着々と進む金本タイガースのコーチ陣組閣作業。
辞めるべき人は辞め、残ってほしい人は大体、残ってくれてる。
こうして、タイガースフリークが思う人選と、実際の人選が合致するのが本体、普通だと思う。
そうじゃない場合は、何か他の、つまりチームを強くしたいという気持ち以外の、ヨコシマなものが大概ひそんでるもんだ。
その意味では…
矢野が一軍バッテリーコーチになるそうだし、西山の入閣も噂されてるし、
山田の居場所はない。
どうやらちゃんと辞めてくれそう。
「お前ら覚悟しとけ!」
これが星野がNHKの解説者だった時の、監督が決まってすぐのテレビを通じて選手に発した第一声だ。
金本の「情熱のあるコーチ」しかいらない発言。
これが星野の第一声に通ずる、金本流の決意のメッセージなんだと思う。
金の卵をいっぱい抱えながら、全然育てられなかったこれまでの指導者たちと、
同じ轍はもう踏まぬ、という…
改革のカギは指導者の情熱にある。
― 今後、一緒に仕事をすることになるコーチ陣に、どんな言葉がキーワードになってきますか?金本監督「情熱のあるコーチです。選手を育てる、何が何でもこの選手を一人前にするというね…それと、選手の練習に付き合うコーチ。そして、まあ、僕についてきてくれるコーチ、はい(笑)。そこら辺ですね、やっぱり、全て気持ちから入るということだと思うんで、そういう気持ちのないコーチはやっぱり、選ぶつもりはありません」・・・問題だらけの阪神コーチ陣がついに大刷新! ありえなかった悪しき内幕とは…
週プレNEWS 10月20日無念の退任、和田監督も古株コーチをどうすることもできなかった?
様々な噂が出ていた阪神の次期監督が、“アニキ”ことOBの金本知憲氏に決まった。ファンは歓迎ムードだが、チームが低迷期に入っている中での監督就任は、本人にとってなかなか難しい決断だっただろう。優勝から遠ざかること10年。果たして、現在の阪神の不甲斐なさは監督が代わっただけで、なんとかなるものだろうか?球団の内情をよく知る業界通たちの声を集めると…。「誰が監督でも阪神の問題は戦力、そしてコーチ陣だった。はっきり言っちゃうけど、阪神のコーチ陣は問題だらけだったよ。例えば、ピンチでマウンドに行ったと思ったら、バッテリーに対して『おまえらが勝手につくったピンチなんだから、勝手に抑えろ』と吐き捨てるように言ってベンチに戻った某コーチ。投手陣からは大ブーイングを受け続けていた」(サルメラ:絶対、中西やろ、そんなん言うの ↑↑)そう指摘するのは、某スポーツ紙のデスクだ。阪神では今季まで10年以上居座り続ける古株コーチが他球団に比べ、異様に多いことは問題点として指摘されていたが…。在阪スポーツ紙記者A氏もうなずく。「別の某コーチなんて、自分のユニフォームの胸元をつまんで、『これ(タテジマ)着てるだけで年俸1500万だからな。(脱ぐなんて)あり得ないよ』とか平気で選手に言っていたようですし」さらに、「別の某コーチは、オフになると地方のトークショーなどのイベントで荒稼ぎするんだけど、そこに若手選手を連れていく。いきなり『明日8時に空港な』とか電話がくるらしい(苦笑)。職権乱用もいいとこでしょ」(在阪TV局関係者B)などという話まで…。問題は他にもあった。在京スポーツ紙記者C氏によると、「コーチの中に球団側の“スパイ”がいるのも公然の秘密」だったという。選手の言動をコーチが現場で監視しているというのだ。「監督がどんな文句を言っているか、どの選手が監督批判や不満を漏らしているか。そういう現場の空気を『吸い上げる』役割を担う、球団側のコーチ。阪神に限らず、どの球団でもある人事だけど、そういう人物ほど球団幹部や親会社に食い込んでる。よほどヘマをしない限りクビになりづらい」(C氏)そのようなコーチ陣の指導の下では、選手の気持ちがひとつになれないのも無理はない。「メジャー流出が濃厚な呉昇桓なんて、ベンチ裏では公然と『なかにしむかつく』って言ってたし。あの日本語、誰が仕込んだんだ(笑)」(前出デスク)そんな声も聞こえてか、ようやくコーチ陣にメスを入れて大幅刷新に着手、一軍コーチ5人を含む退任が続々発表されているが…。新監督就任の決まった金本アニキの意向が今後、どれほど汲まれてバックアップ体制がとられるのか?新生タイガースに球団の本気度がかかっている。矢野氏&片岡氏 V戦士入閣明らかに
2015年10月21日阪神が来季のスタッフとしてOBで評論家の矢野燿大氏(46)をバッテリー兼作戦コーチとして、同じく片岡篤史氏(46)を打撃コーチとして招へいすることが20日、明らかになった。この日は新ヘッドコーチに高代延博作戦兼内野守備走塁コーチ(61)、チーフ兼守備走塁コーチに平田勝男ヘッドコーチ(56)の配置転換などが発表された。金本新監督が就任会見で話したコーチ像がある。「情熱のあるコーチ。選手を育てる、何が何でもこの選手を一人前にするという、練習に付き合うコーチ、そしてまあ僕に付いてきてくれるコーチ。すべて気持ちから入ることだと思うんで、気持ちのないコーチは選ぶつもりはありません」キーワードは『情熱』。矢野、片岡両氏こそ、その言葉にふさわしい。矢野氏は2003年、05年の優勝時の正捕手。守りだけでなく、打てる捕手としてチームを引っ張った。厳しく熱く投手を引っ張る姿に投手陣からの信頼も厚かった。4年ぶりの復帰となる片岡氏は前回、打撃コーチを務めた際には、若手とできるまでとことん付き合う、熱血指導が持ち味だった。熱い男が金本新監督の改革を手助けする。今岡誠氏が阪神入閣へ 打撃強化で得点力アップへ
日刊スポーツ 2015年10月21日
阪神の来季組閣作業で20日、現役時代に主軸コンビを組んだOB今岡誠氏(41)の招へいに動くことが分かった。同氏は03年に首位打者、05年には打点王を獲得。球団サイドは打撃部門での入閣を打診し、金本体制を支えるスタッフとして白羽の矢を立てた。金本監督は指導者の選任に関して「選手を育てる情熱のあるコーチ。何が何でもこの選手を一人前にするというコーチ」と理想を掲げていた。今岡氏はその条件に当てはまる。新生のチームにとって得点力アップは最大テーマ。今季はリーグ最低の465得点で、優勝したヤクルトとは109得点の差をつけられた。同氏は現役時代、05年に金本監督と同じVメンバーとして活躍。優勝の味を知る今岡氏はチーム強化にうってつけの存在となる。高代コーチがヘッド昇格!金本虎の新参謀決まった
サンケイスポーツ 10月21日
阪神は20日、金本新監督誕生に伴う新たなコーチングスタッフの第1弾を発表した。高代延博作戦兼内野守備走塁コーチ(61)がヘッドコーチに昇格し、ヘッドだった平田勝男コーチ(56)がチーフ兼守備走塁コーチに。和田政権を支えた2人が、引き続き新監督を全面バックアップする。また、トーマス・オマリー打撃コーチ補佐(55)、伊藤敦規トレーニングコーチ(52)の残留も発表された。新監督が「ヘッド」に選んだのは、野球人生の恩人でもある高代コーチだった。和田政権でも作戦分野や内野守備部門を支え、三塁コーチとして現在のタイガースを知り尽くしている球界の大先輩が“右腕”として金本政権を支えることになった。19日の就任会見。チーム作りのビジョン、期待する選手、理想の監督像などなど、多岐に渡ってアニキ節を披露した新監督は、理想のコーチ像にも言及している。「情熱のあるコーチです。選手を育てる、何が何でも一人前にするという…。練習に付き合うコーチ。そして、僕に付いて来てくれるコーチ。すべて気持ちから入ることだと思う。そういう気持ちのないコーチを選ぶつもりはないです」
吐露した本音と合致する存在が、高代ヘッドだった。
金本監督は2006年に連続フルイニング出場世界新記録を樹立した際の会見で「カープの若い時代、三村(敏之)監督、山本(一義)コーチ、高代コーチの影響が大きい」と話した。自身を育ててくれた恩人。若き日、コーチ・高代はとにかく、選手・金本を徹底的にしごいた。「一人前になる前の自分に、守備、走塁を根気よく、本当に根気よく教えてくれた人」
高代ヘッドの姿こそ、新監督の理想のコーチ像なのだ。そして、前政権のヘッドコーチにもサポート役をお願いした。平田コーチに、今度は「チーフ」としてコーチ陣のまとめ役、そして内野守備部門を託す。今の阪神の良い点も悪い点も熟知している2人を“助さん格さん”にして、新たな船出へ。心強い、そして盤石の“トロイカ体制”の誕生。その他の要職も近日中に固める予定だ。