<慰安婦発言>橋下氏、米政府の批判に反論
毎日新聞 5月17日(金)日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は17日朝、従軍慰安婦を巡る自身の発言を米政府が批判していることについて「アメリカの日本占領期では日本人女性を活用したのではなかったのか。自国のことを棚に上げて日本だけを批判するアメリカはアンフェアだ」とツイッターで反論した。【「慰安婦問題」米の視線厳しく】
「橋下流」暴走 日米関係にきしみも橋下氏は「日本だけが性奴隷を活用していた特殊な人種と批判するのは違う。アメリカはじめ世界各国も反省すべきだ」と指摘。さらに「米軍が日本の安全保障に貢献していることには感謝するが、少数の米兵の行状で沖縄県民の人権が蹂躙(じゅうりん)されている。アメリカ国民は沖縄の現状を直視すべきだ」と述べた。橋下氏慰安婦発言:米報道官「言語道断で侮辱的」
毎日新聞 2013年05月17日米国務省のサキ報道官は16日の記者会見で、日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の従軍慰安婦に関する発言について「言語道断で侮辱的なものだ」と非難した。米政府が公式の場で、同盟国である日本の政治家を真正面から非難するのは極めて異例だ。サキ報道官は「戦時中に性的な目的で連れて行かれた女性たちの身に起きたことは、嘆かわしく、とてつもなくゆゆしき人権侵害であることは明らかだ」と強調。米政府として、改めて慰安婦に対する深い同情の念を表した。そのうえで「我々は、日本が近隣諸国と共に、これら過去に起因する事柄に対処し、それらの国々と前に向かって進んでいけるように関係を深めるよう取り組み続けることを期待する」と語り、歴史認識問題などの克服に向けて日本政府が取り組むよう促した。西村氏が離党届=慰安婦発言、受理せず除名へ
日本維新の会の西村真悟衆院議員(比例近畿ブロック)は17日、国会内で松野頼久国会議員団幹事長と会い、旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる自らの発言で「党に迷惑をかけた」として離党届を提出した。同党は離党届を受理せずに除名処分とした上で、西村氏に議員辞職を求める方針だ。西村氏は同日昼の代議士会で「売春婦はまだうようよいるぞ。大阪の繁華街で韓国人に『慰安婦』と言ったらいい」と述べたが、直後に記者会見し、発言内容を撤回。また、自らのホームページにも、「国会近くの赤坂という上品な歓楽街にも、現在も韓国人慰安婦・売春婦は大勢いる。韓国は、慰安婦を輸出しているのかと思うほどだ」と書き込んでいた。同日夕までに書き込みは削除された。西村氏の発言を受け、維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)は17日、大阪市で記者団に対し、「全く理解できない。まさに言葉の暴力だ」と強く批判。同氏の処遇について「除名だ」と明言した。さらに「党として一緒にできない人に議席は返していただきたい」と、議員辞職を促した。維新では、橋下徹共同代表(大阪市長)が13日に、従軍慰安婦について「当時は必要だった」などと発言して党内外の批判を招いた。橋下氏は17日、西村氏の発言について「大変申し訳ない」と記者団に陳謝。橋下氏自らの発言との関係については「(自分とは)全く違う。韓国の方や元慰安婦の方を侮辱する意図は全くない」と述べた。ただ、橋下氏が釈明に追われる中、同党議員から差別的な発言が出て除名となることで、党のイメージダウンは避けられず、参院選に向けて打撃となった。
橋下市長を擁護はできないが…
「バッシングは疑問」「彼を潰していいのか」の声もJ-CASTニュース 5月17日(金)日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の、いわゆる従軍慰安婦をめぐる発言に対して国内外から批判が強まるなか、この傾向に疑問を唱えたり、発言の内容を一定程度評価したりする声も出ている。だが、その多くに共通しているのが、「自分は橋下市長を擁護しているわけではない」という「おことわり」。橋下氏を擁護することで「炎上」することに対する警戒感が、相当強いようだ。
■東浩紀氏「【教訓】橋下徹を擁護すると炎上する」
炎上を告白したのは、批評家の東浩紀氏。2013年5月16日に「橋下徹は、そりゃいろいろおかしいところもあるけれど、でも実行力や洞察力のある重要な政治家だと思うけどな。こういうふうに潰していいんですかね」とツイートし、堀江貴文さんも、「怖いね」と東さんのツイートに返信する形で同意した。一連のやりとりには批判が集まり、東さんは、「ぼくは橋下徹支持派ではなく、維新の会に投票したこともありませんよ。大阪市民でもない。橋下徹憎しでヒステリーみたいに罵詈雑言飛ばしているひとが多いので、ごく常識的な懐疑を述べているだけ」と真意を説明することになった。「ちなみに、擁護、という意識はあったのですか?」というツイッター利用者からの質問に対しては、「ない。でもYahooに『擁護派』認定されたんでそうなった」「【教訓】橋下徹を擁護すると炎上する」などとつづった。ドワンゴ取締役の夏野剛氏も、「橋下さんは真っ向から自分の主張をきちんとする。こういう政治家が増えないと日本は沈没する」と橋下氏の立場に一定の理解を示しながら、「擁護する気持ちはないです」ともツイートした。産経新聞は投稿欄使って擁護?
メディアからも似たような傾向を垣間見ることができる。例えば産経新聞は、5月17日付け紙面の「読者サービス室から」の欄で、読者からの投稿について、「『どこが問題なのか』(大阪市城東区の78歳男性)『戦争とはそういうものだった』(千葉市、50代男性)『よく言ってくれた。言うべきことは言わないとダメですよ』(茨城県、60歳女性)など賛同の声。半面『女性を侮辱しており、怒りが収まらない』(78歳女性)など批判もありました」と、擁護論を多めに紹介している。ただし、5月15日の社説にあたる「主張」の欄では、河野談話見直しの動きに関連して、「いわれなき批判を払拭すべきだという点は妥当としても、橋下氏の発言が見直しの努力を否定しかねない。橋下氏が米軍幹部に述べた『風俗業活用』発言など、もってのほかだ。人権を含む普遍的価値を拡大する『価値観外交』を進める日本で、およそ有力政治家が口にする言葉ではなかろう」とあり、社論としては橋下発言を批判する立場だ。橋下氏自身についても、ツイッターの利用者を巻き込もうと考えている様子が伺える。5月17日朝には、橋下氏は「今回の一連の発言について謝る必要はないと思います。しかし一為政者として慰安婦問題について謝罪し、その上で他国が謝らないアンフェアを訴求する流れでないと」というツイッターの発言を引用しながら、「仰る通りです」と返信した。他者の発言を引用しながら、自らの主張を補強する狙いがあるとみられる。「身内」には、もっとストレートな人もいる。日本維新の会の西村真悟衆院議員は5月17日のブログで、「慰安婦に関する謀略」と題して、「発言の真意などは、わざと塗りつぶし、ただ例えば『女性蔑視』というレッテルを振りかざして非難することによって相手より政治的に優位に立とうとする手法は、中韓の手法であり我が国の左翼の手法である。橋下発言は、事実を言ったものであり、事実だから、当たり前の発言である。騒ぐほうがおかしい」とつづった。さらに、同日の代議士会では「日本には韓国人の売春婦がウヨウヨいる」と発言した。だが、国名を挙げたのは不穏当だったとして直後に発言を撤回し、離党届を提出する事態に発展している。橋下徹慰安婦発言、
デーブ「本性が口に」
テリー伊藤「慰安婦抑えると一般人に危害」ビジネスジャーナル 2013.05.195月13日、橋下徹大阪市長が、「慰安婦制度は必要だった」「沖縄に行った時に、(米軍)司令官のほうに『もっと風俗嬢を活用してほしい』と言った」などと発言し、波紋を呼んだ。風俗嬢発言については、5月16日、橋下市長は「国際感覚が不適切だった」と釈明したが、その前日に橋下市長にアドバイスをしたというテレビプロデューサーのデーブ・スペクターは、本日(5月19日)9時54分~放送のテレビ番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演した。デーブは、「海外では風俗と性風俗は違うし、性風俗というあいまいな表現はあまりないので、70年前のことをなんで大阪市長が擁護しないといけないのか」と疑問を呈した上で、次のようにコメントした。「そういう(橋下市長の)ナショナリスト的なところが、なんで今頃こんなに出てくるのかがポイントだと思う。橋下さんは、別のことに専念してもいいのに、なぜこういうことを言いたがるのか。もちろん誤解されたりする言い方はあるけど、どこか本性はそこにあるんです。だから口に出すわけですよ。そこがよくわからないんですよ」また、出演者のテレビプロデューサー・テリー伊藤は、橋下市長の発言の真意について、次のように語った。「沖縄の件に関してこの言葉だけが言われてますけど、橋下さんが沖縄の(米国)指令官に会って、『素人の女子高校生がレイプされたりして、この問題についてどう思ってんだ?』(と聞いた)。指令官が、『ボーリングとかキャンプファイヤー、バーベキューなどで、性のあれ(犯罪)をなくすように色々と努力してきた』と言ったので、橋下さんが、『いやいや、そんなんで、なくなるわけないでしょ。バーベキューやキャンプファイヤーと違うもんだろと』(と言い)、その時に橋下さんは風俗という言葉を使ったんですよ。新宿に行けばいろんな風俗があって、合法的なものもある。アメリカっていうのは、建前上は『ない』ということが前提にあるから、こういうかたちになると思う」これを受けデーブは、「ただそれだけじゃないんですよ。米軍の人たちをさておいて、これだけ性風俗あるのに性犯罪は起きているじゃないですか?」と反論したところ、テリーは以下のように答えた。「橋下さんも大反対なんですよ、慰安婦。ただ実際問題として慰安婦を抑えたとしたら、一般の人に危害が加わるということがリアルにあるんですね。例えば、日本がアメリカに戦争で負け、GHQ(対日占領政策の実施機関)は当時の日本に対して、慰安婦、売春を用意しないと、一般の日本の素人さんがレイプされるからといって用意した。朝鮮戦争、ベトナム戦争もそう、アメリカも実はそういうことをやっていた事実もあるんですよ。それを彼らは今の段階で『まったくやってません』と。だから、みんな知ってるんだけど、橋下さんがここで言う必要も実はなかった。ただ、橋下さんはそれを言いたかったんだと思う。日本だけが悪者になるのは違うっていう。橋下さんの言い方は批判されるけども。ただこういうことは政治家としては成立しない。そこは彼の性格だよね」また、女医でタレントの西川史子は、「政治家の発言というのは、普段思っていることを言ってしまうと思う。思ってないことは出ないから。慰安婦制度を活用すればっていう、『活用すればいい』という言い方は、すごく不快に思う」と批判した。
vs労組、vs体罰、そして、vs「慰安婦誤認識」。
誰かが波紋を投げかけなきゃ、解決どころか、なにも始まらない。
デリケートな問題だからと口をつぐみ、先送りしたまま今日まで来た。
「日本だけがセックススレイブの国呼ばわりされるのは心外」
ということは声を大にして言わなきゃいけない。
ここで橋下が言わなきゃ、30年後、この認識は世界で定着してしまう。
今後、言われたら、「アンタらはどうやねん」と言い返す子供っぽさも、外交の一手段だと思う。
大人の態度でいたら、連中はロビー活動で好き放題に日本のネガティブイメージを世界に広げ、それをスタンダードにしてしまう。
日本だけを戦後の〝終いエジキ〟にされてはたまらない。