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金本新監督 就任第一声

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■激アツ就任第一声!金本新監督、猛虎再建へ抱負「戦う集団作る」
サンケイスポーツ 10月20日

阪神の新監督に決まった金本知憲氏(47)が19日、大阪市内のホテルで就任会見を行った。
3年契約で年俸は1億2000万円。
第一声で「戦う集団を作っていきたい」と抱負を語り「厳しく、明るく」をスローガンに掲げ、鳥谷敬内野手(34)や福留孝介外野手(38)ら中堅、ベテランに伸びしろを要求。鉄人による猛虎再建が今、始まる。

無数のフラッシュを浴びても、緊張感漂う表情は変わらなかった。
意識を変え、猛練習して、勝つ!
金本新監督が熱く就任第一声。
第33代監督が、猛虎を戦う集団へ立て直すことを宣言した。

「見ていて面白い、ワクワクするようなチーム作り。
監督、コーチ、選手、1軍も2軍もフロントも全部がひとつになって、結束力のある戦う集団、戦うチームを作っていきたいと思います」

2012年に現役を引退してから、毎年のように繰り返されるシーズン終盤の失速。
「『何が何でも勝つ』という気持ちが、少し欠けていたのではないか」。
不屈の闘志で自らを鍛え上げ、骨折しても試合に出続けた鉄人はもどかしい思いで見ていた。
淡々と負けることなど許さない、勝利に執念を燃やす集団に変える。
それこそが自らに課された使命と明言した。

そのためには、これから伸びゆく若手はもちろん中堅、ベテランにも厳しさを求めていく。スローガンはズバリ
『厳しく、明るく』だ。

「意識とか気持ちによって、来年は今年以上のものを残せると思っています。
例えば鳥谷、福留。
まだまだ今年よりもできると思います」。
今季、主に1、3番を務めた不動のレギュラーに上積みを要求。
さらに「不安はやっぱり安藤と福原の年齢(安藤37歳、福原38歳)です」と笑わせつつ、
「あの2人にはやってもらわないと。
オフに体を鍛えて、故障もきれいにして強くして、1年やってほしい」。
若虎たちの手本となるべきベテラン陣が、率先して変わることを期待した。
それはまさしく、03年に広島からFA移籍してきた自身が阪神を変えるために実践したことでもある。

なおさら厳しさに注目するのには意味がある。
理想の監督像を「勝たせる監督」と語り、
「落合さんとか原監督とか。
勝てる監督、実際に勝っている監督。
2人の共通点は厳しさ」。

中日を4度のリーグ優勝に導いた将と、巨人で3度の日本一に輝き、この日、退任した指揮官の名前をあげた。
ともに選手に猛練習を課し、批判を恐れぬ采配を貫いた『厳しさ』が特徴だ。

もう1つ。
現役時代に猛烈なトレーニングで鍛え上げた肉体で、1492試合連続フルイニング出場の偉業を達成した。
それでも、引退するときには「もっと練習しておくべきだった」と後悔した。
選手には同じ轍を踏ませたくない。

再建の手段を問われて
「練習だけです。練習と意識です。
選手の意識をかえて練習をする」
とキッパリ。
20日、甲子園でナインと監督として初顔合わせする。
金本イズムで厳しく鍛え直し、猛虎を再建する。


■金本新監督、一問一答「立て直す、勝つために全力を尽くす」
2015年10月19日 スポーツ報知

阪神・金本知憲新監督(47)が19日、大阪市内のホテルで就任会見を行った。
10年連続V逸のチームの再建に取り組む中で、就任1年目から優勝を狙うことを宣言。
生え抜きの和製4番の育成にも執念を見せた。
以下は一問一答。


―金本新監督、今の率直な思いは。

「不安と希望がかなり入り交じっています。
しかし今は、希望と言いますか、やってやろうという強い気持ちがあります。
最初は不安の方が大きかったんですけど、新聞を見たり、テレビ報道を見て、何とかこのチームを強くしたい。
今はそれしか思っていないですね」

―就任を決意した理由は。

「結構、悩んだんですけど、フロントの方々が一回壊してでも立て直したい、そういう熱意を受けました。
まあ熱意に応えようと意気に感じました」

―目指すチームは。

「見ていておもしろい、ワクワクするようなチーム作りですね。
とにかく監督、コーチ、選手、1軍も2軍もフロントも全部が一つになって結束して。
結束力のある戦う集団を作っていきたいと思います」

―どんな試合が理想?

「やっぱり2―1、3―2、1―0、1つのアウト、1つの塁(にこだわる)。
そういうことがすごく大事になる野球です。
そういう局面で、やるべきことをやる。そして勝つ。
そういう試合をやっていきたいです」

―現状のタイガースをどう思う。

「あまり過去のことは言いたくないんですけど、やっぱり気持ちと言いますか、やる気、試合に挑む気、何がなんでも勝つんだという気持ちが少し欠けていたんじゃないか。そう思っています」

―これをどう変えていく。

「これはまず自分が示して、話をして、何というんですかね。
伝えていくしかないです。
どういう手段でも伝えていくしかありません」

―理想の監督像は。

「勝たせる監督です」

―金本監督就任で強くなると期待してしまう。

「一回、チームを立て直して再建する。
しかも結果を出す。
かなり厳しいと思います。
期間はかかるかもしれないですけど、時間に甘えないように、できるだけ早く結果が出るように。
勝ちながら再建できるように。そこを目指していきます」

―具体的に強くする方法は。

「練習ですね。練習と意識です。
選手の意識をかえて、練習をする、そこだけじゃないですかね。
普段から野球に対する気持ちというのを、ちゃんと変えていけば、おのずと練習も変わってくる。
ただやればいいというのではない。
足りないところをちゃんと補える、いいところを伸ばすことができる。
そういう練習をすべきだと思います」

―期待の若手は。

「タイガースの伝統として、大砲、ホームランの打てるバッターが出て来ないので、まずそういうところを見てしまう。
今で言うなら江越、横田、陽川、そういう振ることのできる選手に期待したいですね。
それは僕だけじゃないんですけど、コーチの手助けも必要になってくる。
そういう目的意識を持った選手を育てていきたいと思います」

―コーチ人事のキーワードは。

「情熱のあるコーチです。
やっぱり選手を育てる、何が何でも一人前にする、練習に付き合うコーチ、僕についてきてくれるコーチ、そこらへんですね。
すべて気持ちから入る人だと思う。
そういう気持ちのないコーチを選ぶつもりはない」

―今後の補強、FA、トレードは。

「実際、まだそこまで考えていません。
できれば補強なしで、今の選手で勝っていくのが理想ですけど、やはり結果が求められてしまうので、じっくり時間をかけて考えていきたいと思います」

―ドラフト会議への要望は。

「まだ出していません。
本当に急なことだったんでね。
要望というより、将来楽しみな例えば4番を打てる選手、エースになれる、クローザーになれる。
まあまあの選手はトレードとかで補えると思う。中心となって補える選手をドラフトしたいと思います」

―ドラフト会場に行くのか。

「行きます。クジ?
やっぱり引かないといけないかなと思っています。
そういう責任ある立場になってしまったので」

―改めて今の心境は。

「身が引き締まるというか、本当に立場というより勝つこと。
優勝させること。立て直すこと。
そこにしか集中できていないです」

―阪神ファンにメッセージを。

「どういう結果になるか、自分に何ができるか、本当に変えることができるのか、正直分かりません。
立て直す、勝つために僕が全力を尽くすこと、
そこだけは本当に頑張りますので、温かく見守って頂きたいと思います」



サルメラ
真弓や和田に致命的に欠けていたのはコミュニケーションだと思う。
コミュニケーションがなければ、威勢よく「選手に厳しくする」などとアドバルーンをあげたところで、絵にかいた餅にしかならない。
金本ならその点、選手はもちろん、コーチ、裏方、果てはフロントにもモノを言える実績がある。
それもたった10年に満たぬ前の、今いる選手たちの目に焼き付いたアニキのカリスマが。
良太なんか、かっこうの『怒られ役』になるだろう。

『戦力』補強力は十分あるチームだ。
もっとも、それが的確なチョイスだったかは別の話だが、
それでもそこは巨人、ソフトバンクにもひけは取らない。
あとはそれをどう使うか、どう見極めて、どう伸ばすか。
選手だけじゃない。
コーチング・スタッフの人選にも、独自の豊富な人脈に期待漂う。

早速、金本の勝負運を占うドラフトがある。
ドラ1、誰を指名するかより、オコエをどういう展開のアヤで取れようか、取れまいか、
オコエが取れれば向こう10年タイガースは安泰だ。
と、個人的には思ってる。

コーチング・スタッフは山口コーチ退団は残念だが、一軍では高代、平田が残留。
他、山田、伊藤以外は皆退団となった。
妥当だろう。
とくに平田、
一軍、二軍合わせ、彼ほど現有戦力を把握しているコーチはいまい。
持ち前のベンチを明るくする術も、金本監督の元でなら拍車がかかるはず。
ただ、矢野がどうやら新聞報道では二軍監督になりそうなのでだろうが山田バッテリーコーチが残留となっている。
この点が気にいらない。
まだ引退の決まった藤井をコーチとして残す方がいいのではないかと思うが。

二軍では、選手とともに汗を流せる藤本、浜中を残したが、八木は退団。
これも妥当だ。
星野、野村以前の甘い体質で育ったコーチはいらない。
その意味でも山田コーチにもこの際、辞めてほしかった。

いずれにせよ、金本新監督誕生。
これで野村、星野の監督就任以来の、
久方ぶりにワクワクした高揚感でこのオフ・シーズンをむかえられることになった。



■V戦士続々集結へ!阪神、片岡氏&今岡氏の打撃コーチ招へいプラン浮上
サンケイスポーツ 10月20日

来季のコーチングスタッフ選定作業が19日、本格的にスタートし、OBの片岡篤史氏(46)、今岡誠氏(41)の打撃コーチ招へいプランが浮上していることがわかった。
ともに2003年、05年のリーグ制覇に貢献したV戦士。
金本知憲新監督(47)は「情熱のある人」をコーチの理想像に挙げており、まさにピッタリの人材といえる。

金本阪神の誕生とともにコーチも一新され、2003年、05年Vに貢献したメンバーが指導者としてタテジマのユニホームを着る。
片岡氏、今岡氏が、ともに打撃コーチとして復帰する可能性が出てきた。

金本新監督はコーチについて
「(希望は)情熱のあるコーチです。
何が何でもこの選手を一人前にするという、そして練習に付き合うコーチ。
そして僕についてきてくれるコーチ」
と明かした。

個人名は挙げなかったが、リストにV戦士が複数いることがわかった。

片岡氏は92年に日本ハムに入団し、金本新監督よりも1年前、星野監督が就任した02年にFAで阪神に移籍。
03、05年とリーグ制覇に貢献した。
金本新監督より1つ年下で同じ移籍組、左打者。
不振のときにはアドバイスを受けるなど、気心が知れた間柄だ。
06年に現役を引退し、10年から12年までは阪神の1軍打撃コーチを務めた。

今岡氏は97年にドラフト1位で阪神入団。
03年は首位打者を獲得し、05年も5番を任されて147打点をあげ、タイトルを獲得した。
現役時代の新指揮官から「どんな球種にもバットが対応できる打者。天才や」と一目置かれた。
10年にロッテに移籍し、翌11年に引退。
現在は野球評論家として活動している。

この日、金本新監督は就任会見に臨む前、2時間ほど南球団社長らとコーチ人事について協議。
夜も会食しながら詰めの作業を行ったが、最終結論には至らなかった。

南球団社長は
「組閣はあす(20日)から本格的にやります。
(期間は)早ければ早いほうがいい」
と話すにとどめたが、11月初旬にスタートする秋季キャンプ(高知・安芸市)までに完了させたい意向だ。

和田政権下のコーチは1、2軍あわせて8人も退任。
金本新監督のもとでコーチ陣も大幅に入れ替えて、再建を目指す。

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