阪神 0 0 0 0 0 0 0 3 0 3
ロッテ 0 1 3 0 0 0 4 0 X 8戦評
6月11日(水)ロッテ vs. 阪神 3回戦ロッテは1-0で迎えた3回裏、今江の適時二塁打などで加点する。7回には、2死満塁の好機から今江が走者一掃の適時三塁打を放つなど、4点を加えて相手を突き放した。投げては、先発・藤岡が7回無失点11奪三振の好投で今季4勝目。敗れた阪神は、投打に精彩を欠いた。勝利投手 [ ロッテ ] 藤岡(4勝2敗0S)
敗戦投手 [ 阪神 ] 藤浪(4勝4敗0S)
阪神バッテリー 藤浪 、筒井 、鶴 - 梅野
ロッテバッテリー 藤岡 、益田 、西野 - 吉田
阪神・藤浪&梅野、打たれるわ走られるわ4失点に3盗塁許す
(セ・パ交流戦、ロッテ8-3阪神、3回戦、ロッテ2勝1敗、11日、QVCマリン)雨が降りしきるQVCマリンフィールドで、2人の若者が崩れ落ちた。序盤に奪われた痛恨の4点。先発した藤浪は長所を出せず、マスクを被ったドラフト4位・梅野隆太郎捕手(福岡大)もロッテ打線に隙を与えた。若いバッテリーが未熟さを露呈した。「(雨は)言い訳にしかならないですけど、しっかり投げたかった。死球とか、粘りきれなかった」試合後、藤浪は反省の弁を述べた。悔やんだ場面は1点ビハインドの三回二死満塁。連打などでピンチを迎え、角中への7球目だった。カウント2-2から空振りを狙い、内角低めに投じた勝負球137キロのカットボールが左足付近に当たり、押し出し死球。「もったいなかった。厳しいところを狙ったら、ちょっと(指に)引っかけてしまった」と唇をかみしめた。その後、今江に左翼越えの2点二塁打。結果、5回を4失点(自責3)で今季4敗目(4勝)。「2点目以降、押し出し(死球)とレフトオーバーだったり、打たれた球は甘かった。3イニング目がもったいなかった」。直球の最速は155キロを計測するなどボール自体はよかったが、勝負どころの制球が甘かった。リードした梅野は「(藤浪)晋太郎は悪くない」とかばった。確かに三回の3失点は防げたもの。ルーキー捕手のミスも、チームが敗れた要素のひとつだった。一死一塁から一走の岡田が盗塁した際に二塁送球が少し遅れ、ピンチを拡大させた。今季は盗塁を18度企図され、刺せたのは4度だけ。この試合だけで3つの盗塁を許し「盗塁を阻止できなかったので、そういう流れもポイントになった。(岡田の二盗は)捕ってから投げるまで時間がかかった」と自らを責めた。苦汁をなめた20歳と22歳。まだまだ伸びしろのある2人だけに、この悔しさを糧にしなければならない。(西垣戸理大)
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ロッテ8-3阪神/苦汁をなめた20歳と22歳
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