Quantcast
Channel: SALUMERA
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2520

中村GMに求めるのは机上の空論ではなく実行力

$
0
0

阪神・中村GM、正式決定!勝負の1年契約

阪神は5日、大阪市内の電鉄本社で臨時株主総会と取締役会を開き、元阪神監督の中村勝広氏(63)のゼネラルマネジャー(GM)就任を正式決定した。
契約は1年で早急な成果が求められることになる。
 
「ユニホーム組で経験があり、(各方面に)コミュニケーションをとれる人はいないか、と頭の中でずっと考えていました。経験のある中村さんが適任と思い、白羽の矢を立てました。編成部門を統括してもらう。契約? 1年、1年です」
南球団社長が単年勝負であることを明かした。
 
当初10月1日の発表が予定されていたが「水面下で動いていたが、明るみに出たことで早いほうがいいだろうと」と前倒し。
シーズン終盤にGM職を新設するという異例の運びとなった。
 
球団サイドは和田監督の来季続投を固めている。
ただし、来季は3年契約の2年目となるだけに今季同様、成績が低迷すれば解任問題に発展することは必至。
今オフに向けては金本、桧山らベテラン陣や外国人の去就問題、育成部門の強化、コーチ陣の入れ替えなど改善すべき点が数多くある。
改革のメスが甘く、トンネルの出口が見えなければ、中村GMの責任を問われることになる。
 
弱虎が続けばファン離れは加速する。中村GMに“研修期間”はない。
 
★「将-GM」即会談へ
就任即“中村・和田会談”へ-。和田監督は中村GMと、6日にクラブハウス内で対面する考えを明かした。
「明日お会いすると思うので、これからいろいろな話をさせてもらうと思う。明日以降、いろんな話が出てくるかと思います」
また中村GMの印象についても「現役の頃の選手、監督という(関係な)ので、いろいろとお話をさせていただいている。全然知らない方じゃないので」と話した。
 
【中村GMトーク】「一日も早い立て直しに」
中村GMは慎重に言葉を選びつつ、17年ぶりに復帰した阪神の強化へ意気込んだ。
―― 要請時の心境は。 
「恩返しができるチャンス。(受諾は)二つ返事だった」
 
―― チームの現状に。
「まさに過渡期で難しいかじ取りを迫られている。僕の監督時代も非常に苦しい時期だった。和田監督の心中は察するに余りある。一日も早い立て直しに尽力できればと思っている」
 
―― 自身の役割は。
「金庫の鍵は持ち合わせていない。和田監督と球団社長、オーナーのパイプ役ではないか。現場にも下りていこうかと思うし、それは許される範囲ではないか」
 
―― 攻撃で課題は。
1、2番が機動力に欠けているんじゃないか。真の4番が不在というのも感じる
 
―― 守りは。
広い甲子園が本拠地で、球は飛ばないと言われている。ディフェンス面の強化は言うまでもない。強化というのは投手を含めたセンターライン
 
 

中村GM大改革!和田監督以外すべて白紙

阪神の来季首脳陣人事が和田豊監督(50)以外は「白紙」となっていることが7日、明らかになった。
球団首脳が明らかにしたもので粛清の輪は2軍にも及ぶ。
それに呼応するように、中村勝広ゼネラルマネジャー(GM、63)は鳴尾浜を視察。
ファーム育成方法の改革に意欲を見せた。
 
笛吹けど踊らぬ指導者をフロントが仕分けする
参謀役をはじめとする閣僚が全員解職される可能性が浮上した。
球団首脳が厳しい表情で口にした。
「和田監督は来季も続投。ただし…それ以外の1、2軍の首脳陣は全員白紙にしなければいけない。そこまでしないとファンも納得しないし、再建できない。今後、話を密にして検証していく」
 
開幕から波に乗れぬ現場に対し、球団側は内密に早くから動いていた。
今夏には八木2軍打撃コーチの昇格案を描くなど、1軍首脳陣に危機感をあおっていた。
しかし、特に打撃部門の低迷は変わらず、本塁打数も「48」でリーグ最下位。
ベンチワークで打開することもできず、優勝の灯火を9月初旬で消す異例のシーズンとなった。
 
1軍に並んで、現在ウエスタン最下位に沈み、若手の育成がはかどらない2軍にまで粛清は及ぶ。
球団首脳の言葉に呼応するよう、この日、前日に就任会見を終えたばかりの中村GMの足はファームに動いていた。
早朝、鳴尾浜での練習から視察。
電鉄本社から急きょ駆けつけた坂井オーナーと、気温30度を超える残暑の中、球団ブースからウエスタン・広島戦に熱視線を送った。
そして試合後、虎のGMは改革案を披露した。
「素材を見て、集中的に育てるという方式が本来のファームの姿だと思いますけどね。ですから、ランクを付けてね、我慢すべきは我慢して使うと。将来性のない選手について、我慢して使ってもチームとして球団としてマイナスですから」
吉竹監督が率いる2軍は機会均等方式の育成だ。
それに中村GMは“ダメ出し”をした
「僕は、あんまりいい方法ではないと思う。それは、やめるというか、そういう方向でいきたい」
 
広島・堂林、古くは新庄、亀山…。
プリンスを発掘し、英才教育を課す必要性を訴えた。
方針が変われば吉竹2軍監督らファーム首脳陣も一新されてもおかしくはない。
 
「白紙」というなら1軍の有田ヘッド、片岡打撃コーチはもちろんのこと、新任で43歳と若い藪投手コーチですら“聖域”ではなくなってくる。すでに球団側は来季の組閣準備を進行中。OB中心に調査中だ。
 
中村GMが入団し、今回の球団首脳の「白紙」発言。人事が一気に動き出す。
強将の下に弱兵なし、を信じながら…。
阪神・中村GM、金本代打要員…守り重視する(1/2ページ)
アニキは来季代打!! 
阪神・中村勝広GM(63)が6日、西宮市内の球団事務所で就任会見を行い、チーム再建へ向けて、守りの強化を最優先に掲げた。
守備に不安がある金本知憲外野手(44)は来季代打に専念させる方針であることが判明。守り勝つ野球を推進し、猛虎再生を目指す。
壇上で無数のフラッシュを浴びながら、中村GMは熱く持論を展開した。
猛虎再建へ今、一番何が必要か。その答えは明確だった。
 
「甲子園がホームグラウンドで、飛ばないボールが取りざたされているが、ディフェンスを中心とした守りの野球を推進していくことはいうまでもないこと」。
広い聖地を本拠地にする阪神。守備力の安定がチーム力の向上へ直結する。
そこへ飛ばない統一球の影響もある。
打線の破壊力を追い求めるより先に守備面での充実が急務と判断した。
では、具体的には、どうするのか。
 
浮上している一つのプランがある。
来季残留の球団方針を固めている金本の代打専任だ。
球団幹部が明言した。
「来年残留しても『レフト・金本』でスタートしてはいけない」
今季ここまで85試合に左翼守備で先発出場しているが、8月25日の広島戦(マツダ)で前進守備の上を越えられた打球がランニング本塁打になるなど全盛期からの衰えが否めないプレーも目立つ。
特に広い甲子園では不安が多い。
一方、一振り稼業では結果を出している。2日の広島戦(甲子園)では前田健から代打タイムリーも放ち、1打席にかける集中力の高さも証明した。
代打としての適性も十分に備えていると判断する。
来季は、まだ一級品の打撃力をここぞの場面で発揮してもらう考えだ。
 
中村GMは「よくいわれるセンターラインの充実。その強化というのが一番手っ取り早い。ディフェンス強化はピッチャー含めたセンターラインというところ」と明言。投手、捕手などを重点的に強化する考えを繰り返した
 
背番号「6」はこの日の巨人戦(甲子園)で4試合連続のベンチスタート。
その理由について和田監督は「一つじゃなくていろんな状況がある」と含みを持たせた。
山脇守備走塁総合コーチは「若い選手(を使いたい)というのもある。マートンの状態を見たいし、肩のことも。いろんなことを含めて」と説明。来季を見据えた残り試合も代打金本にシフトしつつある。
 
中村GMの契約期間は1年。だが球団は3年のスパンで手腕に期待を寄せている。
それでも「自分自身の中では長期、長期と甘んじて受け取るわけではない。道筋は僕の時代でつけていかないといけないという認識は強く持っている」とあくまでも1年勝負を強調した。
2013年の猛虎は守りを固める。
新たな代打の切り札とともに、復活へ船出する。
 
中村GM補佐に嶌村氏と木戸氏  
阪神は5日、中村勝広GM(63)の補佐として嶌村聡現球団副本部長(44)、木戸克彦現本部付次長(51)の就任を発表した。
 
嶌村氏は野村克也氏(現サンケイスポーツ専属評論家)の阪神、楽天監督時代に監督付き広報などとして陰で支え、昨年から阪神に復帰。
スカウトディレクターなどを歴任していた。
 
木戸氏は現役時代は、捕手として1985年の球団初の日本一に貢献し、その後もコーチを歴任。
2009年から11年まではヘッドコーチとして、真弓前監督を支えた。
 
中村の「広い甲子園、飛ばないボールに対応した守備重視」の方向性は良し。
だが、それは今年初めの和田も目指していたはず。
実際には、金本スタメンとか、新井兄サードとかをブッタ切らないと実現しない。
その意味では、中村には岡田に代打・亀山で引導を渡したキレ味はある。
常にマスコミに追われる現場ではなく、GMとしてなら、あるいは期待できるかな?
木戸を現場に置かなかったことも評価できる。
木戸は野球頭がバカということではなく、現場に向いてない。
逆に平田は現場に向いてる。
指導者としてというより、お囃子屋でベンチを活気づけるという意味で。
 
中村GMに求めるのは机上の空論ではなく実行力。
現場の監督でない分、大ナタを振るえるはずだ。
勝負は1年目の改革がどこまでやれるかに集約される。
その結果はどうあれ、述べてた抱負の方向性をしっかり示せるか。
示せれば何年でもやってもらって構わない。
示せなければ、2年も居てもらう意味はない。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2520

Trending Articles