森田、生き残りへ5安打4打点!
若虎で竜倒やサンスポ“ラストチャンス”で決死アピール!!阪神は5日、中日とオープン戦(鳴門オロナミンC球場)を行い、13-5で爆勝した。「6番・一塁」で出場した高卒6年目の森田一成内野手(23)が5打数5安打4打点と大暴れした。6日からは甲子園での7試合がスタート。主力が続々登場する前に、1軍当落選上の若虎が生き残りへ執念を見せた。足は徳俵にかかっていたが、うねりを上げて巻き返した。その迫力、まるで鳴門の渦潮のよう。飛車角落ちの“ラストチャンス”で、森田が大爆発した。20安打13得点と竜圧倒の主役を張る、5安打4打点。小ブラゼルが、帰ってきた!「ずっと途中出場が続いていたので試合に出たい気持ちがありました。結果が出てよかった。1打席目が、勝負だと思っていました。代打でも1打席勝負なので」地方遠征ということもあり、福留、西岡、マートンら主力が欠場。スタメンに燃えた。2点を追う二回無死一、三塁。岩田の速球をとらえ、右中間フェンス直撃の同点二塁打。四回一死満塁では左前2点打で計4打点。六回無死一塁でも左キラー小林から流し打った。2011年7月26日の甲子園、ネルソンから球団史上初のプロ初打席初本塁打を放つなど、中日戦通算12打数4安打の未完の大器が、圧巻の「5の5」で、主力をそろえた宿敵の竜を、サンドバッグ状態にした。6日の中日戦から甲子園7試合。主力やベテランが登場する。1軍生き残りには代打しかない男に、5打席も立つ機会など最後だ。しかも試合前まで実戦14打数2安打、打率・143。土俵際からの反攻に和田監督も「こいつはホメるとアカンからな」とほおを緩めた。「いいもの全部が出た感じ。打つことを売りにしないといけない選手。バットを持ったら誰にも負けないという気持ちでやってほしい」。“師匠”に感謝を届けたかった。この日の練習中、森田は2種類のバットを手にしていた。試合用の白木、もう1本は福留のものだ。宜野座キャンプ最終日の2月22日、サプライズでプレゼントされていた。「バットを折ってもいいから思いきって振れ」。6年目。伸び悩んできただけに金言が身に染みた。「感じがよさそうだったからあげたよ」とは福留だが、愛弟子は涙が出るほど嬉しかった。だからこそ誓った。必ず生き残ると。新井貴が右肩痛や背中の張りでリハビリ中。1軍の“打撃枠”はある。要は、切り札・桧山に次ぐ左の代打要員になれるかどうかだ。そのためには日高らをバットで上回る必要がある。水谷チーフ打撃コーチは「そういうこと。食い込んでほしいね。長打力もあるし、左(腕)も打てるようになった」とうなずいた。森田は「あしたもあるので、また頑張ります」と前を向いた。結果が出なければ即、あしたはない。日々戦場。必ず『3・29』開幕に、名を刻んでみせる。
無事、是れ名馬―― という。
タイガース移籍1年目、北京五輪でケガを悪化させ、V逸のA級戦犯・新井兄。
4番定着目前でリタイヤした浜中。
で、台頭への期待が最高潮に達したら必ずケガする上本。
他にも投手、野手、色々いるが、
肝心なところでケガをする、こういう選手に期待してると、エラい目にあう。
ケガをしない強い体も、戦力として数える場合の条件として必須だ。
確かに森田は守れないが、ケガに強いなら期待できる。