカバーに。
カバーの絵はスタジオジブリ作品で有名な近藤勝也など有名イラストレーターらが担当し、漫画も似た雰囲気の絵柄にした。
また、全体の流れをつかむことを重視し、ストーリー性にもこだわった。石井康予・角川まんが学習シリーズ編集長は、
「KADOKAWAならではのエンターテインメント作りのノウハウを生かした。
気軽に読んでもらえるはず」
と話す。
小学館も既刊シリーズに加え、対象年齢を小学校低学年からに下げた『はじめての日本の歴史』(1セット全15巻)を、4月に刊行開始。
こちらもソフトカバーで情報量を抑えて物語的な面白さを重視し、絵柄も現代風にした。既刊シリーズに比べ、弟分的な存在と位置づけている。
新シリーズへの刷新が早かったのは学研だ。
学研教育出版は2012年、1982年からの旧シリーズ『学研まんが日本の歴史』(1セット全18巻)を全面的に刷新し、『学研まんがNEW日本の歴史』(同全13巻)を刊行した。
現代風でイケメン・美少女風に描かれた人物の絵柄が目を引く。
冊数を減らしたこともあって、新シリーズは今年3月、累計100万部を突破した。
集英社も数年内に学習まんがを刷新する方針だ。
日本の歴史だけでなく、世界の歴史や中国の歴史のシリーズも刊行する同社の大幅な改訂は、1998年以来。今年中に規模や時期も決めるという。
少子化が進む中で、学習漫画シリーズの創刊や刷新が相次いでいる理由について、各社は、購入が世帯単位で兄弟数には左右されない上、子ども一人一人にかける本の購入費はむしろ伸びていると説明する。
学習モノにはお金を使ってもいいという風潮もあり、出版不況であっても、児童書ジャンルの下げ幅は、相対的に小さいという。
さらに、小学館教育企画室の杉本隆・プロデューサー兼室長は「小学生を主な読者と想定していたシリーズが、大学受験まで通用すると知られ、中高生にも買ってもらえるようになった」と、購買層の広がりも指摘している。この市場を巡る各社の争いは、ますます激烈になりそうだ。(小林佑基)
サルメラ
今の子はそもそも、『自虐史観』の意味すら知らず、例えば左翼主義者が煽った『慰安婦』の偏った話にしても、何の疑問も持たず、「そんなこともあったんだ」と鵜呑みにしてる。
僕らの時代、学校の授業で飛ばされてた『明治以降』の日本の歴史を
子どものときに漫画でもって予備知識として仕入れておけば、
少なくとも、偏った史観を持つ者の言うことに疑問を持つことができる。
素晴らしい。
今の世の中ではホメられたことではないが、
昔、日本には『吉原』文化があった。
それは普通に時代劇で見て皆知ってる。
そういう国柄が戦地につくった『慰安所(婦)』と、
『性奴隷』という言葉からくる苛酷なイメージと、
なにかそこにある違和感、
まずはじめに、
漫画でもってこの国のお国柄を知れば感じれるはずだ。
この国は、違う民族だから、違う宗教だからと、人を人とも思わぬ所業を平気で相手にする国ではない。
チェスと違って、取った駒を味方にして共に生きる国だ。
差別はあっても、奴隷を強いる国癖はない。
読売新聞 2015年06月20日
小学館の『学習まんが 少年少女日本の歴史』シリーズは、マンガ家に絵柄などを教える膨大な「指示書」を元に作られた。
日本の歴史を解説する学習まんがの市場が活況を呈している。
老舗シリーズの売れ行きが急上昇したり、新シリーズの創刊があったり……。
いったいどうして!?
1981年から刊行が始まった『学習まんが 少年少女日本の歴史』(小学館シリーズ、1セット全23巻)はこのジャンルの草分けで、学校図書室にも置かれるようになった。
衣装や建築物に至るまで専門家が考証し、背景までしっかりと絵を描き、データもふんだんに取り込んでいるのが特徴だ。
このため通販サイトでも評判が高く、近年も年に2回は重版し、累計発行部数は1800万部を超える。
このシリーズの販売数が、昨年から再び急上昇している。
話題作『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(『ビリギャル』)(KADOKAWA)で、著者の塾講師が、小学館シリーズをお薦めと紹介したからだ。
2013年12月に刊行の『ビリギャル』は、単行本と文庫本合わせた累計発行部数が100万部と絶好調で、歩調を合わせるかのように小学館シリーズの14年の販売数は、13年(5100セット)をはるかに上回る1万4100セットに急上昇。
今年は『ビリギャル』の映画化もあり、4月までに7400セットを販売した。
1セット約2万円で、初版から30年以上たっていることを考えると、この売れ行きは驚異的と言えよう。
期せずして他社の本を宣伝した形になったKADOKAWAも6月30日、『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』(全15巻)を創刊し、学習まんが市場に参入する。
同社は「角川つばさ文庫」を創刊し、児童文庫の分野で成功した経験から、児童書には魅力が大きいと判断。
「学習まんが市場もまだまだ開拓でき、伸びる市場」と捉えている。
同社は、子どもが手に取りやすいことを強く意識した。判型を四六判と小さくし、ソフトカバーに。
カバーの絵はスタジオジブリ作品で有名な近藤勝也など有名イラストレーターらが担当し、漫画も似た雰囲気の絵柄にした。
また、全体の流れをつかむことを重視し、ストーリー性にもこだわった。石井康予・角川まんが学習シリーズ編集長は、
「KADOKAWAならではのエンターテインメント作りのノウハウを生かした。
気軽に読んでもらえるはず」
と話す。
小学館も既刊シリーズに加え、対象年齢を小学校低学年からに下げた『はじめての日本の歴史』(1セット全15巻)を、4月に刊行開始。
こちらもソフトカバーで情報量を抑えて物語的な面白さを重視し、絵柄も現代風にした。既刊シリーズに比べ、弟分的な存在と位置づけている。
新シリーズへの刷新が早かったのは学研だ。
学研教育出版は2012年、1982年からの旧シリーズ『学研まんが日本の歴史』(1セット全18巻)を全面的に刷新し、『学研まんがNEW日本の歴史』(同全13巻)を刊行した。
現代風でイケメン・美少女風に描かれた人物の絵柄が目を引く。
冊数を減らしたこともあって、新シリーズは今年3月、累計100万部を突破した。
集英社も数年内に学習まんがを刷新する方針だ。
日本の歴史だけでなく、世界の歴史や中国の歴史のシリーズも刊行する同社の大幅な改訂は、1998年以来。今年中に規模や時期も決めるという。
少子化が進む中で、学習漫画シリーズの創刊や刷新が相次いでいる理由について、各社は、購入が世帯単位で兄弟数には左右されない上、子ども一人一人にかける本の購入費はむしろ伸びていると説明する。
学習モノにはお金を使ってもいいという風潮もあり、出版不況であっても、児童書ジャンルの下げ幅は、相対的に小さいという。
さらに、小学館教育企画室の杉本隆・プロデューサー兼室長は「小学生を主な読者と想定していたシリーズが、大学受験まで通用すると知られ、中高生にも買ってもらえるようになった」と、購買層の広がりも指摘している。この市場を巡る各社の争いは、ますます激烈になりそうだ。(小林佑基)
サルメラ
今の子はそもそも、『自虐史観』の意味すら知らず、例えば左翼主義者が煽った『慰安婦』の偏った話にしても、何の疑問も持たず、「そんなこともあったんだ」と鵜呑みにしてる。
僕らの時代、学校の授業で飛ばされてた『明治以降』の日本の歴史を
子どものときに漫画でもって予備知識として仕入れておけば、
少なくとも、偏った史観を持つ者の言うことに疑問を持つことができる。
素晴らしい。
今の世の中ではホメられたことではないが、
昔、日本には『吉原』文化があった。
それは普通に時代劇で見て皆知ってる。
そういう国柄が戦地につくった『慰安所(婦)』と、
『性奴隷』という言葉からくる苛酷なイメージと、
なにかそこにある違和感、
まずはじめに、
漫画でもってこの国のお国柄を知れば感じれるはずだ。
この国は、違う民族だから、違う宗教だからと、人を人とも思わぬ所業を平気で相手にする国ではない。
チェスと違って、取った駒を味方にして共に生きる国だ。
差別はあっても、奴隷を強いる国癖はない。