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阪神0-0巨人=延長十二回規定により引き分け、2回戦、阪神1勝1分、10日、甲子園)/史上初

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スタン、首脳陣の不安一掃「好守に感謝デス」

先発した阪神・スタンリッジは7回を4安打無失点。
首脳陣の不安を一掃する好投を見せた。
「いいボールを投げられたと思う。西岡のプレーと福留のスローに感謝している」。
バックの好守に助けられる場面もあったが、最速150キロの直球を軸に巨人打線を封じ込めた。
阿部は3打数無安打1三振と抑え込んだ。
これで2010年7月に安打を許したのを最後に21打席連続で無安打だ。

 

虎将絶賛!AFKプラスK、執念の0封リレー

重厚なハーモニーを奏でた。
福原-久保-安藤-加藤。
それぞれが重ねてきた経験をつなげ「0」を並べた。
スタンリッジのバトンを受け、先陣を切ってリリーフに向かった36歳の福原が、22球オール直球で押しまくった。
「全部直球? 結果的にね。藤井(彰)のサイン通り。(走者を出しても)次の打者、次の打者、それだけです」
 
寒風吹きすさぶ、4月とは思えぬ甲子園で助っ人右腕が7回無失点の熱投。
その熱をそのまま、手渡しでつないだ。
まずは八回先頭で迎えた代打・石井を直球でファウルさせて追い込むと、7球目の低め直球で見逃し三振。
続く長野も初球の直球で詰まらせて中飛に斬った。
走者を出しても、なおも押す。
連打され、阿部を敬遠気味に歩かせると好調の村田にも真っすぐを投じた。
初球147キロで見逃しストライク。
2球目の高め145キロで力のない中飛に打ち取った。
全22球直球。最速149キロ。
ベテランが見せた力勝負に、聖地はドッと沸いた。
 
守護神の久保は九回に登場だ。
5日の広島戦(マツダ)で4回を投げて以来のマウンドで、3人斬り。
「これがずっと続けば手応えになる」と周囲を安心させた。
 
十、十一回は安藤だ。
一歩も引けない延長で、百戦錬磨の右腕が光った。
四球は出したが2回を0封。
「ゼロで良かった。それが仕事なんで。(2イニング目は)それは頭にあった」と胸を張った。
十二回は加藤が締めた。
前日の能見の完封と合わせて、21回連続G打線0封の完成だ。
 
和田監督は「スタンリッジもよかったし、そのあとのリリーフ陣もよく投げた。きのう、きょうと1点も取られていないわけだから」と称えた。
リリーフの4人で計137歳。
平均年齢34・25歳のAFKプラスKが虎の屋台骨を支える。
福原は「ジェイソン(スタンリッジ)も粘っていたし、僕たちが『0』で抑えれば負けないので」と話した。
耐えられないようなツラく長い夜でも、この男たちがいる。
 

西岡美技連発!虎、強打Gを21回連続0封

今年は甲子園では負けん!! 
阪神は巨人と70年ぶりとなる延長十二回スコアレスドロー。
西岡剛内野手(28)が美技2発で投手をもり立てれば、福留孝介外野手(35)が強肩発動。
藤井彰人捕手(36)も好リードで巨人を2試合連続ゼロ封と沈黙させた。
 
延長十二回死闘ドロー、4時間14分。
どれだけ攻められても、ホームプレートに鉄のシャッターを設置した。
西岡が福留が藤井彰が死にものぐるいで守った。
西岡が2度飛んだ。
「先頭だったので捕れてよかったです」
0-0で迎えた延長十一回の守り。
先頭打者の阿部が放った二塁後方への小フライを無我夢中で追った。
背走しながらグラブを差し出し、捕球。勢いのまま芝生の上に転がった。
抜けていれば、試合の流れが巨人に傾く場面だった。
マウンド上の4番手・安藤が何度も手をたたいた。
 
美技はこれだけじゃなかった。
六回二死走者なしの場面でも阿部の一、二塁間を破りそうな鋭いゴロに横っ飛び。
立ち上がると華麗に一塁へ送球した。
軽やかな身のこなしでファインプレーを連発。巨人の攻撃を寸断した。
 
カクテル光線を浴びながら、牛若丸のように躍動する西岡に福留も負けていなかった。
七回一死。6番・ボウカーが右翼線に放った当たりに強肩発動。
矢を射るような送球を放ち、ワンバウンドで打者走者の二進を阻止した。
「たまたま走っていたので勝負した」。
マートンが右翼を守っていた昨年までなら二塁打確実の危機を救った。
 
無傷の7連勝で甲子園に乗り込んできた巨人に前夜は完封勝ち。
この日は引き分けで21イニング連続で「0」。
甲子園ではまだ1点も相手に与えていないことになる。
 
新加入の2人の派手なプレーに隠れているが、連夜の殊勲甲は藤井彰。
能見を完封させた好リードがこの日も冴えた。
一番いい球を見抜き、スタンリッジ、福原には直球を多投させた。
5投手をリードして2試合無失点。
配球については来週の再戦を見越して「ノーコメントで。いろいろ考えていることは考えている」と話すにとどめ「投手がよく投げてくれた。粘ってくれた」と汗をぬぐった。
 
昨季は伝統の一戦で5勝15敗4分けと惨敗。
見せ場も作れず、独走を許した。
今年は初対戦で生まれ変わったことを証明。
宿敵と五分の勝負ができる。
 
西岡は「引き分けでも悔しい。アウェーだと引き分けは勝ちに等しいけど、ホームやから。勝てなかったことが悔しいです」と話した。
今季4度目のマルチ安打を放ったが、納得していない。
鉄壁の守りで阪神戦前までは1試合平均4・6点を奪っていた強力打線を沈黙させた。
和田監督は「1点もとられていないわけだから」と虎のカテラチオ完成に手応えを感じた。
11日の第3戦こそ虎の意地をみせる。
 

 

総得点12球団最少…虎将「打線の奮起あるのみ」

阪神は好機を生かせずスコアレスドローに終わった。
勝ちきれなかったのか、負けなかったのか―― 。
二者択一の問いに和田監督は答えなかった。
疲労感にじむ様子は、明らかに前者。
停滞が続く打線に、ゲキを飛ばした。
「お互いに一回しかチャンスらしいチャンスはなかった。打線の奮起あるのみ。それ以外ない」
 
指揮官が振り返った唯一の好機は一回一死二、三塁。
マートン、福留が杉内の前に、それぞれ三直、空振り三振に倒れた。
巨人の4度を上回る計5度の得点機を作ったが、ことごとくあと1本が出ない。
水谷チーフ打撃コーチは「杉内を打てんかったということ」と相手投手を持ち上げたが、ここぞの場面での虎戦士の淡泊さも目立った。
 
これで今季10試合で4度目の無得点試合。
総得点「26」は12球団最少となった。
昨季悩まされた貧打解消へ西岡、福留、コンラッドと大型補強を敢行したが、いまだ眠ったままだ。
打者に発奮をうながした和田監督は「投手陣が踏ん張っているだけに、あした何とか点を取って勝ち越したい。4カード目だから、そろそろ勝ち越したい」ともう一度ハッパをかけて会見を打ち切った。
11日のカード最終戦へと気持ちを入れた。春眠をこれ以上むさぼるわけにはいかない。
 
 
伝統の一戦史上初の延長0-0の引き分けなそうな。
いい投手は早々打てない。
打線これからは水谷の手腕次第。
個人的には、西岡や福留やコンラッドといった個々より、ワタシは水谷効果を期待してる。
こういうとき、去年は無策だった。
というか、何かやっても空回りで、有田ヘッドの暴言が示したように焦燥感だけが先走ってた。
黒田ヘッドには期待してないが、水谷なら何か考えると思う。

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