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古賀茂明/橋下さんへの切なる願い…もう遅いけど

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「石原さんと決別してください」

※古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン2012年12月7日号より
11月30日、選挙前の離合集散が続く第三極とそれを揶揄(やゆ)する既成政党の動きが活発化する中で、私に対するマスコミからの取材が殺到した。

その第一の理由は、私が日本維新の会、みんなの党、嘉田由紀子滋賀県知事、河村たかし名古屋市長がそれぞれ主催する政治塾に講師として招かれていたことから、第三極の動きについて様々な一次情報を持っているのではないかという憶測が生まれたことにあると思う。
 
第2の理由は、橋下徹市長と松井一郎大阪府知事が、再三にわたって、維新の原発政策が後退したのではないかというマスコミの質問に対して、私が座長代理を務める大阪府市のエネルギー戦略会議の活動に言及したので、それについてどう考えているのか知りたいということだったのではと推測している。
 
皆さんの関心が高いのだなと考えた私は、11月30日に8件のツイートをしたが、それに対して、予想を超える反響があった。
以下つぶやいた順番に並べてみる。
番号の後についている( )内の数字は、最初の3日間(正確には概ね2日と21時間 )でのリツイートの件数だ。いかに多くの方々が反応したのかがわかる。
 
 
 
 1.(514)
迷える有権者: 自民党の安倍さんの躁状態が怖い。民主党の野田さんの鉄面皮が怖い。維新の石原さんの暴走が怖い。未来の巨大な黒子の小沢さんが怖い。
 
 
 2.(926)
安倍さんは病気が治ったからもう一度総理をやるそうです。でも自民党の病気は治るどころか悪化しています。自民党政権時代、公共事業をばらまいても景気はよくなりませんでした。残ったのは借金の山。自民党の大罪の一つです。
 
 
 3.(565)
野田さんは、自民党のばらまき体質を批判しています。でも、民主党は、「コンクリートから人へ」と言って、八ツ場ダム建設を認め、整備新幹線を3線同時着工、凍結されていた高速道路の建設再開など、自民党と同じ道を歩んでいます。
 
 
 4.(782)
橋下さんと石原さん。「ロミオとジュリエットの許されない愛みたいだ。結婚しようとすると悲劇になる。」と大阪ABCのキャストでだいぶ前に警告しましたが、心配が的中してしまいました。維新の家訓とたちあがれの家訓は真逆。離婚するなら、早い方がいいと思います。最後の頑張りに期待します。
 
 
 5.(1407)
橋下さんへの切なるお願い その1: 間違えたということはよくお分かりだと思います。理念も政策も違う石原さんや旧たちあがれ日本の老人たちと決別してください。そして、みんなの党と選挙協力をやり直してください。そうすれば、国民は付いて来ます。
 
・・・(以下略)
 
 
 
橋下さんへの切なるお願いその2: 
「大阪府市のエネルギー戦略会議が脱原発の工程表を出していないから原発ゼロとは言えない」という言い訳は止めて下さい。20回開催した後、9月にこの会議を止めたのは橋下市長と松井知事です。エネルギー戦略会議は大阪府市の会議です。政治利用は止めて下さい。
 
 
第三極の離合集散のドタバタ劇。
言動が終始一貫しているのは、みんなの党だけのような気がします。
みんなは、結党以来、一度もブレていません。いい法案をたくさん出しています。
維新のよいお手本でした。でも、注目されない。政策を理解しないマスコミ政治部の政局だけの報道の責任が大きいですね
 
 
立派に見える選挙公約。その信頼度は、これまで何をやってきたかを見ればわかります。八ツ場ダム一つ止められなかった民主党。新幹線の新駅を止めて、ダム建設3つを凍結した未来の党の嘉田さん。嘉田さんの「小沢さんを使いこなす」という言葉をどこまで信じるか。まだ、誰も出来た人はいませんが。
 
 
「国会議員の通信簿」という本が出ました。電子ブックの立ち読み機能で衆議院議員(前)の国会質問、議員立法などの活動状況について、ランキングなどが見られるそうです。
地元の議員たちの活動をチェックしてみたらどうでしょう。
 
 
本日11日夜の報ステで天下りの企画をやります。私のコメントも流れます。公務員バッシングの給料カットやリストラだけではダメです。今のままではあらゆる政策が、結局、縦割りの省益を守る政策になってしまいます。天下り規制や公務員改革で官僚が国民のために働く仕組みにすることが一番大事です。
誰に投票するのか。 重要な政策課題は多く、その答えを玉虫色のマニフェストから導くのは不可能。政党の顔の橋下徹氏や石原慎太郎氏のイメージで選ぼうとしても、実際の候補者とは落差がありすぎる。今の言葉より各候補者の過去の行動を見定めるべきだ。  
 
 
 
 

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