Quantcast
Channel: SALUMERA
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2520

阪神3-4オリックス/和田監督「すべて俺の責任」

$
0
0
オリックス 0 0 0 0 0 0 0 4 0  4
阪神     1 0 1 0 0 0 1 0 0  3
 
戦評
6月6日(金)阪神 vs. オリックス 3回戦
オリックスが逆転勝利。オリックスは3点ビハインドで迎えた8回表、内野ゴロの間に1点を挙げる。さらに2死一三塁からT-岡田が3ランを放ち、逆転に成功した。3番手・岸田が今季2勝目。敗れた阪神は先発・能見が好投するも、2番手・福原が痛恨の一発を浴びた。
 
勝利投手 [ オリックス ] 岸田(2勝3敗0S)
敗戦投手 [ 阪神 ] 福原(2勝2敗0S)
セーブ [ オリックス ] 平野佳(1勝1敗17S)
 
本塁打
[ オリックス ]  T-岡田 7号(8回表3ラン) 
 [ 阪神 ]  鳥谷 4号(3回裏ソロ)
 
オリックスバッテリー 金子千尋 、中山 、岸田 、佐藤達 、平野佳  -  伊藤 
阪神バッテリー 能見 、福原 、鶴  -  梅野 、清水 、日高
 
 
 
 
 
 

阪神、悪夢の逆転負け地獄…和田監督「すべて俺の責任」

(セ・パ交流戦、阪神3-4オリックス、3回戦、オリックス2勝1敗、6日、甲子園)
 
また悪夢や! 
阪神はオリックス戦(甲子園)で3点のリードを守りきれず、19年ぶりに10カード連続で初戦を落とした。エースの能見篤史投手(35)が4試合連続2桁奪三振の好投をみせたが、八回に2番手の福原忍投手(37)がT-岡田に逆転3ランを被弾し、和田豊監督(51)は「すべて俺の責任」と呆然。
貯金は3に減り、4位中日との差は2ゲームに縮まった。
もう、こんな試合、イヤや!
 
福原は動けなかった。顔をしかめると右膝をついた。放物線の先は悲鳴の塊となったスタンドに吸い込まれた。
こんなことがあっていいのか。
最後はほおを殴られるような雨で試合終了を迎えた。
 
「結果がすべて。これはすべて俺の責任」
 
和田監督は八回の能見続投を問われて、懺悔(ざんげ)した。最善策を尽くしたはずがまさかの大暗転。
両手を腰にやりながら、視線はどこか一点を見つめていた。
 
先発の能見が1点を返された八回一死二塁。
4番ペーニャを迎えたところで和田監督は福原を投入した。
右内転筋の張りから復帰2戦目の右腕は最速148キロの直球を主体に二死三塁までこぎつけたが、坂口に四球を与え、T-岡田には4球すべて直球を選択。それを右翼席にまで運ばれた。
 
「ちょっと(球が)甘かったのは甘かった。能見に申し訳ない」
 
逆転3ランを浴びた福原が肩を落とした。
 
すべてベンチが描いた青写真通りだった…。
和田監督は福原投入と同時に先発マスクの梅野を下げ、経験面でも一日の長がある清水を送った。
「先発(能見)が降りるときには代えようと思っていた。
きょうの流れだと」と説明した。
 
攻撃面も一回にゴメスが適時打、三回には鳥谷のソロが飛び出した。
5月31日の巨人戦(京セラD)で9回無安打投球をした相手エース金子を六回で降ろした。
能見もセ・リーグタイ記録となる4試合連続2けた奪三振で期待に応えた。
 
疑問の残る采配で同じ3点差をひっくり返された3日の楽天戦(コボスタ宮城)とはわけが違う。
顕著な中継ぎ不足という編成上の問題か、慢性的なチーム全体の勝負弱さか…。
それだけに空虚感だけが残る。
 
10カード連続カード初戦黒星は1995年以来19年ぶりの屈辱となった。
「こういう試合をとれると勢いが出てくるんだけど。なかなか取りきれんね。余計に苦しくなってくる」。
 
4位中日とも3日ぶりに2ゲーム差。
足音が聞こえてきた。 
(阿部祐亮)

 
阪神の主な今季逆転負け
 ★3月28日・巨人戦(東京D) 今季開幕戦。三回に4点を先制した直後、先発能見が4連打で3点を返され、四回に同点にされると、五回には片岡に3ランを浴びるなどして計10失点で降板。4-12で大敗した
★4月8日・DeNA戦(甲子園) 4点をリードして迎えた七回、先発藤浪が二死からつかまる。1点を返され、さらに4番ブランコに逆転満塁弾をバックスクリーンにたたき込まれ、5-6で敗れた
★6月3日・楽天戦(コボスタ宮城) 3-0で迎えた九回。八回まで1安打と好投していたメッセンジャーが先頭打者から2連打を浴び、1点を返され降板。救援した呉昇桓も1点を失うと、さらに牧田に2点打を浴びサヨナラ負けした
 
 
 
 
こうなってくると、もうヘボ采配云々を通り越して、今までの勝運を手放してきた報いとしか言いようがない。
 
となれば、いま、和田がやらねばならないのは、運のある奴を使うということ。
原始的だが、それしかない(笑)。
 
梅野を下げたから、逆転された。
清水を出したから、派手に逆転された。
これはあくまで私の主観(笑)。
ただ…
これが当たってるかどうかは別として、
 
こういうカンが働く監督というのは勝つ。
こういうところのカンが鈍い監督は、たとえ、いいチームをつくっても勝てない。
中村勝広なんかは、まさにそうだった。
広い甲子園に合ういいチームつくったけど、運がなさすぎた。
 
オ・スンファンで負けた先の2試合、これは和田が言わなくてもたしかに監督の采配のマズさが原因だった。
だが、この試合は、采配が間違ってたんじゃなく、8回に「魔が刺した」
 
和田はダメだ。
ヘボな上に、運にも見放された。
このままだと、チームが奈落の底に堕ちていく。
 
運のある梅野を使え。
 
運のない、清水や新井をスタメンで使うな。
とても主観的で非科学的で、この二人には申し訳ないが…それしか言いようがない負け方だった。
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2520

Trending Articles