船井勝仁
融資を受けている人は、利子分のお金を誰かから奪わなければなりません。
この利子分は実物経済から搾取されるので、利子と言うものがある限り、このお金の回路は、回せば回すほど椅子の数が減っていく椅子取りゲームになっています。
そして、利子率が高くなるほど、あるいは発行額が多くなればなるほど椅子に座れない人は多くなります。
利子はバーチャルな数字であって、実体のないお金ですが、この利子を返済しなければならないがために、経済は成長し続けなければならなくなるのです。
「経済成長が強制される」
ということです。
アメリカ人は借金をしてまで消費することのおかしさに気がつき、貯蓄をするようになってきたと言います。
デフレ経済が10年以上続いている日本人は、若者達が車を買わず、お酒を飲まなくなり、シェアハウスに住んで、お金を使わなくても楽しく生きていける道を探り始めています。
彼らにとって「お金によって多くのものを所有すること」よりも「あえて所有しないシンプルな生活」のほうがおしゃれなライフスタイルなのです。
昨年は「草食男子」という言葉が流行しましたが、それだけ時代の空気を敏感に捉える若者が多くなってきたということではないでしょうか。
転載元
書いとかないと忘れちゃうから「読書記録」
近年の日本経済は、殆どゼロ成長のような状況なのだけれど、経済成長率が利子率を下回っているということは、椅子に座れなかった破産者が多数出ていることを意味している。
ゼロ成長でも破産者を出さない経済システムをつくろうとするなら、利子なき世界を作るしかない。
だから、利子のない地域通貨が世界の何箇所かで実用化されているのだけれど、「もっと、もっと」という欲望の火を絶やすことのできない人々にとって、地域通貨というシステムは全然魅力的には映らないらしい。
欧米型資本主義の根本的な教義(略奪と弱肉強食と欲望の肯定)に対して疑問を抱けない人々なら、当然、社会全体を良くしようとするアイデアは出てこない。それでもって、その先が行き詰まりであることを予感していても、手を拱いたまま、「後は野となれ山となれ」とばかりに時代の流れに身を任せているだけなのである。
きのせみか
太古の昔は自給自足、あるいは物々交換を行っていたはずです。
しかし、いつの頃からか「お金」というものが発明され、さらにそれが進化して現在の世界各国が運命共同体ともいえるグローバルな金融システムに変貌を遂げました。
つまり、「金融システム」は人間が設計したもので、その設計の仕組みを知る者が経済の仕組みも知っており、それを自由自在に操ることができるということになります。
もはや人類は自給自足や物々交換に戻るわけにはいかないため、もしも金融システムを自由自在に操るプログラマーが存在するとすれば、善くも悪しくも人類の未来を握っていることになります。
ハリウッド映画『マトリックス』もそんな感じでしたね。
小山政彦
資本主義社会とは、同じ物、時間を高く売れば売れるだけ進むもので、インフレによってのみ維持できるものです。
昔、松下幸之助さんにお目にかかったとき、量販店が安売りしようとするのに対して、私におっしゃったことは、
「大衆のためという大義名分をつくって、企業エゴで同じものを安く売ろうとしておられるのは、資本主義を潰そうとされる方だと思います」
ということでした。
一番でなければ幸せではないという哲学は誤りなのである。
売上の順番は30番目でもいい。
倒産と言う憂き目にあうことなく、安定した経営を続けていければ幸せだと感じるならば、競争の必要はなくなるのである。
優勝劣敗思想に感染した「一番病」は、必ずや全体を貧血死させる。
共生思想を欠いた思想は21世紀を生きられない。
商売の面だけでなく、人間的にも、
向上心をもつことが幸せへの道であるのに、
「他人に勝たなければ幸せになれない」
という誤った偽の対極を信じていたのである。
征服という結果が、自らも破滅させる道であることを理解できた現在、われわれがめざすものは非競争であり、非競争心を持つことといえるのではないだろうか。
市場は、シェアを奪い合うフィールドではなく、それぞれに棲み分け合う場である。
慈恩将人
ベーシックインカムとは北欧で実施されている制度です。生活最低保証額を国家が給付する仕組みです。
私のアイデアは、半配給券、です。
使えるのは食品、日用品、家賃、水道光熱費のみ。
貯蓄不可能な債権です。
お金を回すことで経済活動の推進を図る。
半としたのは生活必需品だけだからです。
その他の娯楽、遊戯費用は自分で働いて稼ぎなさいという意味も含んでおります。
独立自尊で生きていける社会が理想の未来社会を築くでしょう。
サアラ
一見とても便利に思える貨幣経済は、地球本来の豊かさとは全くかけ離れた世界に人類を追いやってきたのです。
マネーフリーは極めて自然なことであり、そして宇宙の先進世界では当然のことですが、お金のある生活にすっかり慣らされ、多くの人が、お金は実に便利なツールであることを体験し、お金がないという概念には戸惑いを感じるでしょう。
また、多くに人が、お金さえあれば自分の生活に必要なものはいつでも得られると考えています。
しかし、お金の流れを作る金融の仕組みが、自分の生活を苦しめているのだということに気づくためには、社会全体を見渡す必要があります。
エハン・デラヴィ
アメリカが一番豊かだった19世紀末には、所得税はありませんでした。
あったのはガソリン税だけ。
現在はどうでしょう。
2人の子供を抱えるだけでも暮らしていくのは大変な時代です。
当時と何が違うのか。
それはFRB(連邦準備制度)と、
日本の税務署にあたるIRS(内国歳入庁)ができたことです。
FRBは勿論のこと、
IRSは政府機関ではなく、あくまでも民間の ”会社” です。
さらにIRSはアメリカ国内には登録されてはいません。
カリブ海のプエルトリコに登録されているのです。
世界中が格差社会となっている原因は、国際金融資本家たちが支配するこういった民間企業が、世界中の富を好き勝手にコントロールしてきたからなのです。
転載元
うんこ色の社会情勢についてお勉強
資本主義世界ではどこまでもマネーが膨らみ続ける。
でもそのマネーの大部分は「借金」に過ぎない。
マネーは「借金」により「無」から創り出される。それが信用創造。
そして借金には利子が求められる。
それは地球を破壊し尽くすまで膨らみ続け、地球上の支配層と奴隷層の格差を広げ続け、企業は成長を止められない。
つまり、現在の格差社会化は必然的結果だ。
資本主義社会では金融が実体経済をどこまでも隅に追いやる。
現在、実体経済はこの地球上を駆け巡るお金の2割程度に過ぎない。
経済活動の主役は金融であり、博打ということだ。
資本原理主義は欠陥システムであり、もはや特定層による搾取システムでしかない。
資本主義に代わるシステム、社会主義でも共産主義でもない、新たな創造システムが早急に必要だ。
それは特定層だけに任せることなく、すべての人々が考えなければならない問題だ。
昔、お金は金銀銅などの金属のみだった。
その重量や純度の決定権、
つまり、「貨幣発行権」(誰にどれだけ分配するかを決める権利)は国王にあった。
お金持ちは、強盗等からお金を守るために金細工師や両替商にお金を預け、お金と引き換えに「預かり証」を受け取り、保管のための手数料を払うことにした。
結果、初めから「預かり証」で取引きする方が便利かつ安全という事になり、その「預かり証」が紙幣の役割を持つようになった。
これが紙幣の誕生だ。
しかし、そうなると金細工師(両替商)の金庫には、お金が眠ったままとなり、預金者が全員が一度にお金を引き出しにさえ来なければ、そのお金を担保に「預かり証=紙幣」を発行する事を考えました。
金細工師(両替商)は「預かり証=紙幣」を貸し出し、その手数料として「利子」を取る事を始めたのです。
これが銀行業の始まりである。
この時から、おカネは銀行から貸し出しを受けた時に「無」から創られる、
「信用創造」となった。
銀行の預かっているお金は元々銀行のものではなく、それを勝手に元手として貸し出している。
実際、多くの預金者が引き出しに殺到すれば、銀行は元手以上のお金を貸し出しているので、そのすべてに対して払い出しは出来ない。
その場合、銀行同士が連携してお金を融通しあう。
これを大掛かりな詐欺システムとは思わないか?
つまり、これはネズミ講となんら変わらないペテンに過ぎないということだ。
そして、お金の主流が、「預かり証=紙幣」に変わることにより、ヨーロッパでは国家がおカネをコントロールする事が出来なくなった。
国家がお金を必要とし、しかし税収が上げられないとなると、銀行家から借りるようになってしまった。
このようにして金融資本が国家の上位に立ち、国家を操ることが可能となってしまった。
世界の中央銀行はロスチャイルド等の金融資本に支配され、その信用、価値を決められる。
銀行、金融資本は国家よりも強い。
アメリカに於いて中央銀行と称されるFRBは民間金融資本の集合体に過ぎない。このFRBをアメリカ大統領は包括する事は出来ない。
何故アフリカ諸国は餓えるのだろうか?
アフリカ諸国の通貨は信用=価値がない。
極端に言えばただの紙切れに過ぎない。
だからドルやユーロなどの世界で通用する外貨を獲得する必要に迫られる。
その外貨を稼ぐ目的で、自分達が食べるための穀物よりも換金可能な穀物(コーヒー、カカオ等)を作る。
そうして外貨を獲得すればするほど、自国の通貨依存も減り信用=価値もさらに下がる。
そしてドルやユーロを獲得したいが為に、土地も資源も何もかもが安値で買い叩かれてしまう。
買い叩いた外国人は儲けになる物しか作らない。
企業は利益追求が目的であるため、貧乏な自国民に安値で売るより、高く買う外国に売ることとなり、結果、穀物輸出国なのに国民は餓える。
つまりアフリカの餓える原因とは、通貨支配によるものと言うことができる
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りしなき世界へ
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