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大阪都抗争/藤井教授が「諸般の事情」で番組一時「休養」

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■藤井教授が「諸般の事情」で番組一時「休養」 朝日放送のBPO審査問題とは関係ないのか

J-CASTニュース 10月19日

◆BPO申し立て巡って論議に
自民党候補者の公約が優位になるよう番組内で働きかけがあったとして、大阪維新の会が朝日放送(大阪市)の審査を放送倫理・番組向上機構(BPO)に申し立てた。
ネット上では、番組のあり方を巡って論議になっている。

大阪維新が問題にしたのは、コメンテーターの藤井聡京大大学院教授が送ったとみているメールだ。

◆藤井聡教授「きゃつらは都構想しかない」と作り替え求める?
大阪府知事・市長選(2015年11月22日投開票)の自民党推薦候補者らあてになっており、メールでは、レギュラー出演中の情報番組「おはようコールABC」でのことが書かれていた。

候補者を陰から応援するとしたうえで、維新と自民の公約が書かれたパネルの文面をスタッフに作り替えさせたというのだ。
具体的には、
「都構想VS大阪会議、と対比されると、どうしても、大阪会議がしょぼく見えてしまう」
として、大阪会議の代わりに「与党の力+地域間連携」としたという。

また、
「維新は姑息にも、都構想を公約の6番目にして小さく扱おうとしている」
「やっぱり、きゃつらは都構想しかないんだ、というところを白日の下にさらす必要がある」
と書き、パネル作り替えでそれが成功したともあった。

大阪維新では、こうした内容は、「政治的に公平であること」とした放送法第4条に違反するとして、BPOに10月16日付で審査を申し立てたことをホームページ上で明らかにした。
メールは、「信頼し得る者から入手した」という。

内閣官房参与もしている藤井教授は、都構想への反対を明言しており、度々維新側とトラブルになっている。
維新代表の橋下徹大阪市長は、中傷されたと京大総長の見解を求めたり、朝日放送に藤井教授の出演自粛を迫ったりもしていた。
一方の藤井教授も、橋下氏をヒトラーにたとえて、「言論封殺だ」などと対立する姿勢を示していた。

維新が審査申し立てをすると、藤井教授は、ホームページ上で反論を始めた。

◆「スタッフが分かりやすい文言を考え、プロデューサーがOK」
メールについては、自らが送ったものか明言しなかったが、藤井聡教授は、コメンテーターが意見を言っても、番組全体が公平であればいいと指摘した。
そして、大阪維新の会が審査を申し立てたことについて、「不当な言論弾圧である疑義が濃厚」と強く批判した。

また、維新がメールを得たとしたことについて、何らかの法に触れる疑いが強いともしている。

一方、朝日放送の別の情報番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」では10月17日、レギュラーコメンテーターの藤井教授がしばらく番組を休むことを放送中に告知した。
その理由については、「諸般の事情」と説明した。

朝日放送の広報部では、藤井教授が休むことについて、ダブル選挙の投票日まで1か月ほどになることから、本人と話し合いをして決めたと取材に答えた。
以前から検討しており、BPO申し立てとは関係ないという。

維新から放送法違反とされたことについては、
「政治的公平性に十分配慮したもので、問題はないと考えております」
と否定した。

13日放送の番組で公約パネルを出したが、スタッフが最終的に分かりやすい文言を考え、プロデューサーがOKを出したという。
藤井教授の意見で変えたことはないとしている。

メールの内容については、ネット上で、様々な意見が出ている。

維新の主張に同調する向きとしては、
「このメールの内容のどこが中立なん?」
「藤井氏も調子に乗りすぎたね。
ついに、一線を超えちゃった」
といった声が出た。

一方で、
「橋下はまたメディアに圧力か」
「自粛措置こそをBPOが問題にすべきなんじゃないの?」
といった維新に批判的な意見もあった。

なお、BPOでは、放送倫理検証委員会は、申し立て制を取っておらず、番組内容を自主的に判断して審査しているという。
次回は11月13日に開く予定だが、何を取り上げるかはそこで決めるとしている。



問題は藤井が番組のミーティングで何を話したかではない。

番組内で「自分は公平中立の立場で反対を申し上げてる」と言いながら、都構想反対派陣営に、こういうメールを送ってたってことは、視聴者をたばかっていた、ってことだ。

つまり、
放送倫理云々より前に、この男自身の信頼度の話。
もはや、この男の言うことを色眼鏡なしには見れない。
すなわち、それが、
「この男を番組に出してること自体が、その放送局の中立性に問題あり」
ってことなんだ。

この男を出すなら、この男と反対側の意見を持つ者を常に置いておけ。
二度と自分は中立の立場などと視聴者をたぶらかすな。

何?この情報の入手経路に法に触れる疑い?
それって、自白と見なしていいのか(笑)。
その言い様は、選挙協力したか、どうかを橋下とやり合ってた大阪市の労組ソックリだ。

今後さらに、藤井が京土会だったとか、どっかの業界の代弁者であることとか、色々、明らかにされてもらいたい。

都構想に関係なく、藤井を叩くことが、風吹けば桶屋が儲かる、の図式となる(笑)。

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■京大・藤井教授が橋下市長に反対する「分かりやすすぎる理由」

木村正人 2015年05月13日

インターネット上で橋下徹・大阪市長と一時、泥仕合の論戦を繰り広げるなど、「大阪都構想」反対派の代表格である安倍政権内閣官房参与、京都大学大学院工学研究科の藤井聡教授が都構想に反対する理由を自分なりに考えてみた。

2011年7月の「日経グローカル」に掲載された平松邦夫・大阪市長(当時、市長在任は07~11年)のインタビューが興味深い。
平松氏は
「大阪府はいらない、道州制が一番良い」
と述べ、二重行政の無駄を認めている。

大阪市は「大阪府をいらない」と邪魔者扱いし、
大阪府は「大阪市の権限が大きすぎる」
と考えていることをこのインタビューは浮き彫りにしている。

片方の馬が右に進めば、もう片方の馬が左に進む「2頭立ての馬車」を想像していただければ、答えは簡単だ。

2頭の馬を一体化させた方が2馬力になる。
これが大阪都構想の根幹をなすアイデアだ。
そして、大阪市と大阪府に巣食う既得権益を打破する。
公選の特別区長を5人つくることで、
よりきめ細かい住民サービスを目指す。

大阪市を解体し、5つの特別区を作ったからと言って、すべての問題が一夜にして解決するわけではない。
みんなでアイデアを絞って大阪の活力を取り戻そうというのが大阪都構想のチャレンジだ。

で、平松氏のインタビューで筆者が注目したのは次の部分だ。

「(大阪)市役所には京土会(京都大学の土木関係学部卒業者の閥)があった。
市長になってからノーと言ってきた。
市役所の計画調整局に関係する事業でも、建設局や港湾局に関係する事業でも、何でこんなものを造ったのかと思うものは、ほとんど京土会が造ってきたからだ」

「山ほど不要なものを造り、負の遺産として残っている。
お金がいっぱいあったときは、埋めたら土地が売れた。
こうした流れの中で、市役所内で実力者になってしまった方が何人かいた。
土木系の副市長は歴代必ずいたが、私は建築系の人に変えた。
流れを一度止めるためだ。
ただ、土木職には優秀な人材は多いので、大阪市域にとどまらない大きな絵を描く上で腕をふるってほしいと思っている」

そこで藤井教授の経歴をウィキペディアで調べてみた。

1991年 京都大学工学部土木工学科卒業

1993年 同大学院工学研究科土木工学専攻修士課程修了、同工学部交通土木工学教室・起終点施設学研究室助手

1998年 博士(工学)(京都大学、学位論文『生活行動を考慮した交通需要予測ならびに交通政策評価手法に関する研究』)

藤井教授も、京都大学の土木関係学部を卒業している。
さらに著作の一部も紹介しよう。

『正々堂々と「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ――人のためにこそコンクリートを』
(日刊建設工業新聞社、2010年)

『公共事業が日本を救う』(文藝春秋[文春新書]、2010年)

『列島強靱化論――日本復活5カ年計画』(文藝春秋[文春新書]、2011年)

『救国のレジリエンス――「列島強靭化」でGDP900兆円の日本が生まれる』(講談社、2012年)

子供でもすぐ見抜けるような屁理屈を並べて、藤井教授が都構想をボロクソにこき下ろす理由は何なのか、
ずっと考えてきた。
しかし、この構図はあまりにも分かりやすすぎる。

「大阪のためにこそコンクリートを」と、いろんな物を作って赤字を垂れ流して生きたのは、平松氏によれば、大阪市役所の「京土会」という派閥である。

大阪市が解体されれば、「京土会」も腕のふるいようがない。

『正々堂々と「公共事業の雇用創出効果」を論ぜよ――人のためにこそコンクリートを』と言われて、「大阪にはコンクリートがもっと必要です」と今でも相槌を打てる人は、藤井教授のようによほど根性の座っている人だ。

「ライト(右)」か「レフト(左)」の時代は終わった。

「知恵者の心は右にあり」(聖書)とも言われる。

大阪市民の皆さんが「Right(正しい)」か「Wrong(間違っている)」で判断されることを心から願っている。

■大阪「お笑い100万票」をむしばむ都構想という「全体主義」

藤井聡(京都大学大学院教授)× 適菜収(哲学者)
『週刊新潮』5月15日

藤井聡:
はじめに関西人の1人として私個人の思いを述べさせてください。
僕はまず、腹が立ってしょうがない。
この都構想の事で東京からバカにされとるというのが。
東京で一生懸命説明しても、たいがい東京モンは、大阪人は橋下さん(徹・大阪市長)に踊らされてるだけだよね、って鼻で笑うわけです。
「オレオレ詐欺みたいのに引っ掛かってんでしょ?」って。
しかも都構想ってそもそも東京都の猿真似。
昔やったら、「ふざけんな! 大阪は大阪や!」で終わってた話です。


そやのに東京に対する劣等感はメチャ強い。
経済なんて、今や格差開きまくり。
だから、口では「大阪は凄いんや、東京なんてなんぼのもんや!」って言いながら、行政の仕組みを東京から丸っぽパクってしまおうなんて思うてまう。
それって、上半身はジャケットを着てネクタイ締めてるけど、下半身はスッポンポンっていうギャグそのものですよ。

適菜収:
関西人ならではの説得力ある表現ですね。

藤井:
そら、「ギャグは身ぃ捨ててやるもんや。せやからうちらは『政治』まで、ノリ一発でやりまんねん!」ってことなんですけど、
都構想っていう「大阪市潰し」をやってしもたら、もう取り返しがつかん。それはマジ、洒落ならん。
「おいおい、どこまで捨て身やねん」って話です。
西川きよしを国会に送り出し、横山ノックを府知事に選んで、
「まあ、大阪ってさ、お笑い100万票の街じゃん。仕方ないじゃん」
なんて、寒(さぶ)イボ出そうな東京弁で散々メッサメサに言われとんのに、ここでノリ一発で「都構想で大阪市、潰したりましたわ。ハハハ!」なんてやってしもたら、「ドン引き」されまっせ。
あぁ恥ずかしい。ホンマ。

都構想の実態を理解せずにノリで賛成票を投じてはいけません。
市を潰すかどうかの今回だけは、取り返しがつかん。
悪ふざけが過ぎて後悔しても覆水盆に返らずです。

ウケよう思うて、酔っ払ったノリで素っ裸で街中を走り倒して、ドヤ顔でイチビっとったら(調子に乗っていたら)、会社をクビになって嫁さんにも逃げられたとか・・・
そんな、ドン引き話はホンマ、1ミリも笑えまへんで。


・・・よう言うた(笑)。


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