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Channel: SALUMERA
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3-4広島、11回戦、阪神6勝4敗1分、3日、マツダスタジアム/マートンは来季必要か

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阪神、夏ロード新井で大暗転…黒星発進

大拙攻の見本市や!! 
阪神は4番新井貴浩内野手(35)が一回と三回の好機に凡退。
先発全員の12安打を放ちながら、3点しか奪えず、逆転負けを喫した。
夏の長期ロードは黒星発進で4位広島とは6ゲーム差に広がった。
金メダル級の救世主、出てこい!!

悪夢のロードの幕開けだ。打てば英雄、打てなければ戦犯…。
これが、猛虎の4番を任される男につきまとう運命だ。
3-0からの悲劇的な逆転負け。
その責任は、この試合に限れば、また新井に向けられてしまう。
片岡打撃コーチは「4番として打ってもらわないと困る。そのために4番に置いているので。負けてしまったらクローズアップされる。それが4番の宿命。逃げられない」と苦り切った表情で話した。
 
主砲が絡んだ序盤の拙攻だ。
三回無死一、三塁。
広島は前進守備をせず、1点OKのゲッツー狙い。
ここで144キロ初球を打ち損ねた。
まんまと相手の術中にはまる遊ゴロ併殺だ。
この間に三走・大和が生還したが、結局、大量点も期待できたイニングで1点どまり。
試合の流れを寸断した。
 
「チャンスはあるんやけど、そこで出ないから。あと1点をとってしまえば…」と片岡コーチ。
広島の2倍、先発全員の12安打を放ちながら3点で残塁は11。
新井は、一回にも一死一、二塁で空振り三振に倒れていた。
3-2の八回は二死満塁で平野が右飛。
その裏に逆転を許した。
取れるときに取らなければひっくり返される。
虎の停滞を物語る見飽きたシーンが新井の2打席に敗因が凝縮されていた。
 
7月29日DeNA戦(甲子園)から猛打爆発で3連勝。
その3試合で13打数6安打、4打点と輝いた。
だが連敗のここ2試合は9打数1安打、0打点。
この日、一振りで試合を決められるブラゼルが2軍に降格。
代わりの4番が見当たらないだけに、首脳陣も新井に懸けるしかない。
片岡コーチは「新井に限らずチャンスで立つ人はやっていかないと」と奮起を促した。
九回二死走者なしで中前打を放った新井は表情を変えずにバスへと乗り込んだ。
背番号「25」のバットに虎の浮沈を託すしかないのか。新井が勝負弱いというレッテルを覆せない限り、弱虎に光は見えてこない。
 
バカみたいに、
ちょっと打ったからと言って打線復調とか、何の根拠もない記事を書いてたスポーツ紙とかラジオの実況コメントとか…
それにノせられてその気になってた首脳陣も相変わらずオメデタイ。
 
打って打って打ちまくって勝つ―― ?
話がそんな簡単なら何も苦労はない。
昨今のプロ野球の傾向は「飛ばないボール」で、そういう大味な試合展開を何試合も許さないし、
それ以前に、「復活」の活字の踊らされ、それを鵜呑みにするほどの打線か、その自己分析もここの首脳陣はできてないのか、ってことになる。
 
それにしても、
大和を2番に固定し出したから、ちょっとは試合も見る気になったが、
相変わらず、ベンチワークが中途半端で分かりにくい。
イライラする。
 
 

虎将、マートンにバントも…あぁ失敗無得点

3-2の八回。
次の1点がどちらに入るかで結果が左右される局面だった。
 
無死二塁、打者はマートン。
和田監督は「もう、是が非でも1点というところ」とバントのサインを出した。
しかし、初球を失敗。投飛にしてしまった。
 
指揮官は「1点でも多くというか、1点取れていれば、というところだったけど、取れなかったことで流れが変わってしまった」と嘆いた。
先頭の金本が右中間二塁打。
2年連続でリーグ最多安打を記録した助っ人が打席に入っても、将に迷いはなかった。
点差を2点に広げたい。
一死三塁にして、得点を狙うのが最良の選択だった。
追加点が入れば、救援陣への精神的負担も減ったはずだが…。
 
あっさりと打ち上げたマートンは「きちっと転がすべきところだった。決めないといけない。相手は勢いのあるいいストレートを持っていたけど、転がさないといけなかった」と反省した。
 
球宴後には、金本や新井ら主力打者にもバント練習を命じ、準備はしてきた。
片岡打撃コーチは「後半戦が始まる前から言ってある。サインが出たらやるのが当たり前」と断罪。
バントの指示は裏目に出て、結局八回は無得点。
相手に流れを渡した。
 
その裏、2番手・筒井が先頭の天谷に四球を与えると、エルドレッド&堂林に連続適時打を食らい、逆転されてしまった。
「先頭バッターの四球が全てではないけど、大事なところだった」と和田監督。
バントミス1球で、後続のリリーフ投手にも悪影響を与え、勝利から敗戦につながってしまった。
3連勝の後、2連敗。重苦しいロードの幕開けとなった。
 
マートンはイイ選手だ。まだまだやれる。
ただ、こういう大事な場面での〝送りバント失敗〟とかを見せられたら、
「来季は新外国人に入れ替えた方が・・・」なんてことが頭をよぎる人も少なからず出てくるのではと思うが、ワタシはそうではない。
 
マートンを見てると、かつてオマリーと重なる。
打つことに関しては、頭もテクニックも文句なしだったが、時折見せる怠慢プレーと、首脳陣との軋轢、あげくにフロントにもケンカを売ってチームを出された。
その後のオマリーのヤクルトでの活躍は周知の通り。
タイガースの首脳陣には、オマリーを使いこなせるだけの器量を持ったのがいなかった、ということだ。
オマリーはタイガースの歴代でも、メンタル面をしっかりサポートしてやれば活躍できてたはずの外国人選手の典型だ。
 
オマリーの性格の良さは引退してその後、皆が知る。
アドバイザーとしてオマリーがタイガースに復帰した当時、「なんでこんな陽気でアッケラカンとした人が、あんなワガママやってたんだろう」と思った人もいたろう。
いい選手(特に外国人)はワガママなもんだ。
だけどそれだけに(外国人選手は)単純で扱いやすい面もある。
何が言いたいかと言えば、
 
「選手は誰であろうとバントのサインが出たらやって当たり前」なんて建前論をいくら記者の前で振りかざしても、後ろに回れば選手をフォローするのが、首脳陣のそれこそ〝当たり前〟の人心掌握術のはず。
マートンを活かすも殺すも首脳陣次第、ということ。
敗戦をバントできない選手のせいにするのは簡単だが、例えば昨日の試合後、「こういう1点が絶対ほしい場面では今後、バントできる選手と交代させるぞ」ということをマートンに言い含め納得させる根回しを首脳陣がやるかどうか。
そういう繊細さがなければ、和田は前監督と何も変わらない。
いくら大和が育っても、来季も期待できない。
 
…オマリーはバントも上手かったが。

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