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「維新伝心」で読む13

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維新の会は怪しい団体なのか?

9月23日
ちょっとイラっとしましたので、即興で本日のコラムを書いております。
アクセスが増えてきましたので、試しに自分で当ブログを検索してみたところ…
ヤフー知恵袋で、「日本維新の会 政治塾 塾生ブログ “維新伝心 誰が運営しているかわかりませんか」と投稿があり、示し合わせたかのように「な~んか 宗教がらみっぽい団体です」と回答が入り、しかも回答締切になっておりました。
これから選挙が近くなると、さらに他党の工作員的な誹謗中傷が増えていくのでしょう。

釣りや荒しに反応しちゃいけないのは分かっているので無視しますが…
と言いつつ反応すると、もちろんごく普通の埼玉県民です。
新党発足を記念してタイトルを変える前は「維新政治塾 塾生ブログ “維新伝心”」でして、あくまでも一塾生による個人的なブログです。
また、知恵袋等使わずとも、不適切な投稿を除いてなるべくコメントにお答えしていますよ。
プロフィールについては売名行為にならないように自粛しています。

さて、気持ちを落ち着かせまして、本日のお題です。

私個人ならまだしも、維新の会が怪しいと思われてしまっては他党工作員の思うつぼです。
そこで本日は大阪維新の会のなりたちをまとめてみたいと思います。
即興で書いておりますので、あくまで一塾生の見解です。
「維新の会=橋下徹」というイメージの方も多いと思いますが、ルーツをたどると橋下さんが政治家になる前にさかのぼります。
現・大阪府知事の松井さんと現・維新政調会長の浅田さんのお二人がキーマンです。
両氏は大阪を抜本的に立て直すために、大阪府知事選の独自候補を探しておりました。
橋下さんの前に、ベンチがアホやから野球ができへんで有名な現・野球評論家の江本氏を担いで大阪府知事選を戦っております。
そこから4年間の雌伏の時を経て、橋下さんと出会うわけです。
決して橋下さんが思いつきで作った団体ではなく、地道に続けてきた大阪改革運動がやっと花開いた段階なのです。
橋下さんを中心に、松井さん、浅田さんのトライアングルがしっかりと組み上げられています。
全国的には浅田さんは知られていないかもしれませんが、塾生から見る限り、党きっての政策通、軍師的存在です。
晴れて、橋下さんが大阪府知事になり、財政再建はじめ大阪改革が大きく動き出していきます。
その際に大きな壁となったのが、大阪府と大阪市の二重構造、「不幸せ(府市合わせ)」でした。
この府市百年戦争と言われた事態を解決すべく、打ち出されたのが皆さんご存知の「大阪都構想」です。
大阪都構想を実現するために、大阪維新の会が正式に発足します。
最初はお三方を中心にわずか六名でのスタートでした。
先日、国会議員の合流に際して青野議員が全体会議で懸念を表明するニュース映像がありましたが、旗揚げ時の六人の一人です。
「大阪維新の会」の価値観を芯から持っているお人ですから、維新の価値観の共有を国会議員団に強く求めるのも納得です。
大阪都構想は今でこそ関連法案が成立し実現にむけて動き出しましたが、当初は夢物語と酷評されておりました。
当時の有識者の発言や新聞各紙の社説も厳しいものでした。
出来るかどうかわからない、具体的なことがわからない、で思考停止してしまっては改革は進みません。
今では、大阪都構想の政策としての有益性が広く理解され、マスコミの評価も一転しましたね。
あるべき理想の形と現実の不具合とのギャップ、その隙間を埋めるアイデアが政策です。
改革は目的ではなく手段です。
大阪維新の会は大阪のあるべき姿を実現するために改革を進めています。
大阪維新の会が、大阪都構想と並んで掲げるビジョンが「大阪から国を変える!」という理念です。
公務員制度改革や教育改革に代表されるように、まず大阪で成果を上げ、日本全国に広めていこうとしています。
法人税をゼロにする試みなどもされており、まさに日本再生のパイロットモデルと言えるでしょう。
 
(中略)
 
最後に、日本維新の会の改革指針である維新八策について。
こちらは維新のブレーンの英知を結集して作り上げられております。
小泉総理の右腕であった竹中平蔵氏や高橋氏、安倍内閣の渡辺行革大臣による公務員制度改革を支えた古賀氏・原氏、横浜の市政改革を進めた中田氏や社会保障制度の第一人者である鈴木氏など、改革派首長、改革派官僚、各分野の専門家が維新の会に結集しております。
橋下代表の言動が注目を集めますが、維新八策は歴代改革派の集大成として完成したものです。
さらに、政党としても第三極の中心になっており、愛知の中京維新の会はじめ全国草の根の改革団体の結集が進む流れです。
すでに松山・愛媛の維新の会が正式に合流しています。
このように文字通り「日本維新」のために立ち上がった新党なのです。
選挙だけを意識してつくられた従来の新党とは全く違いますね。
かつて、大前氏が平成維新の会を立ち上げた際には、「統一教会とつながっている!」など印象操作の妨害工作が行われたそうです。
改革が進むと都合の悪い組織があり、あらゆる手段を使って妨害工作が行われるということでしょう。
 
「維新の会は怪しい団体なのか?」
これは塾生として、自分の目で確認した上で、はっきりとNO!といえます。
むしろ、維新の会に対して、怪しい書き込みをする工作員の裏側にいる何者かが怪しいです。
 
ひとつだけ維新に課題があるとすれば、組織のガバナンス力でしょうか。
先日の名簿流出もそうですが、急成長するベンチャー企業にも似た、管理体制の甘さがあります。
しかし、その不安を差し引いてもなお、既存政党による旧来の政治体制を打破する、最後の希望としての魅力があります。
一国民として維新の会の方向性を冷静に見極めながら、自分の立場で日本維新のために出来ることをしてまいりたいと思います。
 

第2回 新党「日本維新の会」橋下徹代表と国会議員・有識者による公開討論会

9月24日
今回は田原氏が本当に参加しました。
田原氏が仕切り役となり、まさに朝まで生テレビならぬ、「昼から生維新」となっていました。
参加議員の価値観の確認及び、発言をもとに今後の政治活動への「縛り」とすることが目的です。
今回は、田原氏と橋下代表の討論もあり、視聴者にとっても面白いものだったのではないでしょうか。
テーマも外交・防衛について各論まで掘り下げていく形で、前回の討論会へのご意見にしっかりと応えた形です。
 
橋下代表もツイッターで詳しく説明されています。
 
尖閣問題について (9月21日)
http://twilog.org/t_ishin/date-120921
 
竹島問題について (9月24日)
http://twilog.org/t_ishin/date-120924
 
維新八策は党の綱領・長期的ビジョンですので、尖閣のような有事の事態については直接記載がありません。
私も直近の領土問題に対しての維新の会の方針が気になっておりました。
 
(外交・防衛に100%同意できるか確証がなかったため、念のため公募の書類も出しておりませんでした)
 
北方領土問題や普天間基地移設についての議論を確認しまして、内容にも同意できました。
公募書類を明日提出しようと思います。
 
それにしても、橋下さんはものすごい勉強家ですね。
外交・防衛について、各国の歴史認識や対外的な条約などについても詳細に研究しています。
昨日、ニュースの抜粋を見た時の疑問点が、ツイッターの解説で全て解消しました。
安易に批判しているコメンテーターのほうが、逆に浅はかに思えますね。

 

 

維新の会の支持率が急落した理由とは?

9月27日
「維新の会」と検索すると「支持率」というワードが同時検索の候補で出てきます。
まだ正式に政党になっていないので、調査方法によって1位になることもあれば非常に低くなることもあります。
結党前の支持率はあまり参考にならないですね。
ただ、コメントで〇〇の理由で維新は支持できない!と頂くのですが、どれもとんでもない誤解なのです。
誤解に基づいて支持率が下がっているのだとしたら大問題です。
その多くはネット上のデマが拡散しているだけのように思います。

 
本日はいただいたコメントの中から、誤解されている点についてご説明したいと思います。
 
《デマその1》
「日本維新の会は在日マネーの援助を受けている!危険だ!」
日本維新の会は、企業・団体献金禁止を規約に盛り込んでいます。
政治家個人はもとより、政党や支部としても企業献金を受け取ることが出来ません。
在日どうこう以前に、日本企業であっても直接の資金援助が出来ないクリーンな仕組みなのです。
 
週刊誌で「ソフトバンク、マルハン、パソナがスポンサーとして名前が挙がっている」と民主党関係者が語っている、という記事があったので、そこから拡散したのでしょう。
“名前を挙げただけ”で、しかも出所が“民主党関係者”というのがいかにも週刊誌ネタですね。
 
《デマその2》
「竹島の共同管理とは何事だ!日本固有の領土なのに維新は韓国の手先か!」
これは、デマその1との合わせ技ですね。
竹島の共同管理論自体は橋下代表が発信されています。
ちゃんと納得のいく説明をされています。
 
竹島問題について (ツイッター9月24日)
http://twilog.org/t_ishin/date-120924
 
竹島問題等について補足 (ツイッター9月25日、26日)
http://twilog.org/t_ishin/date-120925
http://twilog.org/t_ishin/date-120926
 
基本的に、韓国が竹島を実効支配している、さらに固有の領土と主張していて領土問題は存しないと言っている、という現実に基づいています。
武力行使をとらずに解決する方法として、「国際司法裁判所での決着」を目指しています。
世界の三分の一が表明している相互主義による応訴宣言国(国際司法裁判の義務的受諾)を韓国、中国、ロシアに求めていく方針です。
 
《デマその3》
「道州制になると、大都市と地方の格差が広がる!危険だ!」
これは公開討論会で田原氏も誤解していました。
維新八策には財源調整制度を創設するとしっかりと明記されています。
簡単にいえば、東京や大阪のような大都市から、地方にちゃんと財源を配分するということです。
今までの中央集権(国から地方への垂直的分配)から、地方自治(地方間の水平的分配)に変えていきます。
近々、詳しい資料が公開されるそうですので、またご紹介いたします。
《デマその4》
「維新は相続税100%だ!危険だ!」
これは意味がわかりません。完全なデマです。
維新八策は当ブログにも掲載しているので今一度ご確認ください。
維新八策最終案で関係ありそうなのは下記の文言でしょうか。
・少子高齢化に対応→フロー課税だけでなく資産課税も重視
途中の議論段階で「人生使い切りモデル」(フローに課税せず、ストックに課税する政策イメージ)が検討されたので、言葉だけが独り歩きしたのかもしれませんね。
《デマその5》
「維新の会は外国人参政権に賛成だ!危険だ!」
これもデマその1のつながりでしょうか。
以前、コラムにまとめました。
維新八策に一切記載がなく、橋下代表が否定されています。
 
※他のデマと違い、リベラルな政策として議論はあってしかるべきです。

《デマその6》
「維新の会は宗教団体とつながっている!危険だ!」
これは当ブログも被害者です。
勝手にあやしい宗教団体にされました。
統一教会とかフリーメーソンとか、都市伝説の定番ですね。

 
 
 
大阪維新の会から日本維新の会に進化する過程で、抵抗勢力の妨害も増えてくるのでしょう。
公開討論会面白くない!とか、具体的なご意見ならともかく、安易なデマが広がるのはいただけませんね。
政党の方針が正しく理解され、政党を政策で選ぶ政治文化にしていかないといけないですね。
 
 

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