7議員新党参加へ 橋下氏に離党伝達
産経新聞 2012.9.10橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会が9日、次期衆院選に向け結成する新党「日本維新の会」のメンバー選定のため開催した第1回目の公開討論会は、予定時間を30分オーバーする約5時間半後に終了した。終了後、会見した橋下氏は議員側と価値観が一致したと表明。7議員が新党入りし、維新の政党化が確実となった。維新の会幹部によると、7人は週前半にも所属政党への離党届を出し、新党に参加する意向を伝えた。一方、同会幹事長の松井一郎大阪府知事は「自分たちのポジションをはっきりさせてもらう」と述べ、7議員に所属政党からの速やかな離党を促した。7議員は終了後、報道陣の取材に応じ、「おおむね価値観は一致した」と述べ、離党については「これから持ち帰って検討したい」と述べた。この日は東国原英男前宮崎県知事や、中田宏前横浜市長らも参加したが、東国原氏は衆院選出馬に関し明言を避け、中田氏は「こういうプロセスを積み重ねる中で考えないといけない」と述べるにとどめた。この日参加した7議員は、民主党から松野頼久元官房副長官(熊本1区)ら3人、自民党から松浪健太衆院議員(比例近畿)、みんなの党から桜内文城参院議員(比例代表)ら3人。大村秀章愛知県知事らも参加した。討論は教育や経済政策、社会保障などをテーマに展開。維新八策に盛り込んだ教育委員会制度の廃止や学校選択制、教育バウチャー制導入などについて「方向性は正しい」(松野氏)、「バウチャー制は大賛成」(桜内氏)など、賛成意見が相次いだ。討論会は報道関係者向けに公開され、一般市民は入場できなかった。維新によると、約100社から400人超の報道関係者が集まった。討論会は今後、複数回開催する。“橋下ボーイズ”結成へ…「大阪維新の会」公開討論会
スポーツ報知
国政進出方針を決めた大阪維新の会は9日、大阪市内で民主、自民、みんな各党の衆参両院議員7人と首長らを集め、公開討論会を開き、「維新八策」に基づいて議論し、価値観がほぼ一致することを確認した。近く結成する新党「日本維新の会」の党首に就く橋下徹大阪市長(43)は、現職国会議員について「問題ない」と明言。議員7人は所属政党を離党する考えで、新党の国会議員団メンバー“橋下ボーイズ”が誕生する―― 。公開討論会は、新党「日本維新の会」に合流を目指す現職国会議員7人にとっては“儀式”に過ぎなかった。地域政党・大阪維新の会は討論会の結果を踏まえ、新党のメンバーを選定する方針。7国会議員も討論会に参加したが、議論を深めるまでもなく、7人の「合格」は既定路線だった。維新の会代表を務め、新党党首も兼任する橋下氏は冒頭で「ホントに価値観が一緒なのか確かめる場にしたい。お見合い気分でお願いしたい」と述べた。ところが、維新八策で打ち出した教育バウチャー制導入などについて「方向性は正しい」(松野頼久元官房副長官)、「バウチャー制は大賛成」(みんなの党の桜内文城参院議員)などと、申し合わせていたように賛成意見が相次いだ。この時点で橋下氏は「なんとなく価値観、一緒ですね。大体最初から価値観が一致しているから集まった。外部に発信していくのが目的ですので」とポロリ。今後も複数回実施されることが決まっている公開討論会の初回は、“橋下ボーイズ”の襲名披露が主な目的の一つだったことを明かした。大阪では、維新の会に所属する府市1年生議員に対して“橋下チルドレン”の名称が定着している。国会議員としてのキャリアがあるだけに“チルドレン”ではないが、新党の政党要件を満たすことになる貴重な7人は、まだ各党に所属したままだ。松野氏らは9日夜、橋下氏と大阪市で会食。維新の会幹部によると、7人はそろって今週前半にも所属政党に離党届を提出し、新党に参加する意向を伝えたが、所属政党からの“橋下ボーイズ”への反発は避けられそうにない。討論会は報道関係者向け。一般市民は入れなかったが、101社408人の報道陣が詰めかけ、インターネット動画中継サイト「ニコニコ動画」が生放送した。5時間以上にわたる議論を終えて橋下氏は「話し合いができたことが非常に大きな意義」と強調した。終了後、7人を代表して松野氏は、所属する民主党と維新の政策とは異なる点が多いにもかかわらず「おおむね価値観が一緒であることが確認できた」と言い切った。12日には維新の会の政治資金パーティーが開催される予定。この日が“橋下ボーイズ”の門出となりそうだ。◆公開討論会に出席した自治体首長ら 大村秀章愛知県知事、河村たかし名古屋市長、東国原英夫前宮崎県知事、斎藤弘前山形県知事、中田宏前横浜市長、山田宏前東京都杉並区長東国原氏、メンバー選考の中心人物に
「大阪維新の会」公開討論会スポーツ報知東国原英夫元宮崎県知事(54)は、この日の大阪維新の会の公開討論会では、同会ブレーンの堺屋太一元経済企画庁長官(77)ら有識者側の席に並んだ。有識者は、実質上の参加議員の審査員だけに、新党「日本維新の会」でもメンバー選考の中心人物になる可能性が高まった。この日の討論については「参加した人みんな、考える方向が同じことは確認できた。(税制などで意見が違う)河村さん(河村たかし名古屋市長)以外は、ですけど」と苦笑い。終了後の会見では「維新は…」と話すべきところを「我々は…」とつい言ってしまい、慌てて訂正する一幕もあった。注目される衆院選出馬に関しては「周囲の状況による。もう少し、決定に時間はかかる」とかわしたが、新党の顔として出馬する公算は強い。次の16日の討論会は欠席するものの「発言内容を聞いたうえで、橋下さんらとメールや電話で相談していく」と明言した。
この〝公開討論会〟に、
「何のためにやったのか、意味がわからない」とか、ケチつけてる人がいる。
ただの区切りとしての儀式だっちゅーの(笑)。
討論の内容、
ニコニコ動画でならフルで見れる。
小沢はこれでネット内での人気を上げた。
ネット利用者だけにサービスを差別化することで、小沢人気はネット内だけで独り歩きしてた。
橋下もこの手法を真似て、ネット内人気を上げていこうという戦略か。
既存メディアなんかは敵に回すくらいが〝判官びいき〟を刺激して、
ちょうどいいと思ってるのか。
メディア戦略に抜群のセンスを発揮する御仁だけに、
どういうバランスでその辺をコントロールしていくのか、興味津津だ。