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安倍総理の靖国参拝問題/その元凶はどこにある

日本批判のトーン抑えた朴大統領、その狙いは…

読売新聞 1月7日(火)
【ソウル=豊浦潤一】
 
韓国の朴槿恵(パククネ)大統領は6日の新年記者会見で、安倍首相の靖国神社参拝への直接の言及を避けるなど対日批判のトーンを抑えた。
 
日韓首脳会談の年内開催の余地を残し、最重視するいわゆる従軍慰安婦問題で安倍政権から前向きな措置を引き出す狙いとみられる。
 
朴大統領は、「私は今まで韓日首脳会談をしないと言ったことはない」と強調し、「事前の十分な準備の下で推進されなければいけない」と意欲もにじませた。
 
対日批判を抑制した背景について韓国政府関係者は6日、「日韓は来年、国交正常化50周年を迎えるため、年内に関係を改善させる必要がある。非難の応酬で関係を一層悪化させることは避けなければならなかった」と説明した。
 
日韓の外交当局は昨年9月以降、首脳会談の開催を目指し、慰安婦問題を含む諸懸案について解決策を探る水面下交渉を続けてきた。
 
大統領は、首脳会談に応じるための成果として、韓国の元慰安婦に対して公式謝罪や補償をすることなどを求めているとみられる。
 
だが、安倍首相はこうした韓国側の求めには応じないとみられ、大統領が今後、再び対日批判を強める可能性もある。
 

 

日韓首脳会談に慎重 朴大統領 「協力関係 日本が壊す」

産経新聞 1月7日(火)
【ソウル=加藤達也】
 
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は6日、ソウルの青瓦台(大統領府)で年頭の記者会見を行った。安倍晋三首相との間で一度も開かれていない日韓首脳会談について、「私はこれまで会談をしないと言ったことはない」としながらも、「会談では両国関係の発展に役立つ結果が導き出されるよう、十分な準備の下に進められなければならない」と述べ、開催に慎重な姿勢を示した。
 
朴氏は「(日本側が)両国の協力関係の環境を壊すことを繰り返しており非常に残念だ」と述べた。
首相の靖国神社参拝などを念頭に日本を批判したものとみられる。
 
日本を「重要な隣国」としながらも、首相に「両国関係の信頼形成の基礎となる正しい歴史認識」を求める考えを強調した。
 
朴氏はまた、慰安婦募集の強制性を認めた河野談話や、過去の植民地支配と侵略を認めた村山談話にも言及し、「日本の公式な立場と信じてきたが、最近、日本側から否定する言動が出ている」と批判した。
 
北朝鮮問題については「朝鮮半島の平和、統一準備のために必要ならば、北朝鮮の指導者といつでも会うという立場は変わらない」と述べた。
 
朴氏は昨年2月の就任以来、外国訪問時の記者会見を除けば韓国内での記者会見は今回が初めて。
国内ではメディアを避ける姿勢に批判が出ていることを意識したとみられる。
ただ、メディア側に質問を事前提出させて失言を防ぐなどの慎重姿勢は、変わらなかった。
 
 
読売はパクが、「トーンダウンした」といい、
産経は未だパクが批判を続けてると書く。
 
 

 

<韓国大統領>首脳会談、日本の対応前提

毎日新聞 1月6日(月)
【ソウル澤田克己】
 
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は6日、国内では就任後初となる記者会見を青瓦台(大統領府)で開いた。
朴大統領は、安倍晋三首相との首脳会談について「会談しないと言ったことはない」と強調したが、同時に、日本が「正しい歴史認識」を持つことが前提だと改めて表明した。
 
首相が「対話のドアは開かれている」と繰り返していることを意識したようだ。
実際には、会談実現の展望は開けていない。
 
朴大統領は、日本の植民地支配を謝罪した村山談話と従軍慰安婦募集での強制性を認めた河野談話を日韓関係の「基礎」だと指摘。
「最近になって(談話を)否定する言動が出て、両国の協力できる環境が壊れている」と述べ、安倍政権の姿勢を暗に批判した。
 
ただ、安倍首相の靖国神社参拝には言及しなかった。
この点について、陳昌洙(チン・チャンス)世宗研究所日本研究センター長は「日本とのさらなる関係悪化は望んでいないということではないか」という見方を示した。
 
会見は約1時間20分行われたが、日本メディアには質問の機会が与えられなかった。
朴大統領は昨年2月の就任後、外遊時に外国首脳との共同会見は行うものの、国内では記者会見に応じていなかった。
 
 
 
安部総理の靖国参拝について
 
『朝までテレビ』(1月1日)
 
山際澄夫:
総理の靖国参拝なんて、中曽根政権の時まで当たり前に行われてたんですよ。
どこに国でもやってることなんです、アメリカだってやってることなんです。
戦没者を弔うなんてことは。
 
田原総一朗:
それは79年から行かなくなったんですよ。
 
武見敬三:
そう、A級戦犯の合祀があったから。
 
山際:
だから、それは、中国が騒いて、マスコミが騒いだから…
 
田原:
じゃあ、なんで天皇は行かなくなったんだよ。
 
武見:
これは天皇陛下のお口からはっきり言われたことじゃないけれど、
漏れ伝わるところによれば、やはり79年の4月、初めてA級戦犯の合祀ということがわかったわけです。
それによって、陛下はそこに参拝されることは、慎まれるようになったわけですよ。
それは大事なことを意味してると思いますね。
 
山際:
おっしゃってるようなA級戦犯なんていうのは日本にはいないんですよ。
戦犯は日本にはいないんですよ。
戦後、日本の国内法上、「法務死」として扱われてんです。
 
田原:
A級戦犯っていうのをつくったのは日本じゃなくて、極東軍事裁判ですよ。
ただし、あの裁判を認めることで、日本は独立したんですよ。
 
山際:
A級戦犯だった賀屋興宣さんは、その後、法務大臣になってます。
同じく、重光葵さんはその後外務大臣になって、国連で演説して大喝采浴びてるんです。
日本にはA級戦犯なんかいないんだよ!
 
辻元清美:
じゃあ、山際さんにお聞きしますけども、日本の戦争責任は誰にあるんですか?
 
山際:
誰にある?
皆にあるんじゃないですか。誰にあるんですか。
 
辻本:
そこがケジメをつけれてないところなんですよ。
日本がバッシングを受けてもしょうがないところなんですよ。
責任はみんなにあるなんて、それは話にならないですよ。
国際的には話にならないです。
 
孫崎享:
この問題のもう一つの視点は、日本がいま孤立してるってことなんです。
 
山際:
孤立なんかしてませんよ。
 
孫崎:
今後、日中間で色々と問題が出てくる。
そういった中で、国際社会というものを、どう引き付けるかっていうのが、非常に重要になってくる。
そんな時にね、靖国神社のこの問題は、確実に日本の国益に反する行動になってくると思いますよ。
国際社会の中で、日本がA級戦犯というものを認めないということは、東京裁判を認めないということですからね。
日本はサンフランシスコ講和条約から離れてると、国際社会はそう見るんですよ。
 
山際:
驚きだな。
孫崎さんは、東京裁判を認めるんですか。
 
 
孫崎:
歴史を変えることはできない。
サンフランシスコ講和条約は、それを認めるということで我々は独立をしたんだから。
 
山際:
あれは、サンフランシスコ講和条約の11条でですね、東京裁判そのものの、トライヤルをですね、そのものを受け入れたんじゃなくて、あくまで諸判決、ジャッジメントを受け入れたということだと思いますよ。
 
孫崎:
いや、そんな理屈は山際さんね、国際社会では通じませんよ。
 
山際:
東京裁判なんて軍事裁判じゃないですか。
勝者が敗者を裁いた、あんな裁判を認めるんですか!
 
田原:
確かにあの裁判には問題はいっぱいある。
事後法の裁判だしね。
だけど、あれを受け入れることで独立したんですから。
 
 
講和条約には靖国に参るな、とは書いてないんだろ?
 
この話、いつもなんかおかしい。
 
A級戦犯がどうの、東京裁判がどうのはほかでやってくれ。
 
靖国に参拝することをややこしくしてるのは、むしろ、こういうロジックだと思う。
 
日本は、死んだらチャラ。
仏は皆、弔われる。
生前何をしたかは、別の話。
靖国はお国のために死んだ人を祀るところ。
理由はどうあれ、国のために命を落としたから、祀った…
(「A級戦犯の合祀までしなきゃよかった」などと、それは今更言ってもしょうがない話)。
 
祀られてる者を総じて悼む。
それだけのことじゃないのか?
 
「死んでも許さない」という民族性の国が、他国の宗教観、価値観の違いにいちいち口出しするのはまさに内政干渉。
分祀も教義に反し、ありえない。
文句言う国には、そこだけを言えばいいんであって、
東京裁判とか、天皇責任とか…相手の土俵に乗るどころか、自分からそこに話を持って行ってことを荒立ててる。
そんな印象をいつも受ける。

靖国参拝を政治利用してる?

私には文句言う側も、言われる側も、どっちもどっちに見える。



「日本は死者になれば皆平等。
これは文化の違いだ。
さらし首のような公式な刑罰以外で、
民族的嗜好として死んだあとも死体を損壊する癖は我が国にはない。
死んだら皆同じ。
日本では仏になって罪は消える。
だから祀ってるのは生前にしたことの評価とは何のカンケーもない。
国のために戦って死んだ人は、皆靖国に入る権利を持つという考え方だ。
そういう考え方の違いをこそ、納得してもらいたいところだ。
それ以外の主義主張をそこにくっつけるべきではない。
A級戦犯云々は、これ俗世のはなし。
それでも、A級戦犯が祀られてるから参るのはイヤだ、というなら、
その人は行かなくていい。
行くべきだ、という人も、
そこに主義主張があるなら、それは俗だ。邪だ。
純粋に弔う気持ちが薄い、と言わざるをえない」

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