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七田眞 右脳教育法とは、理解を求めず、大量に暗記させる教育方法

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『奇跡の右脳習慣』

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がんばらずに、自分らしく、自然の摂理にしたがって能力の次元を上昇させる。本書では、その考えにのっとって、私が今いちばんお伝えしたいマインドチューニング法をご紹介します。

本書では、
�統合の力、
�読書の力、
�記述の力、
�音楽の力、
�イメージの力、
�暗示の力、
�波動の力、
という、誰でももっている7つのパワーに注目してマインドチューニングを行います。
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何故がんばらないかというと、がんばるという言葉は、ほんの少し左脳に効く程度であって、右脳には何らアピールしないから。
右脳は、がんばれば動き出すのではない。
右脳は、イメージや暗示(催眠=変性意識状態)によって励起される仕様になっている。

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人が成功の階段を上りはじめるのは、時期や能力が備わったときではありません。
自分のイメージを大きく広げはじめたときなのです。
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自分自身のイメージや自己評価や自尊心が低いままだと、時期や能力が備わっていたとしても何ら活きない。
ACミランへ移籍することになった本田選手のように、「自分はビッククラブに相応しい人間」と自ら堂々と言い切れるのは、そのような自己イメージが前からあったからなのだろう。
謙虚さを尊ぶ日本文化の中にあっては、“ちょっと引いてしまう”けれど、謙虚さを保ったまま自分自身のイメージや自己評価や自尊心を高く維持するのは不可能ではない。
何はともあれ、まずは自分のイメージを大きく広げる。
実力は後付けでいい。
それが右脳的生き方のコツ。

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本で読んだこと、人から聞いたことのなかにも、あなたの人生のヒントは散りばめられているでしょう。
それを受け流してしまうのではなく、あなた自身の言葉に変えて書き留め、心に刻み込むようにしましょう。
情報を、左脳の知識として与えて学び、それを右脳の潜在イメージにつなげるのです。
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“自身の言葉に変えて書き留める”ことがポイント。
自分自身の言葉に変えて書き留めたとき初めて、
(左脳的に)理解したといえるのだし、
(右脳的にも)イメージがより鮮明に定着する。
自分自身の言葉に変えてないと記憶にすら残らない。

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音楽は言葉と同じです。
言葉と大きくつながっています。
例えば、フランス人の演奏するブラームスとイギリス人の演奏するブラームスは違います。
アメリカ人の演奏するべートーベンと、ドイツ人の演奏するベートーベンも違うのです。
音楽表現にその国の言葉の影響があるのはなぜだと思いますか。
それは、各国の言語にはその言語特有の特別な音があり、音域の周波数も違っているからです。

例えば、日本語は20の音から成り立っています。
ドイツ語の音はその倍あって40音からなり、フランス語なら37音、
その2つの言語の影響を受けた英語は45音から成り立っています。

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日本語は、もっとも周波数帯域の低い言語である。

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日本語は高速化すると高周波音になり、高速化にともなって聞きやすくなるというデータが出ているそうです。
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だったら、外国人が日本語を学ぶとき、速聴すれば聞き取りやすいのかもしれない。
日本人も、高速の日本語を聞いて高周波音に慣れておけば、日本語より周波数帯域の高い諸外国語が聞き取りやすくなるのだろう。
高速化のもう一つのメリットは、左脳を停止させ、右脳の「高速大量記憶機能」と「高速自動処理機能」を励起させること。

もともとモーツァルトの曲には高周波音が多く含まれているから、モーツァルトを高速で聞けば、さらに素晴らしい効果が得られると書かれている。

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こんな話があります。
中学一年になったK君が、数学の実力テストを受けました。
10問中8問までは、すらすらと解くことができました。
ところが、あとの2問はなかなかの難問で、どうしても解くことができません。
K君はやおら目を閉じると、リラックスして問題をすらすら解いているイメージを頭の中に描きました。
すると問題の回答がまぶたの裏に現われ、2問とも見事に正解することができたのです。

右脳が働くのは、左脳が働くのとは違った意識状態にあるときです。
その状態のことを「変性意識状態」といいます。

ちなみに人間は、通常の状態ではβ波の脳波が出ています。
β波が出ているとき、人は左脳を働かせていることが多いのですが、変性意識状態に入るとθ波が出やすくなります。
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瞑想の訓練をつむのも、θ波(シータ波)が出やすくなる方法だけれど、もっと簡単な方法がある。

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まずは他者催眠で導いてもらって、催眠状態(変性意識状態)に入る条件付けをしてもらうと、以後は自己催眠に入るのがとても楽になります。
瞑想し、丹田呼吸を3回もすると、血圧が下がってきます。
脳内ではセロトニンというホルモンが分泌されていき、心身の緊張がすっかりとれてくるようになります。
催眠とは、左脳の意識の働きをゼロにして、右脳の意識を活かす状態を作り出すことなのです。
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グル(導師)と共に瞑想して変性意識状態に誘導してもらうか、催眠をかけてもらう。
グルがいないなら、ヘミシンクCDを用いるという方法もある。

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一人ひとりが右脳をひらいていくと、癒してくれるものを探さなくても、自分の中にその力があることを実感できるようになるのです。
人間は言葉を手に入れ、理知的になることと引き換えに、どんどん右脳を使わなくなってしまいました。
癒しの力は自分自身の中にあります。
それなのに人から癒されたいという人は、まだまだ右脳を使いこなしておらず、その恩恵を体験できていない人です。
自分のなかにある癒しの力で、自分を、人を、幸せに導きましょう。
それを実現するのが、右脳をひらくという意味でもあるのです。



『右脳がぐんぐん目覚める4倍速CDブック』

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人は年を取ると、だんだん頭の動きがゆっくりしてきます。
たとえば一般的に、年輩者はゆっくりしたリズムとテンポの音楽を好み、若者は早いリズムとテンポの音楽を好みますね。
しかし、その若者達が老人になってからも速い曲を好みつづけるというわけではなく、年齢とともに、だんだんゆっくりとした曲を好むようになっていきます。
それが、人間の脳の自然なしくみなのです。
これは、若いときほど右脳が働きやすく、年を取るにつれて脳の働きが左脳に移行していくことを意味しています。
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ポイントは、左脳は低速処理脳、右脳は高速処理脳であるということ。
しかし、大人になったからといって左脳による低速処理しかできないというのではない。
大人になったって、脳に限界はないのだから、右脳を鍛えれば高速処理脳を活性化できる。

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このトレーニングは、2倍速、4倍速という超高速スピードの音声に合わせて、テキストを目で追いながら音読する訓練です。
「高速視・聴・読」をすると、それは左脳への入力ではなく、右脳への入力になります。
どういうことかというと、左脳は低速リズムで動く脳なので、そのように速いスピードで入る情報には対応できません。
そこで、右脳に対応を任せるので、右脳が活性化され、情報が右脳に入力される結果になるのです。
このトレーニングを続けていると、頭は自動的に左脳から右脳に切り換えて対応するようになります。
高速スピードの効果とは、左脳から右脳へのスイッチングにある。
2倍速4倍速を聞いたところで「速すぎて、全然わからない」と思って止めてしまうのでは全然意味がない。
「分からない」というのは左脳の機能が追い付かないということで、最初はそれこそが正に目的なのである。
くり返し聴くうちに、右脳は速いスピードの聴覚刺激に反応して、モードが左脳から右脳へシフトします。
スムーズに右脳への転換がはかられるようになれば、苦にならなくなります。
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“頭の切れる人”というのは、「論理脳・言語脳」といわれる「左脳」だけが鋭敏に反応する人というのではなく、「ひらめき脳・直感脳」といわれる「右脳」の高速処理に「左脳」が牽引されているからこそ“頭の切れる人”なのだろう。

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右脳には、入力されたものを元に自動的に情報を加工して、編集して出力する機能があります。
つまり、右脳は暗記したものを材料に考え、個性的に概念の組み合わせを行い、創造性、個性を発揮するのです。
暗記によって蓄積されたものが多いほど、個性や創造性が出てきます。

右脳教育法とは、理解を求めず、大量に暗記させる教育方法です。
ノーベル賞受賞者を多く輩出しているユダヤ人の教育は、記憶学習が中心で、反復音読を大切にしています。
日本でも、江戸時代には寺子屋で子ども達に『論語』の素読をさせました。







『体内記憶』

右脳が本当に開くために必要なのは多くの場合、親御さんが競争的な心を持たなくなることなのです。
競争を押し付ければ押し付けるほど子供にはストレスがたまり、学習効率は落ちていきます。
それよりも子どもができたことを一つひとつ一緒に喜ぶそんな学習をすることのほうが結果的には良い方向に進むことができます。
一度右脳が開けば教科書を丸暗記したりするのは簡単なのですから。

右脳が開いてくると、「相手の気持ちが分かる」という創作性が高まります。
「相手の気持ちを感じる」というのは創作性、創造性の一種です。
相手の気持ちが分かるようになると、その子は非常に優しくなります。

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