フジテレビ特ダネと小倉キャスターの姿勢には感心する。桜宮高校の体育科入試中止の是非を巡り、小倉さんと僕で見解が異なった。小倉さんは入試を継続すべきとの主張。番組でも連続して取り上げ、小倉さんは入試継続を強く主張したし、番組もその論調。それに対して僕がツイッターで反論した。そうするとすかさず、特ダネから出演のオファー。朝の情報番組にしては十分過ぎるくらいの時間を割いてもらい、こちらの主張もじっくりと述べさせてもらった。VTRなどもほとんどなく、小倉さんの質問に僕が答える形。翌日も、視聴者からの意見を取り上げたコーナー。そこには、入試中止に賛成の教育評論家を呼んで、小倉さんの考えにコメント。小倉さんも、桜宮高校の実態について自らが十分に把握していないことを認めた上で、在校生や受験生の立場に立って持論を展開。極めて公平な報道で、視聴者も何が問題で、何を考えなければならないか分かったと思う。小倉さんの見解にも理がある。しかし僕の見解にも理があることは番組でも伝えてもらった。そして今吹き荒れる日本スポーツ界の暴力指導問題。これが指導者と生徒の絶対的な力関係の下で築き上げられ、生徒も保護者も無批判に受け入れざるを得なかったことに起因していたことが明らかになりつつある。そして学校のクラブ活動から、スポーツにおける暴力指導が蔓延する環境があることも明らかになった。今回の特ダネは小倉さんの見解と僕の見解を公平に報道することによって、国民の皆さんにしっかりと考えてもらうことに繋がったと思う。それに比べてスーパーニュースアンカーはどうなんだ?関西テレビのスーパーニュースアンカーは山本キャスターの感情的な薄っぺらなコメントを垂れ流し。僕は大阪に住んでいるんだし大阪市役所と関西テレビはすぐ近くなのに反論の機会は一切なし。小倉さんでさえ、十分な情報は持っていないと認めているのに、山本キャスターは自分は何でも知っているの姿勢。東京の番組は、すぐに反論の機会を与えてくれる。僕は東京に行けないのでわざわざ中継で。日曜日はテレ朝の報道ステーションサンデーで僕の見解を述べさせてもらった。他方、呼ばれればすぐに行ける関西のテレビ局では反論の機会は一切ない。なんなんでしょう、この違いは。大阪ABCキャストの大谷昭宏氏をはじめとするコメンテーターも、いつも一方的に薄っぺらな感情コメントを垂れ流し。こちらはいつでも反論するよと言っているのに、直接の対決は避ける。山本キャスターも、大谷氏も逃げずに、僕の前で堂々と意見を言ったら良いのに。特ダネ、小倉さんはすぐに直接の議論。関西テレビの山本さんや、大谷昭宏氏は逃げまくり。これじゃ、東京に勝てないよ。関西メディアも東京と並ぶように頑張ってくれよな。オリンピック女子柔道代表チームにおける暴力指導の問題につて関係団体の対応が全て後手後手に回っている。団体の対応もグダグダだ。これは問題が生じ、対応しなければならなかった一番初めの段階で、安易に継続に走ったからだ。混乱が生じないことを一番重視し、本気で変える意思が弱かった。変えるのは大変なエネルギーが必要。混乱があっても最初に道筋をきっちりと示すことが最重要であり、これがトップ・責任者の役割。女子柔道の関係団体はここを誤った。だから監督もそのまま継続。会見も後手後手。初動が重要。悪いことは悪いと確定的に評価。問題の本質を絶つ。安易な継続は厳禁。桜宮高校の一件も、メディア、在校生、受験生、その保護者の意見の通り、体育科入試を継続していたらどうなっていたか。当該顧問だけの交替で、他のクラブは普通に活動を続ける流れになっていただろう。在校生や保護者も、クラブ活動や試合にこれまでと同じように全力を注ぐようになっていただろう。教育委員会も自らの問題点を徹底的に深堀りする動きにはならなかったであろう。とにかく最初が重要だ。悪いことは悪いと確定的に示す。そして本質的な負の連鎖を断つ。ここから方針は定まる。学校を変えるのは、教員だけでなく在校生や保護者。桜宮はあまりにもクラブ活動に偏り過ぎている。公立であるにもかかわらず、あれだけの施設。クラブが全てとなっても仕方がない。そしてそのような意識の生徒・保護者が集まる。しかし、間違ってはいけない。高校はクラブで勝つことだけが目的の場ではない。長い人生、クラブで勝つことも重要だが、それ以外に学ぶべきことがある。特に体育科は新しいスポーツ指導も学ぶ場だ。桜宮においてはクラブでの勝利に偏り過ぎていたと言うのが教育委員会の判断。在校生や、特に保護者にはその意識はないだろう。これは仕方がない。クラブ目的で入学したのだから。しかし第三者的に教育的視点で見るとやはり偏り過ぎていたと言う評価。ゆえに桜宮では新しく、ヒューマンマインド、スポーツマインド、コーチングマインド(仮称)などの科目を設置すると教育委員会は決定した。これまでの桜宮の教育には欠けていたものがあったのだ。これを在校生や保護者に認識してもらうのは大変な労力が必要。皆問題ないと思っているから。ここが勝負だ本日は桑田真澄さんに府市のスポーツ指導に携わる教員向けにご講演頂く。感謝。大阪においては、まず学校内におけるスポーツ指導において暴力を根絶する。学校外の活動については競技団体へ働きかけをしていく。ここは全市調査で教員の本音をすくい上げます。文科省や教育委員会の建前論では片付かない問題があるかもしれません。RT @RyouoCom: 橋下さんは、本当に人間として道理に外れる行為を改めさせる暴力には、どう考えますか?いえいえ、相手の態度に合わせているだけです。RT @skrarara13: @t_ishin橋下さんはなんでいつも私たちを見下してる感じなんですか?わたしより橋下さんのほうが百万倍賢いと思いますが、そういう理由ですか?推奨はしていません。教員をサポートするために一定の有形力の行使を認めざるを得ない場合があるのではないかとしているまでです。今までの文科省や教育委員会の建前論で良いのか議論が必要なところです。RT @tonden2: 生活指導には暴力指導を何故か認めるのが不可思議なところです。そんなのできませんよ!もっと現実を知るように。入試までに固められないから入試を中止にしたのです。受験生を迎え入れる状況ではないですから。RT @samuraiseven_: @t_ishin再生方針を入試までに固める事は出来ないのか?政治はスピードでは?桜宮高校体育科の入試を中止して普通科募集にした上で、受験生配慮で入試科目は体育科と同じものにした。これを玉虫色と一斉に批判したバカが多数。入試は数日の営み。重要なのは入学してからのカリキュラム。体育科のカリキュラムを根本的に変えるために普通科募集とした。そしてカリキュラムを変えた。桑田真澄さんの本日のご講演。勉強になった。大阪のスポーツ指導の在り方は決定的に変わる。それにしても教育委員会の通達行政は全く駄目だ。体罰禁止と言う紙だけ学校に送付してそれで何が変わると言うのか。教員は現場で真剣に考えている。それを教委は汲み取らず文科省に言われるままに紙を流すだけ。MBSちちんぷいぷいの石田氏。体育科入試中止や今進めている桜宮高校改革について、原因調査も行わずになぜ入試中止の判断ができるのか、改革案が出せるのかの一点張りだった。それはMBSと石田氏の取材能力不足が原因。痛ましい事件直後から調査は開始した。外部調査チームも立ち上げた。色々な情報が市長や教育委員にどんどん上がってきた。もちろん今の段階で全てを公表できるわけではない。MBSの石田氏は、入試中止の判断を下した教育委員会議もろくに取材していない。この会議はフルオープンにやった。ここで入試中止の根拠を全て述べている。スーパーニュースアンカーの山本キャスターも、自らが行った在校生へのインタビューだけを基に感情的な薄っぺらな入試継続という正義論を振りかざした。メディアの取材力もこんなものかと呆れた。外部調査チームの調査結果もこれから公になるだろう。これらの調査を踏まえて体育科入試中止の判断、そして改革案を進めている。原因調査をしてから改革案を出すべきと言う石田氏のコメント。なんと薄っぺらいことか。というよりも行政実務を全く理解していない。こういう人がMBSの解説者だとは・・しかし自殺者が出たのは桜宮だけ。他校とは違い、桜宮は一線を越えたことは厳然たる事実です。RT @yamayuki60: @t_ishin桜宮以外にも体罰問題は次々に明らかになっていますが厳罰を受けたのは桜宮だけ。公平性に欠け、市長のパフォーマンスに見えます。スポーツ指導での暴力。当事者においてはそれを愛のムチと受け入れる場合も多い。ゆえに社会全体でそれを認めるのか認めないのかはっきりと示さなければならない。成熟した民主国家として、そしてスポーツ医科学的にも、スポーツ指導での暴力はNOだ。スポーツ指導における暴力はNO!と社会全体で示すには、暴力が行われたときにはっきりとした形で評価を示さなければならない。その評価を誤ったのが柔道界。最初に曖昧にしたがゆえに混乱が尾を引いている。桜宮高校でははっきりとNOと示した。それに従って着実に改革の取り組みが進んでいる。
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橋下市長のつぶやき/改革は最初が肝心
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