ブラ、抹消!「結果出せ」虎将ゲキも…
サンスポクレイグ・ブラゼル内野手(32)が3日にも出場選手登録を抹消されることが2日、分かった。阪神移籍後、不振での2軍落ちは初めて。今季は83試合で、打率・239、8本塁打、33打点。最近16試合連続でスタメン落ちしていた。代わって俊介外野手(24)の昇格が決定的となった。和田監督が大きな決断を下す。ブラゼル、抹消へ―― 。不振に悩む助っ人砲に、鳴尾浜行きの切符を渡す方針が固まったことが明らかになった。ブラゼルはこの日のヤクルト戦に、3点を追う八回二死で代打で登場。右腕ロマンに対し、フルカウントまで粘り四球を選んだが、得点にはつながらなかった。今季12度目の完封負けを喫した後は、終始下を向いたまま、クラブハウスへと歩を進めた。開幕から守り続けた一塁手の座を新井に奪われ、打率・239、8本塁打、33打点と低迷。ボール球にバットが止まらぬ悪癖が直らず、前日1日も代打で空振り三振に倒れていた。ブラゼルはスタメン落ちが続いていた7月下旬には鳴尾浜でシート打撃をこなしてから甲子園に向かうルートを自ら決断。和田監督も「本人も工夫をしてやっているので何とか結果につなげてほしい」と願っていたが、長期ロードを前に、首脳陣はウエスタンで打席数を経験させ、復調を目指すことが賢明と判断した見通しだ。ブラゼルはこの日の練習中、一塁ではなく二塁に入り、ノックを受けていた。また試合前のシートノックでは2試合連続で左翼についていた。新井良の台頭や新井の復調などが重なり、スタメンで出る幕がなくなった。2009年途中に阪神に入団して以降、不振での2軍落ちは初めてとなる。球団とは単年契約。仮にこのままの状態が続けば戦力外となる可能性が極めて高い。ブラゼルが抹消される代わりに打撃好調の俊介が昇格となりそうだ。和田監督は最近「いろいろな競争が始まる」と強調していた。2010年にリーグ2位の47発をマークした長距離砲が崖っぷちだ。和田監督、大和の送球ミスについて「2度とないように」
スポーツナビ 8月2日(木)
阪神は2日、甲子園での東京ヤクルト戦に0対5で敗れ、連勝は3で止まった。以下は和田豊監督のコメント。
「(初回の2点が重かったか?)打線の方は(打てる)兆しがあったけど、それなりのピッチングをされると難しい。(相手先発の)ロマンは立ち上がりがそんなにだったけど、序盤の得点に守られて尻上がりに良くなり、最後まで持たせてしまった。
(先発したスタンリッジの投球は?)バランスが悪かったな。スタンだけじゃないけど、初回の失点が多い。ピッチャーは(打線が点を)取るまでは(点を)取られないという気持ちでいってほしい。スタートでいかれると、どうしても重くなってしまう。明日からロードだから弾みをつけたかったけど。甲子園に戻って来るまでに、取り返して帰ってくるというつもりでやらないと。
(9回の守備でのミスが痛かった?)大和にしても(新井)良太にしても、常時試合に出るようになるといろんなことが出てくる。勉強しないといけない。良いスローをしても(誰もいなければ)どうにもならない。(大和は)本来内野手で、センターラインを守る選手。全体を見られる視野を広げないと。外野に入って、まだ日が浅い。2度とないようにやらないと。
(初回の川端慎吾の打球を鳥谷敬がはじいたプレーについては?)取るに越したことはないけど、鳥谷も必死になってやってる。打球も強かったし、あれは責められない」
大和、上本の1・2番コンビはたった1日で解消。
継続は力なり。
「競争」云々はもうイイ。
この2人で固定してもらいたい、というのが私見。
ブラゼル2軍。
ザラテ、セットアッパー体制への一歩がようやく踏み出せたようだ。
提言… 嗚呼、和田タイガース (7月4日)・ブラゼルに代わって、ザラテの1軍昇格・岩田のリリーフ転向・来季に向け1軍打撃コーチ、及び2軍首脳陣すべての刷新検討