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3-1中日、1回戦、阪神1勝、13日、甲子園

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雨中の熱投!能見が竜斬り、虎3連勝

これぞエースや!! 
能見篤史投手(32)が中日戦で8回1失点。
初回に1点こそ失ったが、粘りの投球でゼロを重ねて2勝目を挙げた。
これで和田虎は引き分けをはさんで今季2度目の3連勝。
聖地で六甲おろしが響き渡る中、この勢いで首位独走や!!
 
鳴りやまない「能見コール」―― 。
歓喜に湧く虎党のボルテージが、どんどん高まっていく。
熱い声援を背に、エースが小走りでお立ち台へ上がった。
ヒーローはもちろんこの男だ。
先発した能見が8回1失点で今季2勝目。
昨季セを制した中日打線を抑え込み、首位をガッチリキープした。
 
「甲子園でいい投球ができたので、よかったです。グラウンド状況があんまりよくなくて、ボール球も多かった。バックに助けられたことも多かったけど、最少失点に抑えられたのはよかった」
聖地に降り注いだ雨が、火照った体には心地よかった。
 
一回。
二死一、三塁から、5番和田の三塁適時内野安打で先制点を奪われたが、失点はこの1点のみ。
要所を締め追加点を許さなかった。
直球の最速は140キロでほとんどが135キロ前後。
しかし低めを丁寧につき、チェンジアップと真っすぐのコンビネーションでバットの芯を外した。
奪った三振は6つ。
今季の奪三振数を「24」に伸ばし、トップの沢村(巨人)に1差の2位に付けた。
 
八回には左手の爪を気にするしぐさを見せ、捕手の小宮山、藪投手コーチらが駆けよるシーンもあったが「大丈夫ですよ」と笑い飛ばした。
「途中はね、イメージ通りにできたんですけど、八回ちょっとタイミングが合わなくなった」。
納得のいく内容ではない。
それでも勝利を呼び込む左腕の投球に、和田監督も「さすがエースという投球を見せてくれた。1点はとられたけど、粘って、味方が1点をとるまで粘ってくれた。いうことない」と変わらぬ信頼を口にした。
 
これで貯金は今季最多、2年ぶりとなる「5」。
引き分けをはさんで今季2度目の3連勝だ。

 

バット折れても!阪神・金本、執念のV撃

振り切ったバットは真っぷたつに折れ、打球は力感なく飛んだ。
納得のいく打撃ではなかっただろう。
それでも、白球は緑の芝の上で弾んだ。
この勝負強さが、金本の真骨頂。
奪った1点に価値がある。
勝ち越しタイムリーが、勝利を引き寄せた。
 
「どんな形でもとにかく1点入ってよかった」
1-1の同点で迎えた四回無死一、三塁。
フルカウントからの6球目に反応した。
高めの直球、137キロにバットの先で食らいつき、均衡を破った。
「あそこは何とかしてくれるというところで、カネ(金本)も気合が入っていたし、気持ちで打ったヒットだった」
中盤の勝負どころでの期待通りの働きに、和田監督は目を細めた。
 
山脇守備走塁総合コーチは、「今年は肩も(調子が)ええからな」と状態のよさを強調する。
完全復活にかける思いと、体の調子がうまくリンクしている。
今年44歳を迎えた大ベテランだが、取り組みへの柔軟さは失わない。
春キャンプ序盤の室内での打ち込みでは、iPadを練習に取り入れた。
フリー打撃の間に、撮ったばかりの画像チェック。
右肩をかばう癖がついていたスイングから、理想とする軌道への修正に取り組み、本来の力強い打撃を取り戻してきた。
 
六回の第3打席では、あと1、2メートルでスタンドインという右翼への大飛球を放った。
惜しくもアウトになったが、怖さは十分に示した。
「去年も復活するといってできなかったので、今年は最後のチャンスになると思う。ダメだったら、もう先はない」と意気込む今季。
ここぞの1本を打ち続けてきた背番号「6」が、猛虎打線に厚みを加える。 

 

球児、また満塁ヒヤヒヤセーブ

まるで再現VTRを見ているかのようだった。
九回からマウンドに上がった守護神が2試合連続の乱調。
満塁のピンチを背負い、何とか無失点で切り抜けた。
 
「勝てたことがよかった」。
百戦錬磨の右腕がホッと胸をなで下ろした。
前日12日の広島戦(マツダ)も同点の延長十回に登場し、3安打を浴びて二死満塁とされた。
無失点で切り抜けたが、虎党をハラハラさせていた。
 
11日の広島戦で通算200セーブを達成してから3連投。疲労もあるのか。
制球が乱れた。
先頭の山崎に死球、続く和田にはファウルで粘られた末に四球を与え、無死一、二塁。
犠打で一死二、三塁となり、平田を三振に斬って二死。
だが、続く谷繁に四球を与えて二死満塁とした。
「決して悪くはない。まだ開幕のつまずきということはないが、そこから乗り切れてないところがある。ただ最終的にきっちり抑えてくれるので」と和田監督。
2夜連続の苦投とはいえ、どちらも無失点で終えている。
そこはやはり、さすがの一言だ。
 
最後の打者は代打・福田。
昨季の4月15日(ナゴヤD)で代打本塁打を浴びた相手だった。
2-2からの5球目は外角高めの直球で空振り三振。
難敵を力でねじ伏せた。
すでに今季8試合目の登板。
出番は多いが「いいことなんで頑張って、がんばっていきたい」と前を向いた藤川。
次こそはスッキリと終わらせてくれる。
 
試合前、対戦相手のこれまでの戦況を改めて思う。
5連勝のあと4連敗の中日。
聞くところによると、5連勝の後競り合いの試合を全部落とし、
浅尾は8試合登板し…
まるで、去年のタイガースを見てるよう。
朝尾は榎田ってことか…
球児もこの試合で8試合登板。
しかし、チームは貯金5。
中日は今日負けて、貯金0。
感じる疲労度がおのずと違う。
 
 
 
 
 
 
去年の今頃、タイガースは中日相手に勝てる試合を引き分けにもっていかれ、このカード、勝ち越せなかった。
今年の中日には落合はいない。
そして、今年のタイガースには和田がいる。

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