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橋下市長のつぶやき/大人気ないが…

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僕の大人げない一連の行動が色々と報じられています。
日本維新の会の国会議員団とのちょっとしたもめ事ですが、もう全て解決しました。
報道が間違っているので正します。
報道を見ると、日銀総裁人事を巡り、僕の意見に小沢鋭仁議員が反対したから僕が怒ったと言うのが圧倒的に多い。
これは完全に間違い
 
大阪維新の会の時からそうですが、代表の意見が何でもかんでも絶対だと言うやり方をやってきていません。
もちろんこれはどうしてもと言うときには代表の決定に委ねてもらいますが、基本的には皆で議論、そして最後は多数決と言うのが維新の会のやり方です。
 
それと僕は毎日記者から取材を受けますが、それはちょっと言えませんという答え方はしないので、思っていることを全部しゃべります。
これは国会議員の文化からすると、ちょっと待ってよ、メディアに言う前に俺たちに言ってよ、となるのかもしれません。
 
でも毎日毎日メディアから大量の質問を受けるのに、全て事前に国会議員に伝えてから答えるのでは、とてもではありませんが世間のスピード感には対応できません。
ですから絶対的な確認が必要なものではない限り、その場でしゃべります。
ゆえに日銀総裁人事についても僕の意見を述べています。
 
ただ日銀総裁人事については、これはあくまでも国会議員の判断に委ねるとして、僕の意見をどんどん述べています。
もちろん維新の会の国会議員団の考え方も批判しています。
代表なのですから、当然です。
しかし僕の意見と異なる国会議員団の判断となってもそれは当然です。
これは組織マネジメントです。
 
組織を運営するにあたっては、誰が決定権を持つのか、これが全てです。
そして決定権は全てトップが持つものではありません。
トップが全て決定権を持つ組織はダメになるでしょう。
メンバーが責任を持たなくなりますし、そこまでトップも全知全能ではありません。
事項によって決定権者を分けるのです。
 
代表である以上、党の命運を左右するような事項については僕の決定に従ってもらいます。
しかし日々の国会マネジメントにかかわることは国会議員団の判断に委ねます。
ただ国会議員団の判断事項であっても、もちろん僕は意見を言います。
外から見ている僕の方が客観的になれるでしょう。
 
そう言うことで日銀総裁人事については、当初より国会議員団の判断に委ねるとした上で、僕の意見を述べました。
もちろんそれと違う判断をしそうな国会議員団を批判しました。
でもこれって健全な民主主義なんじゃないでしょうかね?メディアは内紛だとか色々言いますが、議論なんですから。
 
しかも僕は密室議論は、税金で飯を食わさせてもらっている僕らの立場ではやるべきではないと思い、常にオープンにすることを心がけています。
昨年、日本維新の会の立ち上げの際に、大阪で公開討論をやりました。
おバカなコメンテーターは、盛り上がりに欠ける、しょうもない討論会だと批判。
 
エンターテイメントで公開討論をやったんではないです。
僕らと国会議員団が話すところをオープンにしただけ。
面白くなかろうが、批判を受けようがオープンにすることが僕の信条。
まあ、有識者やコメンテーターは、あの公開討論会で維新の会は失速したと8流コメント。
じゃあ密室でやれっていうのか。
 
今回の日銀総裁人事を巡って、僕の意見と国会議員団の意見が違うと言うことがオープンになっていいじゃないですか?
国会議員団の判断に委ねるとしても、僕とは違う結果になるなら、僕も意見を述べないと、なんだ橋下はあんな判断をしたのかと思われてしまう。
 
僕は、維新の会国会議員団の考えには反対です。
人材の多様性、移動性を重視するのが維新の哲学。
霞が関の人材ばかりに頼る日本社会は絶対に強くならない。
こんなことを安易に認めたら、それこそ公の団体も民間企業も結局霞が関人材を頼ることになる。
これがいわゆる天下りでしょ。
 
総裁候補の黒田さんは優秀な方なんでしょう。
でも、霞が関人材ばかりに頼らない日本社会を目指すべきではないのか。
そして何でも反対の野党の姿勢は取らない。
これが日本維新の会。そうであれば安倍首相が提示された3名の候補を尊重するとして、民間人である岩田さんを総裁にすべきと言うのが僕の考え。
 
そもそも世界の中央銀行総裁で、財務省を勤め上げた者が就いている例などないでしょ。
最近では学者が総裁に就くのが世界の流れhttp://t.co/FLqYkMzXrc 
 

ブログ:日銀総裁の資質とは

2013年 02月 19日
次期日銀総裁の候補について、その出自が話題の一つとなっている。
学者なのか財務省出身者なのか、日銀出身者が総裁・副総裁ポストに残れるのかといった観測が、その資質を問う議論よりも人々の関心を集めている。
確かに、出自が総裁としての言動に大きく影響するのは事実だ。
記者が知る過去30数年間の日銀総裁は、日銀出身者と財務省出身者が占め、学者はいないが、総裁の個性という点で確かに出自の違いは大きかった。
金融政策への信念という点で、日銀出身の総裁はいずれも際立っていた。
反面、政府との協調という点では当然ながら財務省出身の総裁がうまくこなしていた。
ハーバード大学の研究結果として公表されている世界の中央銀行総裁の経歴研究によれば、過去15年間で学者出身者が増加している一方、公的セクター出身者は激減しているという。
直近では米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁、イングランド銀行のキング総裁など、主要先進国の中央銀行総裁は学者だ。
確かに経済学の知識は、中央銀行総裁にとって必須条件だが、それだけでは足りない。
生き物として経済を扱う以上、机上の理論通りに事が運ばないことは周知の通りで、それはバブル崩壊後の日本やリーマンショックなどの金融危機でも明らかだ。
中央銀行総裁は市場の心理や金融市場への理解が欠かせない。
中央銀行に長く勤務していれば、それは自然と身につくだろうが、学者出身でも成功している総裁は、そうした条件をも満たしているに違いない。
イングランド銀行の要職にあったデイビス氏とグリーン氏は最近の共著「Banking on the future」で、これらに加えて、ほかに3点を必要な能力として挙げている。
一つは「独立性への意識」で、「ごく目先の選挙に直面して金融緩和を強く迫ってくる政治家と対決しつつ自説を訴えることが困難な状況下で、それは単に法律上の問題ではなく、総裁個人の人格の問題」と指摘している。
確かに次期日銀総裁にとっても、デフレ脱却に向けて大胆な金融緩和を実施することは必要であろうが、それは同時に政治に対して条件を飲ませる信念と力量が問われる重要な局面を迎えることにもなる。
それに成功したと評されているのが、ECBのドラギ総裁だ。
金融危機に揺れる欧州各国がECBに国債買い入れを迫る中、それをのむ条件として、厳しい構造改革条件を具体的に盛り込んだ措置を決定し、その後の欧州危機懸念は後退した。
二つ目は説得力だ。著者のデイビス氏らは、グリーンスパン前FRB議長に関してメディアインタビューには一度も応じなかったけれど、議会証言だけで金融市場や世界中を説得できていたほか、キング総裁やトリシェ総裁もその能力にたけていると評価する。
三つ目は、中央銀行が集団的に政策を決定する以上、議長としての才覚が重要で、人の話を聞く柔軟性や、議事を透明性を持って公平に進めることが必要だと指摘している。
実際、FRBでもハト派とタカ派がおり、ECBにも国債買い入れについては、バイトマン独連銀総裁などの反対派がいた。
中央銀行内部にも異論や多様性が存在することは重要な要素で、それがなければ活発な議論も生まれず、結局は組織として脆弱になりかねない。
いずれの資質も次期日銀総裁に大いに期待されるところだ。
特に、独立性を守りながら政治との対話を進めることが、いかに難しいか、今回の白川総裁と安倍政権との関係をみていて強く感じている。
その点、福井俊彦前総裁の姿勢が印象深い。かつて総裁時代にインタビューした際、政治からの圧力について尋ねたところ、「政治家の皆さんは、我々がフォローしきれない弱い立場の方々の意見を吸い上げて報告してくださる。
それを単に日銀の政策への雑音として捉えることはしない」との答えが返ってきた。
それにしても、これだけ数多くの資質を全て満たす人物となると、そう簡単には見つかるまい。
あとは副総裁ら他の幹部らが力を発揮し合ってフォローしていくことになる。
次期日銀総裁人事も大詰めを迎えているが、多様性ある布陣で、安倍政権と車の両輪となり、日本経済を再生できる人事になるよう期待したい。
(東京 19日 ロイター)
 
 
 
 
そして組織マネジメントなどは副総裁以下が支える。
こういう世界の流れを国会議員は知っているのかね。
 
黒田さんは国際派だし金融実務にも長けているのでしょう。
また官僚ですから組織マネジメントや調整力も。
しかしこういう資質はトップが持たなくても良い。
トップに必要なのは感覚。
最後ギリギリ決断しなければならないときの感覚なんだよね。
トップに上がってくる案件なんて正解が分からないものばかり。
 
この感覚において、永田町や霞が関の狭い世界での感覚が、どこに行ってもはびこるような日本社会は嫌ですね。
ですから黒田さんの能力云々と言うよりも、永田町や霞が関の感覚とは違う感覚を日銀に、と言う趣旨でまずは民間人から選択すべきと僕は主張しているのです。
これも僕の感覚に基づく持論。
 
繰り返しになりますが、世界においては中央銀行の総裁は学者出身者が増えてきている。
そして組織マネジメントは副総裁以下が支える。
日本も早く世界のスタンダードに追い付きたいものだ。
今の維新の会の国会議員がこういう世界の流れを知っているのか疑問。
だから批判しました。
 
と言いつつ、日銀総裁人事は維新の会国会議員団の判断に委ねますが、これが僕の意見かと思われたら恥ずかしいので僕は僕で持論を述べていきます。
維新の会とはこういう政党。
代表の意見と国会議員団の意見が異なる場合もあります。
しかし、ここと言うときには代表の決定で突っ走ります。
 
そこで小沢鋭仁議員。
小沢議員は僕の意見に反対されいた。これは当然です。
お互い政治家同士ですから議論するのは当然です。
僕は小沢議員が僕の意見に反対されたから怒ったのではないのです。
別の議員が、橋下は口を出すな、と言ったから怒ったのです。
代表なんだから口を出すのは当たり前でしょ。
 
口を出すなと言われたら、「それなら僕は維新の会から手を引きます。どうぞ好き勝手にやって下さい」となりますよ。
ここが僕の大人げないところですが、それでもそこまで言われて代表の座にしがみつくような人生哲学を僕は持っていません。
さっさと違うことをやります。
 
これから朝のワイドショーで僕の大人げない態度振る舞いが取り上げられそうだったのであわててツイートしました。
特に小沢議員が僕に反対したことが原因だとされると、僕がケツの穴のちっちゃな男に見られてしまう。
まあケツの穴の小っちゃい男ですけど、それでも反対意見を言われて怒ることはないです
 
僕は反対意見を言われて納得いかなければ反論します。
反対意見はいくらでも構わない。
だから小沢議員が反対意見を言われたことは維新の会の議論が活性化することで良いことなんです。
僕がブチンと来たのは、「口を出すな」と言われたこと。
この点は誤解なきよう、お願いします。
 
そして国会議員は、こういうことは表にしないでとも思っているようですが、それは無理。
僕は毎日質問を受けるし、事前に連絡するとか面倒くさい。
オープンにしてごたごたも含めて全て有権者に見てもらうのが一番。
そして最後はきちんとまとまります。それは松井幹事長がまとめてくれます。
 
今回も、松井(大阪府知事)幹事長、浅田(大阪府議会議長)政調会長、東(大阪府議会議員)総務会長が奔走してくれて、最後は収束しました。
石原代表にも事の顛末を報告をしました。
これが日本維新の会です。
 

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