Quantcast
Channel: SALUMERA
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2520

和田タイガース13

$
0
0

語る数字 
阪神のオープン戦平均得点 5.06

補強効果 12球団トップ
猛虎打線、復活か―― 。
24日に全日程を終えたオープン戦で、昨季は得点力不足に苦しんだ阪神が12球団トップの1試合平均得点5.06点を挙げた。
米球界から復帰した西岡、福留ら大型補強を行った今季、8年ぶりのV奪回を目指すチームは、シーズンでもこの勢いを持続できるか。
 
今オープン戦の阪神の総得点は18試合で91点で、2試合多い2位のソフトバンク(86点)を上回った。
チーム打率も2割9分4厘で、西武(2割9分5厘)に次ぐ2位だった。
オープン戦でもチーム打率1割台と低調だった昨年、シーズンの1試合平均得点は、日本一になった巨人(3.71)より1点少ない2.85点で12球団最低。
防御率はリーグ3位の2.65で、5位低迷した原因は明白だった。
昨年9月就任した中村セネラルマネージャーは、今季の1試合平均失点は3点以内に抑えられると目算し、それを上回る「3.5点打線」の構築を宣言。
オフに補強に踏み切った。
オープン戦は、その新戦力が期待通りの働きを見せた。
リードオフマンを務める西岡は4割6分2厘の活躍。
両打ちで長打力のあるコンラッド(レイズ)は17試合で3本塁打、12打点、福留も8打点(16試合)と好調で勝負強さを発揮した。
負けじと奮起したのが、全試合で4番に座った新井良と、2番に入ることが多かった大和だ。
そろって3割を超える打率を残した。
昨季途中からポジションをつかんだ2人について、和田監督も「経験が自信になっている」と成長を認める。
刺激を受けたマートンも打率3割8分1厘と、輝きを取り戻しつつある。
阪神がオープン戦の1試合平均得点で5点を超えたのは06年(5.35点)以来。
その年は公式戦でも4.09点を挙げてチームも2位に入っており。、期待は高まる。
「まだ本番じゃない」と気を引き締める水谷チーフ打撃コーチも、「今は『飛ばないボール』で投手全盛。その中で点をしっかり取れているのは、自信になるな」。
言葉が弾むのは、手応えの証しでもある。
 
 
 
一番の補強は水谷コーチ…かも。
 
 
―― 今年のタイガースはかなり期待できるんじゃないですか?
 
赤星憲広:
僕もそう思います。
去年なんで勝てなかったか、点を取れなかったからですよね。
今年のオープン戦はすごい点取ってたでしょ。
 
※去年・公式戦411得点(12位/12球団) 打率2割3分6厘(10位/12球団)
今年OP戦91得点(1位/12球団) 打率2割9分4厘(2位/12球団)
 
それと、打つ方ばっかり見がちなんだけど、しっかり守ってね、ピッチャーはあまりオープン戦良くなかったんだけど、無駄な失点を与えなかった。
それって、守りが強化されてる証拠でもあるんだよね。
そういう意味では、今年かなり期待してるシーズンですね。
 
―― 赤星さんから、今年の阪神、どこが違うのかをあげていただきたいんですが。
 
赤星:
まず「雰囲気」。
これ、西岡選手の加入が大きいですね。
彼がチームの中で非常にムードメーカー的存在。
プレーだけじゃなくてね。
こんなに彼が雰囲気を変えられる選手だとは僕は思ってなかったんですが、もちろんプレーはたくさん期待してる部分ってあるんですけど、それ以外の部分で、チームを非常に明るくしてくれてる。
今年来た選手には見えないですよね。何年間かいるように溶け込んでる。
それでチームが勝つんだ、優勝するんだ、っていう雰囲気に見えましたね、僕は。
2つ目のポイントは「大和」。
彼のこれまでの弱点というのは、バッティングだった。
守備と足に関しては十分レギュラークラスですから、ただ、打つほうがね、去年は淡白なバッティングが多かった。
簡単に三振したり、簡単にポップフライ打ったり、そのへんのレベル向上が必要だと思ってたんですが、オープン戦見てもらえばわかるように、ヒットを打つこともそうなんですが、2番としての役割を十分理解して攻撃できるようになった。
野球って、やっぱりつなぎが大事ですから、これだけいい打線が組める中で、彼の成長があるっていうのは大きいですよね。
彼が一年間、2番センターで出続けることができれば、優勝が見えてくるんじゃないかなと思いますね。
彼の活躍なくして優勝はないと思うので。
 
※大和選手(25歳) OP戦打率3割4厘 出塁率3割6分8厘 三振5
 
赤星:
あと三つ目の違うところ、「選手層」。
これが一番大きい。
レギュラークラスの選手がケガしたとき、残ってる選手の顔ぶれ見て、これじゃあ、打線寂しいな、って感じになってたでしょう、去年なんかは。
今年は、和田監督、逆にキャンプ・オープン戦から、誰を使おうかで悩んでると思うんですよ。
ある程度、レギュラー陣は決まってるので、決めやすいかなとは思うんですけども、もし何かがあった時に、コイツ使おう、アイツ使おう、っていう選択肢が増えたんじゃないかなと。
伊藤隼太選手なんか、使いたいですよ、レギュラーで。
今年1年使ったら、そこそこ成績残すんじゃないかっていう選手が、控えてる。
他にも若い選手たちが非常に、ここ数年なかったくらい、成長してきてるなというのを感じるので、いい成績を期待できるんじゃないかなと思うんですけども。
 
 
 
今岡誠:
僕は藤波は何勝するかとか、どれくらいやれるとかね、そういう小さな枠組みではない、重要な戦力だと思ってます。
甲子園で春・夏連覇なんて、できないですよ。
力があってもそれだけではできない。
力以上の、ツキとか、まあいろんな要素がないと。
今年に関して言えば藤波は10勝しようが、5勝に終わろうが…たとえ0勝でもね、彼がベンチにいるだけでいいんです。
彼がベンチにいるかいないかで、全然ベンチの空気が違うんです。
周りも彼がいることで、負けててもマイナスイメージの記事より、希望の記事を書くことが増えると思うんですね。
彼を下(2軍)に落とすとチームの成績もガクッと下がると思いますよ。
「まだ高校生の体だから、今年はしたでゆっくり育てたほうがいい」っていう人もいますけどもね、今までだってそうやってゆっくり育ててきて、誰か育ちましたか?
「ゆっくり育てる」で育ったためしがない。
彼くらいになるとね、1年目からローテに入れて、あとは「ちゃんと育て」と祈るだけでいい。
試合が一番彼を育ててくれます。
高卒の体だとか、そういうカテゴリーを外して、1軍ベンチにいるだけで大戦力なんだと。
結果がダメでも強制的に使い続ける。
彼はそういう選手です。
監督がどれだけ我慢できるか。
彼の為を思って2軍で、というのはマイナスです。
チームにも藤波にも。
藤波がいなくなったとたんチームは負のスパイラルに入る。
 
 
西岡と福留が補強選手として入団しましたが、西岡は自分のことを補強選手とは思ってませんね。
彼はメジャーで「ダメだ」と烙印を押された選手です。
だから彼にとって、今季タイガースでのプレーは、選手生命を賭けたものになるはずです。
そういう目で彼を見てると、きっと面白いんじゃないでしょうか。
プレーしてるあいだも、そうでないときも、そういう彼の必死さが伝わると思います。
 
 
監督の力で優勝できるなんてことはありません。
たとえば、名将と言われた野村さんでもタイガースで3年連続最下位でした。
和田監督が今年優勝するかどうか、それは何人の選手が和田監督を胴上げしたいと思うかでしょう。
僕は星野監督と、岡田監督を何としても胴上げしたいと思いました。
そしてこの手で胴上げしました。
 
 
 

Viewing all articles
Browse latest Browse all 2520

Trending Articles