売春は“暗黙の了解”
橋下徹問題で話題の「飛田新地」とは?ダ・ヴィンチ電子ナビ 6月5日(水)橋下徹・維新の会共同代表による「慰安婦は必要」発言に端を発し開かれた日本外国特派員協会での会見。その際、イタリア人記者からの質問に答えるかたちで、橋下が弁護士時代に大阪の歓楽街である飛田新地の組合の顧問弁護士を担当していたことを認め、話題となった。橋下は「それは“料理”組合、(中略)料理組合自体は違法ではありません」と説明したが、その後、ジャーナリストの田中龍作からは「飛田が売春の街であることは、大阪のませた中学生なら誰でも知っている」と追及の声も。橋下は取り合わなかったが、しかし、多くの人は「飛田とは一体どんなところなのか?」と気になったはず。飛田新地というのは、大阪市西成区にある「色街」で、「約160軒の店が軒をつらねている」。店の中には客引きのおばさんと、派手な照明に照らされた女性が鎮座。客として入店した男性たちの発言によると、その2階の部屋で女性と“本番行為”を行っているようだ。これらの店は「料亭」として登録されており、その組合が、橋下が顧問弁護士を務めていた「飛田新地料理組合」というわけだ。これは風俗店じゃないの? と疑問をもつ人もいると思うが、表向きはあくまで「料亭」。…「曳き手おばさんの言う“にいちゃん、遊んで行ってや”の“遊び”とは、料亭の中で、ホステスさんとお茶やビールを飲むこと」。「その中で、偶然にも“ホステス”さんとお客が“恋愛”に陥る。恋愛は個人の自由。恋愛がセックスに発展することもあるが、それは決して売春ではない」というシステムであるらしい。地元の警察も取材に対し、料亭の2階で何が行われているかは「察しがつく」と言い、「被害者からの通報がないと我々は動けない」と述べるなど、もはや警察との間でも“暗黙の了解”になっているようだ。もともと飛田は、明治から続く遊郭だった。が、1947年(昭和22)に廃娼令が施行され、「赤線」と呼ばれる「警察が地域を限って許した売春地域」に。1958年(昭和33)には売春防止法が完全施行されるが、その後、飛田は紆余曲折を経て、現在の「料亭」システムを考案したという。…飛田で生きる経営者や料亭で働く女性、客引きのおばさんなど、さまざまな人々…そこから見えてくるのは「貧困の連鎖」である。遊郭や赤線時代には、女性たちは家族の借金などの事情から身売りされてきたが、いまは「他の職業を選択することができないために」この地で働いているという。他の職業を選ぶことができないのは「連鎖する貧困」に抗えないから。「抗うためのベースとなる家庭教育、学校教育、社会教育が欠落した中に、育たざるを得なかった」…。飛田は“異界”でも“特殊な地域”でもなく、わたしたちが生活するこの社会の、紛れもなく地続きにある場所なのだ。
橋下徹さんへ ― 風俗嬢からの反論
Hunter2013年5月22日旧日本軍の従軍慰安婦をめぐる暴論を、沖縄の問題にすり替えた橋下徹・日本維新の会共同代表。……怒りが収まらないのは、米軍の世話をしろと言われたも同然の沖縄の風俗嬢である。HUNTERに「沖縄の風俗嬢」と名乗る方からのご意見メールが届いた。本名はもちろん、勤め先の店名や源氏名まで教えてくれた。十分に真剣さが伝わってくる。「(一連の発言を)沖縄のためにやってるなんて冗談じゃない。自分の間違いを沖縄に押し付けるのは筋違いでしょ。だれも沖縄のことを橋下に頼んだりしていないよ。話をごまかして、自分を守りたいだけでさ、ホントは沖縄のことや風俗のことなんか何も分かってない。米軍だけが悪いから性犯罪が多いんじゃなくてさ、基地がほとんど沖縄にあるのが問題なんじゃないの?分かってないよね。
私は風俗嬢だよ。ハッキリそう書いてね。アメリカ人のお客さんも来るから、お相手しますよ。でも国のためとか、米軍のためにやってるんじゃない。仕事がなくても沖縄に居たいから、仕方なく風俗やってる娘は多いんだよ。橋下から命令されるいわれもないよね。女を下に見てるんだろうね。
一番こいつ(橋下)がバカだと思うのは、批判されて『慰安婦制度は認められない』なんて格好つけるくせに、じつは米軍の司令官に『風俗を使え』と言ってたこと。それって、沖縄の風俗嬢に米軍の“慰安”をやれってことでしょ。米軍の性欲解消に沖縄の風俗嬢を差し出してるわけで、昔の従軍慰安婦と同じことよね。矛盾してる。
自分の間違いに気付かないのもみっともないけど、きちんと謝らないのが頭にくる。何様のつもりか知らないけど、(沖縄には)二度と来るなと書いて欲しい」。同感である。的を射ている。≪ サルメラ: フーゾクで金貰ってる方のご意見がコレですか(笑)。矛盾はどっち?このコメントを読み返してみれば、誰でもわかる(笑)。
橋下氏が唐突に言い始めた「国際スタンダード」がいかなるものか分からないが、少なくとも軍事行動を遂行するためには女性の犠牲が必要だと決め付けた橋下氏の発言が、国際社会で容認されるとは思えない。≪ サルメラ: 女性の犠牲が必要と決めつけた? 誰が?根本が間違ってるから、全部が絵空事になる。今回の橋下発言を批判するのは間違っていない。しかし、批判する側が事実をちゃんと把握できてないから信ずるに足りず、となる。……従軍慰安婦問題に関する発言が慎重になった自民党に対し、「ビビった」と不良のような表現で噛み付いた橋下氏は、何度も「保守気取りの政治家」という表現を使っている。どうやら橋下氏は、かつての日本の蛮行を正当化するのが保守だと思い込んでいるようだが、これは間違いだ。保守勢力が守るべきは、正しい伝統や文化なのだ。生前、大阪をこよなく愛した作家の司馬遼太郎氏は、『名こそ惜しけれ』という武士道の精神こそが、世界に通用する価値観であると説いた。保守勢力に限らず、この国が守るべきものとは、国際社会に誇れる日本固有の精神――「恥を知る」ということだ。多くの国民が思っている。“橋下さん、恥を知りなさい”――と。
橋下徹氏の発言を西川史子、ミッツらが批判
「芯にあるものが露呈した」Modelpress 2013-05-19従軍慰安婦問題や米軍の風俗活用をめぐる発言が物議をかもしている日本維新の会の共同代表・橋下徹大阪市長について、19日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)でタレントの西川史子、ミッツ・マングローブらが不快感をあらわにした。西川が「政治家が言う発言は普段思っていること。『女を活用すればいい』という言い方に私は不快感を覚えましたし、色々言い訳をしてますけど『メディアが悪い』というのは逆ギレですからね。政治家として足りないと思います」と怒りをぶつける一方で、同じく意見を求められたミッツも「芯にあるものが露呈しましたね」とコメント。「男の本能にあぐらをかいて、その傲慢さが招いたのが慰安婦制度。生物的なものじゃなくて心情的、道徳的なものの中でこの問題がずっと言われてきているのに、またそれでこんな男の本能を振りかざして立ち戻っていて、バカだなぁと思うんですよね。しかも政治家ですからね」とバッサリ切り捨てた。
デッドロックに陥った橋下徹
未来検索ガジェット通信 2013年5月20日今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。橋下徹の言ってる主張を成り立たせるには3つの区分けが必要となる。A) 強制慰安婦
B) 非強制慰安婦
C) 合法風俗韓国に対しては、A)であれB)であれ、苦痛を味あわせたのだから謝罪すべきだといい、アメリアかに対してはB)なのだから、日本だけ責めるのはおかしいと抗議する。C)に従事している女性は本人の自由意志なのだから、苦痛ではないということらしい。従来日本が行なってきた主張はA)とB)の区別だけだ。サービス内容には立ち入らない、というより立ち入れない。どこまでが苦痛を伴わないサービスなのかなど、定義できないだろう。ところが橋下徹は境界線変えようとした。ただそれだけなら「とにかく謝罪」という凡百の親韓政治家と同じで、橋下徹が特に目立つことはなかった。しかし彼も自分でそれだとアピール度が足りないと思い、斬新な提案、すなわちC)を導入した。確かに大胆というか無謀。前代未聞。B)とC)を区別する普遍的な境界はないと思うのだが、橋下徹は日本の法律を拠り所にした。日本で合法なサービスならいいだろう、と。B)は非合法だからだめなのだ、苦痛を与えたのだ、という理屈のようだ。でもB)も当時は合法だったと思うんだけどね。≪ サルメラ: 合法だったか、どうか、そこは元々論点にしてない。合法・非合法の境界は国によって違うし、日本の国内でも時代によって変わる。それを絶対的な基準として、フーゾクをアメリカ軍に勧めた点が、橋下徹の最大の問題だと思うのだよね。だから日本のマスコミはもちろんのこと、海外でも理解が得られず大騒ぎになった。性風俗産業に限らず、たいていの仕事は苦痛だ。つまり苦痛の有無というのは客観的な基準にならないということ。≪ サルメラ: そこは失言(笑)。無理やり売春させられたのと、他の仕事を一緒にしてる、と、あえて揚げ足取りましょう(笑)。誰でも、思ってることと裏腹なことを言ってしまうときがある。しかし、政治家は許してもらえない、ということだ。それをエラそうに批判してて、自分も言い方違えてどうする(笑)。政治家じゃないから大丈夫なんだろうけど。橋下徹は彼なりにすべてを両立するいい理屈を考えついたつもりなのだろうけれど、詭弁にしか受け取られず、結果的に右からも左からも叩かれることになった。橋下徹慰安婦発言、
テリー伊藤「慰安婦抑えると一般人に危害」
2013.05.19テレビ番組『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演するテレビプロデューサー・テリー伊藤は、橋下市長の発言の真意について、次のように語った。「沖縄の件に関してこの言葉だけが言われてますけど、橋下さんが沖縄の(米国)指令官に会って、『素人の女子高校生がレイプされたりして、この問題についてどう思ってんだ?』(と聞いた)。指令官が、『ボーリングとかキャンプファイヤー、バーベキューなどで、性のあれ(犯罪)をなくすように色々と努力してきた』と言ったので、橋下さんが、『いやいや、そんなんで、なくなるわけないでしょ。バーベキューやキャンプファイヤーと違うもんだろと』(と言い)、その時に橋下さんは風俗という言葉を使ったんですよ。新宿に行けばいろんな風俗があって、合法的なものもある。アメリカっていうのは、建前上は『ない』ということが前提にあるから、こういうかたちになると思う」「橋下さんも大反対なんですよ、慰安婦。ただ実際問題として慰安婦を抑えたとしたら、一般の人に危害が加わるということがリアルにあるんですね。例えば、日本がアメリカに戦争で負け、GHQ(対日占領政策の実施機関)は当時の日本に対して、慰安婦、売春を用意しないと、一般の日本の素人さんがレイプされるからといって用意した。朝鮮戦争、ベトナム戦争もそう、アメリカも実はそういうことをやっていた事実もあるんですよ。それを彼らは今の段階で『まったくやってません』と。だから、みんな知ってるんだけど、橋下さんがここで言う必要も実はなかった。ただ、橋下さんはそれを言いたかったんだと思う。日本だけが悪者になるのは違うっていう。橋下さんの言い方は批判されるけども。ただこういうことは政治家としては成立しない。そこは彼の性格だよね」また、これら一連の発言を受け、米国政府は「言語道断であり、不快」と声明を発表している。
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大阪都抗争黎明編)/タブーをエラそうにのたまわすマスコミ矛盾
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