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橋下市長のつぶやき/ハダカの王様

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毎日新聞のコラムで鳥越俊太郎氏が「橋下の入試中止の権限行使は裸の王様だ」と。
鳥越氏、基本的な知識もないようだ。
入試中止の決定をやったのは教育委員会。
まず教育委員会制度の基本を勉強しなさい。
そしてこの鳥越氏のような似非人権派は一部メディアで重用される。
 
人権を普段声高に叫ぶものは、真の人権派ではない。
ほとんどが権力に突っかかりたいだけ。
反権力の姿勢を示すことがかっこいいと思っている。
弁護士会を筆頭に、人権を語る団体、自称有識者などわんさかいる。
しかし本当に人権が問題になった時には、全く動かない。
 
例の週刊朝日のときも、弁護士会や、差別をなくせと普段は言っている団体、普段は人権を振りかざすコメンテーターも皆、その人権センサーは止まったまま。
僕が公人で権力者であるという一点で、僕よりも週刊朝日の表現の自由を擁護。
権力者を擁護するのは彼らの存在意義にかかわることなんだろうね。
現代の民主国家においては、市長であろうが普通に家族の生活がある。
こういう似非人権派は、そこまで想像力が及ばない。
 
反権力、権力者追及の姿勢を示すことが似非人権派の存在根拠。
弁護士会、人権団体、有識者、コメンテーターに多いね。
その筆頭が鳥越俊太郎氏。
鳥越俊太郎氏のコラムを読んで虫唾が走った。
そこには自殺した生徒への想いが微塵もない。
とにかく反権力。その一点のみ。
それだけでこれまで生きてきたんだろう。
そしてこのような鳥越氏は、朝日や毎日系に存在する一部似非人権派から重用される。
まさに鳥越氏こそメディア界の裸の王様だ。
 
 

ニュースの匠:体罰問題で入試中止

鳥越俊太郎 「ニュースの匠」
毎日新聞 2013年02月02日 東京朝刊
◇王様の言いなりに
私は直感的に「裸の王様」というアンデルセンの童話を思い起こしました。
大阪・桜宮高校で起きた体罰と生徒の自殺、そしてその後、橋下徹・大阪市長が入試中止を声高に叫んで実行させたこと。
この一連の経過を見ていて、私はやはりこれは「裸の王様」だな、と思ったのです。
 
改めてその童話のあらすじを書いておきます。
新しい服が大好きな王様の元に、ふたり組の詐欺師が布織り職人という触れ込みでやって来ます。
彼らは、ばかには見えない布地を織ることができるという。
王様には当然布地は見えません。
しかし、家来の手前「見えない」とは言えない。褒めるしかない。
家来も褒めるしかない。
結局、王様は見えない衣装を着てパレードに臨みますが、見物人もばかと思われたくないので褒めそやす。
そんな中で小さな子供の一人が「あ、王様は裸だ!」と叫びました……
というのがアンデルセンの鋭い寓意を含んだ童話の核心部分です。
 
さて、今回の桜宮高校の入試中止事件。
きっかけとなったバスケットボール部顧問による自殺した主将生徒への激しい体罰は、報道で見る限り、これは体罰の域を超え暴力行為ですね。
体罰については指導のあり方の問題としてきっちりと議論をし、改善すべきところは改めなければなりません。
 
橋下市長は当初、体罰一般は否定しないという趣旨の発言をしていましたが、一転、「入試中止」という極端な発言に変わりました。
発言がブレるというのは原発問題や先日の選挙時での太陽の党との合併問題などを見ていて、橋下市長の傾向ではあります。
が、今回はブレたことが問題ではありません。
体罰問題と入試の問題はどう考えてもつながりません。
論理的に飛躍があります。
 
橋下市長は「学校の伝統や空気を一新させる」ために体育科とスポーツ健康科学科の入試を中止させるのだと主張していますが、これは常識的に見て無理がある理屈です。
入試をやめれば体罰問題が解決するなんてことはあり得ません。
 
橋下市長の入試中止措置に真っ向から反論したのは桜宮高校の在校生たちだけでした。
「全く納得できません」
裸の王様に大人は言いなりになっただけでした。
 
 

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