ウソつき橋下脱原発ブン投げ
現代ネット 2013/2/16橋下市長の肝いりで始まった「大阪府市エネルギー戦略会議」が、3月末で廃止されることが日刊ゲンダイ本紙の取材で分かった。同会議は脱原発の実現を目指した橋下が昨年2月に立ち上げたもの。スタート直後は橋下も、「電力が足りないから原発が必要というのは、サインしなければ命がどうなるか分からないという霊感商法と同じだ」と威勢がよかった。ところが、大飯の原発再稼働を容認した頃から豹変。昨秋には会議を途中で休止させたりと腰が引け始めた。その上、原発推進の石原慎太郎ら「太陽の党」と「維新の会」が合流するとすっかりトーンダウン。今回、会議の廃止を決めたことで、「脱原発」は完全に終わりということになる。しかも、橋下がズルイのは、「脱原発」をやらない理由を会議のせいにして逃げようとしていることだ。今月8日、戦略会議は「2030年までの原発ゼロは可能」とした提言をまとめた。ところが、実現までの工程表はなく、橋下は「具体的な工程表がなければ、ゼロにするとは言えない」とゴニョゴニョ。そこで会議のメンバーは、今年のゴールデンウイーク明けに工程表を作ると府市の事務方に伝えた。すると予想外の答えが返ってきたという。「来年度は戦略会議の予算を取っていないので、5月に工程表を作ってもらっても困るんです」橋下はこれまで今後の戦略会議について問われると、「メンバーの意見を聞いて決める」などと発言。一度も「廃止」を口にしていない。そのウラでは、とっくの昔に廃止を決めていたことになる。メンバーのひとりがこう言う。
「来年の活動ができないと知って、みんなア然としていました。橋下さんの発言を聞いている限り、終わるなんて夢にも思わなかった。結局、私たちは橋下さんの人気取りのために使われただけだったんですね。その上、戦略会議の提言を逆手に取って『脱原発』をやらないとしたから悪質。すっかりダマされましたよ」橋下が「脱原発」や「原発再稼働反対」で旗を振ってきたのは、しょせん、世論のブームに乗っただけのパフォーマンスだった。全然、本気じゃなかったのである。「体罰問題」も同じだ。この男は注目を集めたいだけ。理念など何もないのだ。
―― この男は注目を集めたいだけ。理念など何もないのだ。
そう言われてもしょうがない。
政治の、パワーバランスからの苦渋の判断だろうが、
原発ゼロへの道を模索すること自体までをヤメたとなると、
もう今後、この話で何を言ってもマヤカシのイイワケになる。
古賀は総選挙のとき、「みんなの党」サイドによって、橋下を敵に回した。
みんなの党の渡辺は未だ、維新の会への口撃をやめない。
エネルギー戦略会議を廃止で推察するのは、
橋下がそんな「みんなの党」との全面タッグをあきらめたということ。
今後は、江田とだけ話をする方向になりそうだ。
ただ、
渡辺は怖くないが、古賀を甘く見ると怖いぞ。
ただの、そこら辺のコメンテーターとは同列視できない。
古賀の言うことには正義がある。
古賀に、
「この男は注目を集めたいだけ。理念など何もない」と言われるのは、
三流週刊誌で書かれるのとワケが違う。