どの解説者も、判で押したように、セの優勝は巨人…(笑)。
連中の開幕前の予想が毎年当たらないのは、前年の成績をそのまま鵜呑みに検討するから。
そしたら、誰だって去年勝ったチームが一番に見えるだろう。
だが、実績を積んだ一流選手ならまだしも、1年だけの好成績なんか、それほど信用できるもんなのか?
仲田幸司も1年だけならスゴかったぞ。
去年活躍した選手(とくに投手)が軒並み、去年同様の成績を収めるなんて、それができたら超一流、200勝投手続出だ。
なのに、去年と同じ活躍をすることを前提に予想する解説者たち。
それがキャンプ、オープン戦を見てのものなら、活躍しなかったとき、「その目は節穴」と言われてもしょうがないだろう。
前年優勝チームの主力選手の疲労度は、例年以上のものだろうし、
とくに今季の巨人の場合、WBCにも随分選手を出してた。
タイガースも抑えは不安だが、巨人の抑えはどうなんだ。
巨人の4番はどうだ。
ケガなく1年やれるのか?
高橋とか、谷はどうだ?
とかなんとかいってみても…
OP戦の成績を見ても、巨人に死角は見えにくい。
タイガースは大補強したが、
そのプラス・マイナスはフタを開けてみねばわからない。
久保の抑えなんか、ゴールデンウィークまでもつかさえ危うい。
それでも、なぜか今季は期待が持てるのはなぜだろう…根拠もなく(笑)。
さあ、いよいよ開幕だ。
西岡、大和の1、2番が躍動
デイリー2013年3月29日阪神打線が開幕戦で破壊力を見せ付けた。17安打で9点を奪い、ヤクルトを圧倒した。光ったのは西岡と大和の1、2番コンビ。まず切り込み隊長の西岡は初回に中前打で出塁して先制のホームを踏むと、二回には中前打、七回には右翼へ2点適時打。移籍1年目の開幕戦で、存在感を示した。敵地・神宮球場に詰め掛けた阪神ファンの声援のすさまじさに「押しつぶされそうになりました」と本音を漏らした。だが、結果を出すことで、重圧をはね除けた。「ファンの皆さんに受け入れてもらって、本当によかった」と胸をなで下ろした。そして大和は4安打の固め打ち。チャンスメークだけではなく、3‐3の六回には勝ち越しの左前打を放つ勝負強さを見せた。インタビューでは「できすぎです」と緊張の面持ちだったが、西岡は「頼りになる2番バッターが後ろにいる」と絶賛した。また新加入の福留は五回に中前適時打。新井は七回に代打で登場し、右翼へ適時二塁打を放った。先発したメッセンジャーは6回3失点で、65年のバッキー以来、48年ぶりとなる外国人投手の開幕戦白星を手にした。コンラッド「猛突進」が虎の猛爆呼んだ
阪神の新外国人選手、コンラッドの“猛突進”が、終盤の乱れ打ちを誘発した。1打席目、2打席目とヤクルト先発・館山の変化球にタイミングが合わずに連続三振に倒れたが、同点に追いつかれた六回裏、先頭打者で2番手・平井の141キロ速球を右翼線へ運んだ。来日3打席目での初安打の後、一死二、三塁の場面。三塁走者として西岡の二ゴロを見るや猛然と本塁へ突進。ショルダータックルで捕手・中村を吹っ飛ばした。完全なアウトだったが、この闘志が続く大和の勝ち越し遊内野安打を呼んだ。阪神は六回、福留の加点打の後、七回にも3点を加え、さらに八回にはコンラッド自身2本目となる左翼線二塁打を放つなど2点を追加。17安打9得点でヤクルトを突き放した。自身は打点こそつかなかったが、七番に座る新助っ人の闘志は、他球団の脅威になりそうだ。
西岡大和の1,2番は今シーズンの希望―― 。
その躍動感を早速初回から見せてもらえた。
福留の5回のタイムリーに頼れる5番の予感
同点にされてすぐの次の回、大和、勝ち越しタイムリー内野安打。
92年東京ドームでの亀山のど派手デビューを思い出した。
暗黒時代の一筋の光明だった亀新フィーバー。
まさかの優勝争いに興奮した、たった1年の奇跡。
代打・新井兄の風に救われたタイムリーも、勝利の女神を呼び込んだ、西岡・大和の躍動感が吹かせたもの。
去年好投しても勝ちがつかなかったメッセンジャーにも1勝を計上し、
最初が肝心の両外国人野手も調子づかせた。
西岡もいるし福留もいるが、
ワタシはとくに2番センター・大和に注目したい。
打力優先の13年度版タイガース打線だが、
守備のスキルはむしろアップ!